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Unformatted text preview: 学部・研究科等の現況調査表 研 究 平成20年6月 茨城大学 目 1.人文学部・人文科学研究科 2.教育学部・教育学研究科 3.理学部 4.工学部 5.理工学研究科 6.農学部・農学研究科 次 1-1 2-1 3-1 4-1 5-1 6-1 茨城大学人文学部・人文科学研究科 1 .人文学部・人文科学研究科 Ⅰ 人文学部・人文科学研究科の研究目的と特徴・1-2 Ⅱ 分析項目ごとの水準の判断 ・・・・・・・・1-4 分析項目Ⅰ ・・・・・・・1-4 分析項目Ⅱ Ⅲ 研究活動の状況 研究成果の状況 ・・・・・・・1-8 質の向上度の判断 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 - 10 -1-1- 茨城大学人文学部・人文科学研究科 Ⅰ 人文学部・人文科学研究科の研究目的と特徴 1.人文学部・人文科学研究科の研究目的 (1)人文学部の研究目的 人文学部には、学部の理念があり、以下の通りに定められている。 「複雑化・多様化する現代社会においては、その諸現象と構造の本質を的確に把握し、そ れを通して人間性についての深い理解、既成の観念にとらわれない幅広い視野と柔軟な思 考力を備えた人材が求められています。そのような社会的要請に応えるために、人文学部 では、人文・社会科学・コミュニケーションの諸科学に関わる専門性を高めるとともに、 幅広く深い教養及び総合的な判断力を培い、豊かな人間性を涵養することを目的としてい ます。 」 上記は、人文学部で学ぶ学生を念頭に置いた人材の育成・教育についての理念を述べた ものである。直接に人文学部の研究目的については述べられていないが、当然のことなが ら上記の育成・教育の基盤となる研究活動を行なうことが求められているものと判断され る。 (2)人文科学研究科の研究目的 人文科学研究科では教育研究目的を大 学 院 人 文 科 学 研 究 科 規 則 第 2 条 に以下の通り に定めている。 「人文科学研究科では、ひろく文化と社会の進展に寄与するために、人間の文化と現代社 会が直面する学術的政策的諸課題に関する研究を行ない、そこから得られる専門知識の教 授をとおして、社会の中核を担い、文化と社会の持続的発展のために貢献しうる人材、す なわち諸課題の解明へ向けての研究・調査・分析能力等をもち、判断力・洞察力・実践力 等を備えた高度専門職業人の育成を図る。 」 上記からすれば、人文科学研究科の研究目的は、第2条前段「ひろく文化と社会の進展 に寄与するために、人間の文化と現代社会が直面する学術的政策的諸課題に関する研究を 行なう」ことに求められる。 2.人文学部・人文科学研究科における研究の特徴 (1)全体的特徴 人文学部における研究についての特徴点は、人文科学、社会科学の多彩な研究領域をカ バーしている点にある。人文学部がカバーする研究領域は、教員の所属組織たる「領域」 と し て 区 分 さ れ る 。 領 域 」は 、以 下 の と お り 。① 心 理 学 ・ 歴 史 学 ・ 言 語 学 領 域 、② 文 学 ・ 「 哲学領域、③メディア文化・異文化コミュニケーション領域、④社会学領域、⑤法学・政 治学領域、⑥経済学・経営学領域、⑦日本語教育学領域、⑧外国語教育学領域。 (2) 文系学問」としての特徴 「 人文学部・人文科学研究科における研究は、殆どが所謂「文系学問」である。研究の進 め方は、文献研究、フィールドワークや調査、実験など彩である。研究成果は、典型的 には著書や論文と言った①著述の形をとっている点が特徴である。他には、②研究発表・ 報告や学術シンポジウムなどの著述の形によらない研究成果の出力が挙げられる。また、 ③言論・文化面での諸活動も研究に裏打ちされたものであるから、出力の特徴の一つであ る。 -1-2- 茨城大学人文学部・人文科学研究科 [想定する関係者とその期待] 想定される関係者は、①人文科学、社会科学の多彩な研究領域に渡るそれぞれの学界・ 学会および各研究機関、②人文科学、社会科学の多彩な研究領域における成果を期待する 企業・行政機関をはじめとする各種組織、③高校生およびその父兄を含む一般市民と地域 社会、④国家および日本国民、⑤人類社会そのものである。 期待されることは、①学界・学会からは、当該の学問専門分野の発展に寄与すること、 また、各研究機関からは、連携・協力と当該の学問専門分野の発展に寄与すること、②企 業・行政機関をはじめとする各種組織からは、研究成果に基づく貢献と連携・協力を提供 すること、③高校生およびその父兄を含む一般市民と地域社会からは、研究成果に基づく 教育(大学および大学外教育と生涯教育・教養的教育の提供を含む)と地域課題への取り 組みや政策提言などの提供をすること、④国家および日本国民からは、国の高等教育機関 としてふさわしい研究水準を維持し、研究成果の社会還元・社会貢献とともに研究成果に 裏打ちされた高等教育を行うこと、⑤人類社会からは、人類の共有財産たる知識の発展に 対し、人文科学・社会科学の研究成果をもって貢献すること、である。 -1-3- 茨城大学人文学部・人文科学研究科 Ⅱ 分析項目Ⅰ 分析項目ごとの水準の判断 分析項目Ⅰ 研究活動の状況 (1 )観 点 ご と の 分 析 観点1-1-1 研究活動の実施状況 (観 点 に 係 る 状 況 ) 人文学部・人文科学研究科の研究活動の実施状況について、①科学研究費補助金及び受 託研究等の状況、②論文などの発行状況、③言論・文化面での活動の各点から整理する。 1.科学研究費補助金及び受託研究等の状況 1 -1 . 科 学 研 究 費 補 助 金 人文学部・人文科学研究科所属教員による科学研究費補助金の申請・採択・交付状況は 以下の通りである。 (1)申請件数及び採択件数 平 成 16~ 19 年 度 に お け る 申 請 ・ 採 択 件 数 及 び 採 択 率 は 、 資 料 1-1-1-1 に 示 す 通 り で あ る。科学研究費補助金については、①「申請・採択のための説明会・相談会」を年2回開 催、 採択者による説明会を開催、 採択された申請書を閲覧できる仕組みを整備、 ど、 ② ③ な 学部として構成員の申請を促す積極的な取り組みを強化している。この取り組みもあり、 科 学 研 究 費 補 助 金 へ の 申 請 は 活 発 な も の と な っ て お り 申 請 件 数 の 推 移 は 33、 ( 45、 35、 50、 申 請 率 の 推 移 は 27.27、39.47、33.02、46.30) 、採 択 率 も 平 成 17 年 度 や や 下 が っ た も の の 上 昇 し て き て い る ( 採 択 率 の 推 移 は 48.48、 37.78、 54.29、 58.00) 。 ( 資 料 1-1-1-1:科 学 研 究 費 補 助 金 平 成 16~ 19 年 度 に お け る 申 請・採 択 件 数 及 び 採 択 率 ) 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 申請件数 新規 20 36 24 33 継続 11 9 11 17 合計 33 45 35 50 現員数* 121 114 106 108 申請率(%) 新規 16.53 31.58 22.64 30.56 継続 9.09 7.89 10.38 15.74 合計 27.27 39.47 33.02 46.30 採択件数 新規 5 8 8 12 継続 11 9 11 17 合計 16 17 19 29 採択率(%) 新規 25.00 22.22 33.33 36.36 継続 100.00 100.00 100.00 100.00 合計 48.48 37.78 54.29 58.00 *現員数は各年度 5 月 1 日現在。 (出典:人文学部総務係調査資料より) (2)交付額 交 付 額 に つ い て は 、 資 料 1-1-1-2 に 示 す 通 り で あ る 。 こ ち ら も 平 成 17・ 18 年 度 や や 下 が っ た も の の 平 成 19 年 度 に 大 幅 な 上 昇 を 果 た し て い る 交 付 額 指 数 の 推 移 は 100、 ( 81.39、 96.21、 166.67) 。 -1-4- 茨城大学人文学部・人文科学研究科 分析項目Ⅰ ( 資 料 1-1-1-2: 科 学 研 究 費 補 助 金 平 成 16~ 19 年 度 に お け る 交 付 額 ) 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 交付額 新規 7,400 13,700 10,490 20,330 (間接経費含む) 継続 20,860 9,300 16,700 26,770 (千円) 合計 28,260 23,000 27,190 47,100 平 成 16 年 度 を 新規 100 185.14 141.76 274.73 100 と し た と 継続 100 44.58 80.01 128.33 きの指数 合計 100 81.39 96.21 166.67 (出典:人文学部総務係調査資料より) 1 -2 . 受 託 研 究 等 人文学部・人文科学研究科所属教員による受託研究等の獲得状況は以下の通りである。 (1)受託研究 平 成 16~ 19 年 度 に お け る 件 数 は 、資 料 1-1-1-3 に 示 す 通 り で あ る 。法 人 化 以 降 、件 数 ・ 受 託 金 額 が 増 加 し 、 発 化 し て い る 。 に 平 成 18 年 度 は 、 件 4,207,550 円 と 水 準 が 高 く 、 活 特 3 平 成 20 年 度 の さ ら な る 上 昇 が 期 待 で き る 。 ( 資 料 1-1-1-3: 平 成 16~ 19 年 度 に お け る 受 託 研 究 の 件 数 及 び 金 額 ) 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 受託件数 0 1 3 1 金額 0 525,000 4,207,550 686,910 (出典:人文学部総務係調査資料より) (2)共同研究 平 成 16~ 19 年 度 に お け る 件 数 は 、資 料 1-1-1-4 に 示 す 通 り で あ る 。件 数 は 変 化 な い が 、 特に参加教員数の伸びに注目されたい。共同研究が人文学部において活発化している証左 である。 ( 資 料 1-1-1-4: 平 成 16~ 19 年 度 に お け る 共 同 研 究 の 件 数 及 び 金 額 ) 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 件数 0 1 1 1 金額 0 1,050,000 1,200,000 1,200,000 参加教員数 0 1 9 10 (出典:人文学部総務係調査資料より) (3)寄付金 研 究 活 動 に 対 す る 寄 付 金 の 状 況 は 、資 料 1-1-1-5 に 示 す 通 り で あ る 。法 人 化 以 降 、件 数 ・ 金 額 が 増 加 し て お り 、 活 発 化 し て い る 。 平 成 20 年 度 の さ ら な る 上 昇 が 期 待 で き る 。 -1-5- 茨城大学人文学部・人文科学研究科 分析項目Ⅰ ( 資 料 1-1-1-5: 平 成 16~ 19 年 度 に お け る 寄 付 金 の 件 数 及 び 金 額 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 件数 3 0 1 4 金額 2,700,000 0 1,400,000 4,300,000 (出典:人文学部総務係調査資料より) な お 、 上 記 、 受 託 研 究 等 の 状 況 の 詳 細 は 、 資 料 1-1-1-6 を 参 照 さ れ た い 。 ( 資 料 1-1-1-6: 受 託 研 究 ・ 共 同 研 究 ・ 寄 付 金 の 状 況 ) (1)受託研究 年 17 研究経費 委託先 研究題目 (株) たちなかテクノセ ひ 消 費 者( エ ン ド ユ ー ザ ー )の 視 点 で ンター の消臭剤の販売戦略 度 18 茨城県 18 鹿嶋市 19 カシマサッカースタジアム駅周辺 鹿嶋市 18 (円) 鹿嶋市 地区土地利用構想研究 茨城県の観光消費に係る経済波及 効果関する研究 新鹿嶋市総合計画後期基本計画策 定補助業務 525,000 2,971,500 500,000 736050 含間接経費 鹿島アントラーズホームゲームの 観戦客増員へ向けた実態把握調査 686,910 業務 研究期間 H17.12.1~ H18.2.28 H18.6.6~ 19.2.28 H18.10.31 ~ H19.3.15 H18.9.12~ 19.2.28 H20.1.15~ 20.3.19 担当教員 鎌田彰仁 斎藤義則 田中泉 帯刀治 帯刀治 (2)共同研究 年 共同研究先 度 17 水戸市 18 常陸大宮市 (円) 研究期間 担当教員 実績なし 18 研究経費 研究題目 19 水戸市水道事業経営の基盤強化に 関する共同研究 常陸大宮市森を活かしたまちづく り 常陸大宮市森を活かしたまちづく 常陸大宮市 り (3)寄付金 年 寄付者 度 17 実 績 な し 18 19 19 19 19 寄附目的又は研究等の題目 水戸信用金庫 茨城大学人文学部における地域金 理事長 西野一郎 融論に関する教育研究助成として 電気通信普及財団 電子行政の成熟度評価モデルに関 理事長 する調査研究 稲村公望 (財)日中医学協会 人 文・コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 学 研 究 助 理事長 成 森岡恭彦 (財)旭硝子財団 理事長 瀬谷 博道 ( 財 )J F E 2 1 世 紀 財 団 理事長 數土 文夫 1,050,000 1,200,000 1,200,000 寄付金額 (円) H18.4.3~ 19.3.30 H18.11.1~ 19.3.31 H19.5.15~ 20.3.31 担当教員等 1,400,000 斉藤典夫、 西 野由希子他 7名 斉藤典夫、 西 野由希子他 8名 備考 人文学部 1,100,000 後藤玲子 後藤玲子 特別研究員 500,000 真柳誠 受入にかか る寄附 学術研究のため 1,200,000 東 佳史 1,500,000 真柳誠 漢字文化圏古医籍の定量的比較研 究-各国伝統医学が共有可能な歴 史観の確立 (出典:人文学部総務係調査資料より) -1-6- 茨城大学人文学部・人文科学研究科 分析項目Ⅰ 2.論文等の状況 人 文 学 部 所 属 教 員 の 論 文 発 行 状 況 は 、 資 料 1-1-1-7 に 示 す 通 り で あ る 。 著 書 ・ 論 文 数 共 に 継 続 的 水 準 を 保 っ て い る 。 員 一 人 当 た り 論 文 数 で 年 間 約 1.33~ 1.76 の 水 準 が 維 持 さ れ 、 教 平 成 16 年 度 ~ 18 年 度 の 4 カ 年 で 著 書 ・ 論 文 計 808 点 が 研 究 成 果 と し て 出 力 さ れ て い る 点 に注目されたい。 (資料 1-1-1-7:平成 16~19 年度における人文学部教員の研究業績 著書・論文・受賞数) 年度 現員数 著書 1人当た 論文 1 人 当 た 著 書・論 1 人 当 た り 受賞 り著書数 り論文数 文計 著書・論文 16 121 45 0.37 161 1.33 206 1.70 6 17 114 39 0.34 176 1.54 215 1.89 2 18 106 31 0.29 187 1.76 218 2.06 3 19 108 23 0.27 146 1.35 169 1.56 2 合計 449 138 0.31 670 1.49 808 1.80 13 (出典:茨城大学研究者情報データベースより抽出) 3.言論・文化面での活動 人文学部・人文科学研究科の特徴の一つに研究に基づく言論・文化面での活動がある。 これは、 域社会へ向けての研究成果の還元であり、 た、 究を通じた社会貢献である。 地 ま 研 活 動 は 、 資 料 1-1-1-8 に 示 す 通 り で あ る 。 新 聞 記 事 本 数 の 15、 26、 73、 104 の 推 移 に も あ るように、法人化以降、非常に活発化していることが見て取れる。 ( 資 料 1-1-1-8: 平 成 16~ 19 年 度 に お け る 言 論 ・ 文 化 面 で の 活 動 状 況 等 ) 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 新聞記事本数 15 26 73 104 NHK茨城県域デジタル テレビ放送における関連 番組本数 データなし 4 13 5 (出典:人文学部総務係調査資料より) 観点1-1-2 大学共同利用機関、 学の共同利用機能を有す附置研究所及 大 び研究施設においては、共同利用・共同研究の実施状況 (観 点 に 係 る 状 況 ) ※該当なし ( 2 )分 析 項 目 の 水 準 及 び そ の 判 断 理 由 ( 水 準 )期 待 さ れ る 水 準 を 上 回 る 。 (判 断 理 由 ) 科学研究費補助金への申請は活発なものとなっており、採択率も上昇してきている(資 料 1-1-1-1:科 学 研 究 費 補 助 金 平 成 16~ 19 年 度 に お け る 申 請・採 択 件 数 及 び 採 択 率 、 P1-4、 資 料 1-1-1-2: 科 学 研 究 費 補 助 金 平 成 16~ 19 年 度 に お け る 交 付 額 、 P1-5) 法 人 化 以 降 、 。 共 同 研 究・受 託 研 究 な ど に 積 極 的 に 取 り 組 ん で い る( 資 料 1-1-1-3:平 成 16~ 19 年 度 に お け る 受 託 研 究 の 件 数 及 び 金 額 、P1-5、資 料 1-1-1-4:平 成 16~ 19 年 度 に お け る 共 同 研 究 の 件数及び金額、 P1-5、 料 1-1-1-5 資 :平 成 16~ 19 年 度 に お け る 寄 付 金 の 件 数 及 び 金 額 、 P1-6) 。 ま た 、 人 文 学 部 所 属 教 員 の 論 文 発 行 状 況 は 、 教 員 一 人 当 た り 論 文 数 で 年 間 1.33~ 1.76 -1-7- 茨城大学人文学部・人文科学研究科 分析項目Ⅰ.Ⅱ の 水 準 が 維 持 さ れ 、 4 カ 年 で 著 書 ・ 論 文 計 808 点 が 研 究 成 果 と し て 生 み 出 さ れ て い る ( 資 料 1-1-1-7 :平 成 16~ 19 年 度 に お け る 人 文 学 部 教 員 の 研 究 業 績 著 書・論 文・受 賞 数 、 P1-7) 。 言 論 ・ 文 化 面 で の 活 動 に つ い て も 法 人 化 以 降 、 活 発 化 し て い る ( 資 料 1-1-1-8: 平 成 16~ 19 年 度 に お け る 言 論 ・ 文 化 面 で の 活 動 状 況 等 、 P1-7) 。 上記の成果は、中規模地方大学の学部としては高いレベルの成果であり、期待を上回る 水準と判断できる。 分析項目Ⅱ 研究成果の状況 (1 )観 点 ご と の 分 析 観 点 1 - 2 - 1 研 究 成 果 の 状 況 (大 学 共 同 利 用 機 関 、 大 学 の 全 国 共 同 利 用 機 能 を 有 す る 附 置 研 究 所 及 び 研 究 施 設 に お い て は 、共 同 利 用・共 同 研 究 の 成 果 の状況を含めること。) (観 点 に 係 る 状 況 ) 人 文 学 部 所 属 教 員 は 、 4 カ 年 で 著 書 ・ 論 文 計 約 800 点 を 研 究 成 果 と し て 出 力 し 、 学 会 賞 等 の 受 賞 点 数 も 13 点 あ る 。著 書・論 文 の 中 か ら 、特 筆 す る べ き 成 果( S ま た は SS)と し て 22 件 を 取 り 上 げ た ( 人 文 学 部 研 究 業 績 説 明 書 Ⅱ 表 ) そ れ ら の 内 訳 は 、 学 術 的 に 高 い 評 価 。 を 得 て い る も の 17 件 ( S11、 SS6) 社 会 的 に イ ン パ ク ト を 与 え て い る も の 6 件 ( S4、 SS1) 、 である。これらは、人文学部の研究レベルの高さを示すものである。 以 下 、 特 に SS と 判 断 さ れ た 業 績 に つ い て 具 体 的 に 説 明 す る 。 ① 藤 原 貞 朗 准 教 授 に よ る 翻 訳 、ダ リ オ ・ ガ ン ボ ー ニ 著『 潜 在 的 イ メ ー ジ 』三 元 社( 平 成 18 年 ) は 、 Dario Gamboni, P otential Images の 全 訳 で あ る 。 著 者 ガ ン ボ ー ニ 氏 は 欧 米 で 注 目される近代美術史の専門家である。本訳書は、日本で初めて氏の著作物を訳したもので あり、例えば、批評家として定評のある高山宏氏が「これだけの精神史としての美術史を 読めるのは実に久々のこと」で「快挙」であり、訳文および索引にも「拍手」と、絶賛す る な ど ( 紀 伊 国 屋 書 店 「 書 評 空 間 」 2007 年 11 月 30 日 ) 高 い 評 価 が な さ れ て い る 。 、 ② 藤 原 貞 朗 準 教 授 に る 単 著 論 文 、« L ’ Extrême-Orient d’ Henri Focillon », L a Vie des fromes ; Henri Focillon et les arts ,Institut national d’ histoire de l’ art, Paris, pp.241-247. 平 成 16 年 ) 、 ラ ン ス 国 立 美 術 史 研 究 所 が 発 行 し た 本 書 に 日 本 か ら 唯 一 、 ( はフ フォシヨン研究者として寄稿したもの(依頼原稿)である。現在、フランスの美術史学界 では美術史学史の再検討が盛んに行われているが、藤原准教授はその先駆的な研究を行っ た ひ と り と 評 価 さ れ 、 H.Focillon, Hokusai, reedition, Fage Edition, 2005.な ど に こ の 論文が引用されている。 ③ 磯 田 道 史 准 教 授 に よ る 著 書 ( 単 著 書 ) 殿 様 の 通 信 簿 』 朝 日 新 聞 ( 平 成 18 年 ) は 、 書 物 『 『 土 芥 寇 讐 記 』 東 京 大 学 史 料 編 纂 所 所 蔵 本 )を も と に 、近 世 大 名 の 実 態 を 描 い た 史 伝 文 学 ( である。版を重ねてすでに8万部をこえ、歴史書のベストセラーとなっている。 ④ 真 柳 誠 教 授 の 書 誌 デ ー タ ( 単 著 ) 「 故 宮 博 物 院 所 蔵 の 医 薬 古 典 籍 (37)完 」 漢 方 の 臨 床 』 、 『 54、 2、 pp.357-364( 平 成 19 年 ) は 、 台 北 故 宮 博 物 院 図 書 文 献 館 所 蔵 の 古 医 籍 約 400 点 の 悉皆調査に基づく書誌データであり、茨城大学ウェブ上でも公開されており、全世界から 大量に閲覧者が訪れている。これへのリンクや引用は国内のみならず、中国・台湾でも数 多い。 報告に基づく北京での講演は中国科学院の週間新聞に大きな記事として報道され、 本 中国ウェブ上にその転載が多数あり、大きな影響を与えている。 ⑤青山和夫教授による著書(単著書)『古代マヤ 石器の都市文明』京都大学学術出版会 、 ( 平 成 17 年 ) 、 代 か ら 現 代 ま で の マ ヤ 文 化 の 全 容 を 通 史 と し て 描 き あ げ る も の で あ り 、 は古 第 4 回( 平 成 19 年 度 )日 本 学 術 振 興 会 賞 と 日 本 学 士 院 学 術 奨 励 賞 を 受 賞 し た「 古 典 期 マ ヤ 人の日常生活と政治経済組織の研究」における主な著書の1つとして高い評価を受けてい る。 -1-8- 茨城大学人文学部・人文科学研究科分析項目Ⅱ ⑥ 青 山 和 夫 教 授 に よ る 単 著 論 文 、 Elite Artists and Craft Producers in Classic Maya Society : Lithic Evidence from Aguateca, Guatemala. Latin American Antiquity 1 8(1),pp.13-26.( 平 成 19 年 ) は 、 ア メ リ カ 考 古 学 協 会 が 刊 行 す る 世 界 で 最 も 権 威 の あ る ラ テ ン ア メ リ カ 考 古 学 の 専 門 学 術 雑 誌 Latin American Antiquity の 巻 頭 論 文 で あ る 。 同 教 授 は 、第 4 回( 平 成 19 年 度 )日 本 学 術 振 興 会 賞 を 受 賞 し て お り( 古 代 ア メ リ カ 学 会 会 員 と して初の受賞) 本論文は受賞理由の中で「特に重要な論文」との評価をされている。 、 ⑦ 青 山 和 夫 教 授 に よ る 単 著 論 文 、 Classic Maya Warfare and Weapons: Spear, Dart, and Arrow Points of Aguateca and Copan. Ancient Mesoamerica 1 6(2),pp.291-304.( 平 成 17 年 度 ) は 、 Cambridge University Press が 刊 行 す る 世 界 で 最 も 権 威 の あ る 古 代 メ ソ ア メ リ カ 研 究 の 専 門 学 術 雑 誌 の Ancient Mesoamerica に 掲 載 さ れ た 論 文 で あ る 。 同 教 授 は 、 第 4 回( 平 成 19 年 度 )日 本 学 術 振 興 会 賞 を 受 賞 し て お り( 古 代 ア メ リ カ 学 会 会 員 と し て 初 の 受 賞) 本論文は受賞理由の中で「特に重要な論文」との評価をされている。 、 ⑧後藤玲子准教授による単著論文、 ”Capital-Skill Complementarity in the United States and Japan",in Osamu Sudoh ed. D igital Economy and Social Design , Springer-Verlag, pp.64-94.( 平 成 17 年 )は 、IT が 雇 用 に 及 ぼ す 影 響 を 扱 っ た も の で 、本 論 文 の 所 収 さ れ て いる著書はミュンヘン大学や東京大学で大学院講義テキストに使用されるとともに Springer-Verlag の World Best Seller2005 で 社 会 科 学 部 門 23 位 を 記 録 し 、 日 本 人 の 著 書 で は 唯 一 ト ッ プ 50 位 以 内 に ラ ン ク イ ン す る な ど 高 い 評 価 を 得 て い る 。 ( 2 )分 析 項 目 の 水 準 及 び そ の 判 断 理 由 ( 水 準 )期 待 さ れ る 水 準 を 上 回 る 。 (判 断 理 由 ) 人文学部所属教員による著書・論文は、量的な面でも良好な水準を維持しており、質的 に も 優 れ た 成 果 を 上 げ て い る 。と り わ け 、特 筆 す る べ き 成 果 22 件 の う ち の SS7 件 に み ら れ るように、 学術的に国際水準の高い評価」を得ているもの、 研究に裏打ちされた史伝文 「 「 学として社会的に高い評価」得ているものが成果として複数生み出されている。 上記は、人文学部所属教員が関わる人文科学、社会科学の多彩な研究領域において、期 待されている研究成果を着実にあげており、その基盤の上に、国際水準の成果が幾つも生 み出されているものと判断できる。総合的にみて、中規模地方大学の学部としては高いレ ベルの成果であり、期待を上回る水準である。 -1-9- 茨城大学人文学部・人文科学研究科 Ⅲ 質の向上度の判断 ① 事 例 1 「 常 陸 大 宮 市 と の 共 同 研 究 」 (分 析 項 目 Ⅰ ) (質 の 向 上 が あ っ た と 判 断 す る 取 組 ) 人 文 学 部 で は 法 人 化 以 降 、 共 同 研 究 ・ 受 託 研 究 に 力 を 入 れ て い る ( 資 料 1-1-1-6: 受 託 研 究 ・ 共 同 研 究 ・ 寄 付 金 の 状 況 、 P1-6) 平 成 18 年 に 学 部 と 連 携 協 定 を 結 ん だ 常 陸 大 宮 市 。 との間で「新生常陸大宮市地域振興調査研究会」を設立し、人文学部から9名の教員が参 加して同市との共同研究「常陸大宮市――森を活かしたまちづくり」を開始した。人文学 部では共同研究方式は初めてのことであるが地域の人材育成にも貢献するよう5回協議会 を 開 催 し 、 平 成 19 年 2 月 協 議 会 は シ ン ポ ジ ウ ム の 形 へ と 進 化 し た 。 19 年 度 に は 「 森 を 活 かしたまちづくり協議会」を3回開催し、9月には「男女共同参画講座」を3回実施して 市民憲章の制定にも協力している。上記は、研究に裏打ちされた法人化以降の積極的取組 みの好例である。 ② 事 例 2 「 地 域 史 シ ン ポ ジ ウ ム の 開 催 」 (分 析 項 目 Ⅰ ) (質 の 向 上 が あ っ た と 判 断 す る 取 組 ) 人 文 学 部 で は 、 歴 史 ・ 文 化 遺 産 に 関 す る 地 域 史 シ ン ポ ジ ウ ム を 平 成 18 年 度 以 降 、 毎 年 開 催 し て い る 。平 成 18 年 に は「 茨 城 の 時 代 精 神 」シ ン ポ ジ ウ ム を 行 い 、幕 末 か ら 近 代 に 至 る 茨 城 の 歴 史 と 文 化 を 市 民 に 分 か り や す く 伝 え 、 成 19 年 度 は 北 関 東 の 武 士 も の の ふ ) 平 「 ( たち―新しい中世武士団のイメージ」をテーマに地域史シンポジウムを開催し、高度な内 容 で あ っ た が 多 数 の 参 加 者 が あ っ た ( 資 料 3-1: 地 域 史 シ ン ポ ジ ウ ム 開 催 状 況 ) 上 記 は 、 。 研究に裏打ちされた法人化以降の積極的取組みの好例である。 ( 資 料 3-1: 地 域 史 シ ン ポ ジ ウ ム 開 催 状 況 日 時 2 0.2.02 行 事 「茨城の時代精神」 時 間 場 所 主 催 14:00~ 共通教育棟2 人文学部地域連携委 16:00 号 館 46 番 教 室 員 会 、近 代 茨 城 地 域 史 研究会(協賛)、茨城 大学人文学部史学専 攻会(協賛) 1 9.12.09 「 北 関 東 の 武 士( も の の ふ ) 11:00~ 理 学 部 インタビュ 人文学部、以下後援、 たち―新しい中世武士団の ースタジオ 五浦美術文化研究所、 17:00 イメージ」 茨 城 県 立 歴 史 館 、茨 城 中 世 史 研 究 会 、茨 城 大 学中世史研究会 (出典:人文学部総務係調査資料より) ③ 事 例 3 「 古 典 期 マ ヤ 人 の 日 常 生 活 と 政 治 経 済 組 織 の 研 究 」 (分 析 項 目 Ⅱ ) (質 の 向 上 が あ っ た と 判 断 す る 取 組 ) 青 山 和 夫 教 授 は 、国 際 的 な 舞 台 で 活 躍 し て い る マ ヤ 文 明 学 の 日 本 人 考 古 学 者 の 1 人 で あ り 、 特 に マ ヤ 石 器 の 使 用 痕 研 究 の 第 一 人 者 と し て 国 内 外 で 著 名 で あ る 。 平 成 19 年 に その「古典期マヤ人の日常生活と政治経済組織の研究」が評価され、第4回日本学術振興 会 賞 と 日 本 学 士 院 学 術 奨 励 賞 を 受 賞 し て い る( 人 文 学 部 研 究 業 績 説 明 書 Ⅱ 表 に お け る SS3 件 は こ の 研 究 を 構 成 す る 研 究 成 果 で あ る ) 本 学 教 員 と し て は 初 め て の 受 賞 で あ り 、人 文 。 学部の研究水準の高さを示す証左となっている。青山教授は、ホンジュラスの世界遺 産 コ パ ン 遺 跡 、ラ・エ ン トラ ー ダ 地 域 、 マ ヤ低 地 の ポ ン ペ イ 」と し て 名 高 い グ ア テ マ 「 ラのアグアテカ遺跡、セイバル遺跡などで国際共同研究を行い、出土した石器に残る 微細な傷跡(使用痕)を高倍率の金属顕微鏡を使って分析し、そのデータを既存の知 -1-10- 茨城大学人文学部・人文科学研究科 見と重ね合わせて、古典期マヤ国家における石器の交換網、日常生活や手工業生産の 実態、政治経済組織、国家の盛衰と戦争の関わりなどについて、新たな知見を提示し てきた。同教授の研究により、マヤ文明が、石器を主要利器とする発達した都市文明 であったことが、具体的データに基づいて解明されつつあり、今後さらなる研究の進 展が期待される。また、青山教授の研究の学部学生および一般への等への紹介・還元 の 取 り 組 み と し て 平 成 19 年 度 に 人 文 学 部 主 催 の 講 演 会 が 開 催 さ れ て い る ( 資 料 3-2: 。 青山教授受賞記念後援会) ( 資 料 3-2: 青 山 教 授 受 賞 記 念 後 援 会 ) 日 時 2 0.2.02 行 事 時 間 場 所 主 催 13:00~ 地域総合研究 人文学部国際関係専攻 賞記念講演 15:00 所3F 研修室 会 青山先生日本学術振興会 13:00~ 人 文 学 部 13 番 人文学部 賞・日本学士院学術奨励賞 2 0.3.19 青山先生日本学術振興会受 13:30 教室 受賞記念講演 (出典:人文学部総務係調査資料より) ③ 事 例 4 「 日 本 近 世 史 研 究 」 (分 析 項 目 Ⅱ ) (質 の 向 上 が あ っ た と 判 断 す る 取 組 ) 磯田道史准教授は、近世初頭から幕末維新期にかけての日本史研究者である。 殿様の 『 通 信 簿 』朝 日 新 聞( 平 成 18 年 )な ど 、史 料 に 基 づ く 実 証 的 な 評 伝・史 伝 文 学 等 の 執 筆 に お 東 い て も 著 名 で あ る 。 在 、 田 准 教 授 を 中 心 に 、 海 村 域 の 古 文 書 刊 行 事 業 が 行 わ れ て い る( 平 現 磯 成 20 年 刊 行 予 定 ) 。研 究 成 果 に 基 く 社 会 貢 献 の 好 例 で あ る 。ま た 、磯 田 准 教 授 は 著 述 の み な ら ず、メディアを通じた言論・文化面での活躍も活性化させている。磯田准教授の研究活動 は、人文学部の研究水準の高さを示す証左となっている。 -1-11- 整理番号 15 - 1 学部・研究科等を代表する優れた研究業績リスト(Ⅰ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 1.学部・研究科等の目的に沿った研究業績の選定の判定基準(200字以内)  人文学部・人文科学研究科における研究業績は、通常は著述によって出力される形になっている。選定に 当っては、①著書、②学術論文、③その他(翻訳、事典の編纂など)から、卓越ないし優秀なものを選んだ。 なお、①学術的意義、②社会、経済、文化的意義の双方には優劣をつけず等しく重視している。 2.選定した研究業績リスト 研究業績の分析結果 重複して選定した研究業績 No 細目 番号 研究業績名 15 1 1001 「発言者割り当て方式を採用した電子掲示 板によるコミュニティ形成支援―コミュニ ティ・インキュベータの概念および実践利 用-」、メディア教育研究 学術的 意義 社会、経 業績番号 済、文化 (他の組織) 的意義 1602 S 15 1 1002 「相対主義の貧困―『テアイテトス』169d- 2801 171d」『ギリシャ哲学セミナー論集』 S 15 1 1003 「アリストテレスにおける理性と自己 知」、『ヘーゲル哲学研究』 2801 S 15 1 1004 ダリオ・ガンボーニ著『潜在的イメー ジ』、三元社 2806 SS 15 1 1005 « L’Extrême-Orient d’Henri Focillon », La Vie des fromes ; Henri Focillon et les arts, Institut national d’histoire de l’ art, Paris 2806 SS 15 1 1006 A Grammar of Lamaholot, Eastern Indonesia:The Morphology and Syntax of the Lewoingu Dialect, LINCOM EUROPA, Languages of the World/Materials 467 Muenchen, Germany 3001 S 15 1 1007 『国民国家形成期の地域社会-近代茨城地 域史の諸相-』、岩田書店 3102 S 15 1 1008 『殿様の通信簿』、朝日新聞社 3102 SS 15 1 1009 『もうひとつの川中島合戦 紀州本「川中 島合戦図屏風」の発見』、洋泉社 3102 S 1 ページ 業績番号 共同利 (重点的に 用 等 取り組む 領域) 研究業績の分析結果 重複して選定した研究業績 No 細目 番号 研究業績名 学術的 意義 15 1 1010 「故宮博物院所蔵の医薬古典籍(37)完」、 『漢方の臨床』 3103 SS 15 1 1011 ”Colonial City, Space and Women”, Japanese Journal of Human Geography 3201 S 15 1 1012 『古代マヤ 石器の都市文明』、京都大学 学術出版会 3301 SS 15 1 1013 Elite Artists and Craft Producers in Classic Maya Society:Lithic Evidence from Aguateca, Guatemala. Latin American Antiquity 3301 SS 15 1 1014 Classic Maya Warfare and Weapons: Spear, Dart, and Arrow Points of Aguateca and Copan. Ancient Mesoamerica 3301 SS 15 1 1015 『労働六法2005年』、旬報社 3404 15 1 1016 ”Political Science in Japan",European Political Science 3501 S 15 1 1017 『食・農・環境の経済学』、七つ森書館 3604 S 15 1 1018 『協同組合入門』、創森社 3604 15 1 1019 ”Capital-Skill Complementarity in the United States and Japan",Osamu Sudoh ed. Digital Economy and Social Design, Springer-Verlag 3605 SS 15 1 1020 「地域密着を可能にする仕組みとは~米銀 数の30%を占めるSコーポ銀の分析から ~」、『証券経済研究』 3606 S 15 1 1021 バーバラ・ロゴフ著『文化的営みとしての 発達』、新曜社 3902 S 15 1 1022 「小学生による生活環境の点検・評価から みた防災避難対策の課題―子供が安心して 暮らせる地域システムの再構築に向け ―」、茨城大学地域総合研究所『東海村原 子力防災対策と地域社会』 5302 社会、経 業績番号 済、文化 的意義 (他の組織) 1023 1024 1025 2 ページ S S S 業績番号 共同利 (重点的に 用 等 取り組む 領域) 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1001 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 科学教育・教育工学 細目番号 1602 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 鈴木栄幸・舟生日出男 (共著論文) 「発言者割り当て方式を採用した電子掲示板によるコミュニティ形成支援―コミュニティ・インキュベータの 概念および実践利用-」 『メディア教育研究』Vol. 2, No.1, pp.71-80.2005 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 学習者による議論が停滞・停止するのを防止する手法を提案し、その方式を組み込んだ電子掲示板システムの開 発・評価をおこなった。学生の対面議論場面の観察をとおして議論の停滞がどのように構成されるのかを明らかに し、その結果に基づいて、ターンを自動的にアサインする「質問バケツリレー方式」を提案した。この方式を組み 込んだ電子掲示板システムを開発し、実際の授業において運用し、一定の効果を確認した。問題点も把握した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、メディア教育開発センターが発行する論文誌『メディア教育研究』に掲載された査読付き論文(3 名 匿名査読)である。同センターは、日本の教育工学研究をリードする組織で、 『メディア教育研究』は教育工学研 究の世界で高い評価を受けている。発行部数は約 6000 部で、全国の高等教育機関に配布され、Web サイトで世界に 向けて公開されている。2005 年におけるこの論文誌の採択率は 28%であった。また、本論文を構成する研究は、電 気通信普及財団研究助成「相互行為の理論を応用した知的探求コミュニティの形成支援」 (2003 年)および科学研 究費補助金萌芽研究「質問バケツリレー方式を取り入れた電子掲示板による知的探求コミュニティの形成支援」 (2003 年-2005 年)の支援を得て実施したもので、外部競争資金の獲得という事実は、この研究に対する社会的期 待の高さを示すものと言える。この研究から派生した成果を、査読付き国際会議において発表している(2005 年、1 件) 。なお、この研究は鈴木栄幸(第一位著者)の茨城大学人文学部における授業改善も目的の一つとしており、 研究成果は、当該授業の改善に役立てられている。 1 業績番号(学部研究科等) 15-1-1002 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 哲学 細目番号 2801 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 渡辺邦夫 (単著論文) 「相対主義の貧困―『テアイテトス』169d-171d」 『ギリシャ哲学セミナー論集』3 号、pp.1‐14.2006 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) プラトン『テアイテトス』で古来解釈論争を呼んだ、プロタゴラスの相対主義批判のもっとも中心的な議論を解 釈し、相対主義はその立場を述べようとすると同時に自分の立場を自分で掘り崩すような「自己論駁性」がある、 とするプラトンの主張を、対話的な制約の考慮という新しい観点から擁護しようとした。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 入不二基義氏の現代的相対主義に対し反相対主義を論じた論文。 ギリシャ哲学セミナーは中堅以上研究者の招聘 発表を旨とし、発表者が翌年3月発行論集に質疑応答成果を取り入れる条件で寄稿したもの。同セミナー「会員連 絡」(セミナー代表が執筆。①北大名誉教授田中享英氏、②東大教授山本巍氏)には以下の記述がある。①「ことし の主題研究はふたたびプラトンに戻り、後期の「知識論」の大作に挑みます。第一報告者の渡辺氏は昨年、ちくま 学芸文庫から『テアイテトス』新訳を世に問われたばかりですので、その成果を含めて、会場での活発な討論を期 待したいと存じます。第二報告者は、今回ゲストとしてお招きしました入不二基義氏で、 『相対主義の極北』のご 著書があり、 古代ギリシャから現代のデイヴィドソンやマクダガートに至る長いパースペクティヴで相対論に取り 組んでおられます。 」②「第 9 回セミナーは…、東洋大学で開催し、…今回の主題は「プラトンの『テアイテトス』 」 で、渡辺邦夫、入不二基義、田坂さつき、今井知正の 4 氏にご発表をお願いしました。知識をめぐるプラトンの悪 戦苦闘を、われわれ自身の知への道にすることができた発表と質疑応答でした。 」 2 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1003 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 哲学 細目番号 2801 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 渡辺邦夫 (単著論文) 「アリストテレスにおける理性と自己知」 『ヘーゲル哲学研究』13 号、pp.149‐158.2007 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) アリストテレス『デ・アニマ』解釈を示し、知性的同一指定(identification)の問題として理性論の叙述を理 解しようと試みた論文。同一指定能力の修得は知覚の上に可能であり人間独自の知性の境域をも示す。アリストテ レスはここから人間の生物的特質を説明したと解釈する。特に『デ・アニマ』第三巻五章の「能動理性」『形而上 、 学』第九巻十章の「虚偽のない真」の両方の伝統的解釈問題を一挙解決しようとした。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本稿は日本ヘーゲル学会 2006 年 12 月シンポジウム「ヘーゲルとアリストテレス『デ・アニマ』 」に、同学会外 から『デ・アニマ』専門家としてゲストに招かれて行った報告を依頼原稿論文として学会誌に載せたもの。従来は ヘーゲル研究と新プラトン主義研究の連携は強かったが、 新プラトン主義をさかのぼってアリストテレスとの関連 について共同研究したいという同学会の意向に答えた。 報告は他に学会員の九州大学細川亮一氏と横浜国立大学伊 藤功氏。 司会を務めた同学会理事・法政大学山口誠一氏のシンポジウム討論報告は、 同誌 169-172 頁に載っており、 アリストテレスのテキストのヘーゲルによる読解に関して筆者の発言が権威として引用されている(170 頁上段) ほか、セッションとして、アリストテレス主義者とヘーゲル主義者との対話の様子が描かれている。本稿抜き刷り を送った『デ・アニマ』翻訳者で同書研究の日本における権威である京都大学中畑正志氏からは、 「能動理性につ いては手をつけていないが、この取り組みは参考になる」との私信をいただいた。 3 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1004 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 哲学 細目番号 2806 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 藤原貞朗 (翻訳) ダリオ・ガンボーニ著『潜在的イメージ』三元社、全 685 頁、2007 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5) その他 翻訳(単訳) ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 2002 年にイギリスのリアクションブックから刊行された Dario Gamboni, Potential Images の全訳。西洋美術 史における潜在的イメージの系譜を再構築した大著。翻訳書のために、著者による日本語のための「まえがき」 を新たに含めた。また、訳者あとがき(449-459 頁) 、参考図版(575-587 頁) 、索引(1-42 頁) 、参考文献一覧 (43―86 頁)も新たに作成して含めた。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 著者ダリオ・ガンボーニ氏はジュネーヴ大学教授で、欧米で注目される近代美術史の専門家であり、原書は欧米 各誌で取り上げられた。本訳書は、日本で初めてガンボーニ氏の著作物を訳したものである。出版社の三元社は、 専門的な美術書を刊行する数少ない出版社として定評がある。出版前の『NR 出版会新刊重版情報』 (No.2007-09) の巻頭頁に本書の紹介文が掲載されており、 出版社が期待する著作物である。 ウェブ上の紀伊国屋書店 「書評空間」 (2007 年 11 月 30 日、評者:高山宏) 、インターネット新聞『JanJan』の書評欄「今週の本棚」 (2007 年 12 月 21 日、評者:浅田彰)で大きく取り上げられた。特に批評家として定評のある高山氏は「これだけの精神史としての 美術史を読めるのは実に久々のこと」で「快挙」であり、訳文および索引にも「拍手」と、絶賛している。また、 後者でも、 「訳は英訳版とフランス語原稿を照合してなされ、更に英語版にない図版を巻末に補い、約 200 ページ の参考文献と人名・事項の索引をつけている。この作業で本書の学術文献としての価値は飛躍的に増大した。訳者 の労を多としたい」と評価されている。 4 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1005 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 哲学 細目番号 2806 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Sadao FUJIHARA(藤原貞朗) (単著論文) « L’Extrême-Orient d’Henri Focillon », La Vie des fromes ; Henri Focillon et les arts, Institut national d’histoire de l’art, Paris, pp.241-247. 2004 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5) その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) フランスを代表する美術史家アンリ・フォシヨンの極東芸術との関わりとその思想を分析したもの。従来、付随 的と考えられていたこの美術史家の極東芸術論が、彼の西洋美術史論のみならず、同時代の知的潮流にも棹差す重 要なものであることを明らかにした。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、フランスの国立美術史研究所が発行した本書に日本から唯一、フォシヨンの研究者として寄稿したも のである(依頼原稿) 。昨今、フランスの美術史学界では美術史学史の再検討が盛んに行われているが、藤原貞朗 (筆者)はその先駆的な研究を行ったひとりと評価され、H.Focillon, Hokusai, reedition, Fage Edition, 2005. などに、この論文が引用されている。 5 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1006 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 言語学 細目番号 3001 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Kunio Nishiyama(西山國雄) and Herman Kelen (共著論文) A Grammar of Lamaholot, Eastern Indonesia:The Morphology and Syntax of the Lewoingu Dialect, LINCOM EUROPA, Languages of the World/Materials 467 Muenchen, Germany 全 180 頁、2007 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 東インドネシアのフロレス島で話され、まだ解明が進んでいないラマホロト語の文法を、形態論と統語論を中心 に記述した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本書はドイツの出版社 LINCOM より Languages of the World/Materials のシリーズの1冊として出版されたもの。 このシリーズは世界の言語の中でまだよく知られていない言語の文法を世に広めることを目的としており、 出版さ れている専門文法書の数で世界最大のシリーズとされている(本書はその 467 番目に当たる) 。ラマホロト語の最 初の詳細な文法の記述を試みたのが本書であり、 等位構造内での一致現象という言語学上極めて珍しい新しい発見 が示されている。少数民族の言語の記述は、グローバル化が進む中で独自の文化と知性を維持継承する意味で、単 なる言語学の枠組みを超えて重要性を増している。本書は世界の言語学者のメーリングリストである LINGUIST List で紹介されており、アメリカ言語学会の機関誌 Language の新刊書リストにも掲載がある。他に海外の大学・ 研究機関の図書館の蔵書になっている。例えば、アジア研究の世界的権威であるハーバード大学やコーネル大学の 図書館を始め、オランダ、ドイツの図書館においても蔵書として採用されている。 6 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1007 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 史学 細目番号 3102 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 佐々木寛司 (編著) 『国民国家形成期の地域社会-近代茨城地域史の諸相-』岩田書店、全 263 頁、2004 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 日本における国民国家形成期たる19~20世紀初頭の茨城県域を対象として、 「国民国家形成期のイデオロギ ー」「国民国家形成期における地域秩序の動揺と再編」「資本主義確立期における地域経済の変容」を究明した近 、 、 代茨城地域史研究会の共同研究である。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 歴史学界のレフェリー制学会誌の一つである『史学雑誌』は、毎年5月号を前年度歴史学界の「回顧と展望」に 充て優れた論文を紹介している。本書は、同誌 2005 年 5 月号の近現代部門の「二 幕末・維新」と「五 経済」 の二分野で取り上げられ、 「二」では佐々木寛司執筆の収録論文の「地租改正期の地域社会」に対して「地域にお ける開化政策と地域住民との関連を通して過渡期の地域社会の実像に迫る」(155 頁)と評され、 「五」でも同論文を 取り上げ「改租時の紛議を通して過渡期における地域社会秩序の動揺と再編を描出」(169 頁)と評価している。ま た、本書全体に対しても「茨城県を事例にした共同研究である。経済のみならず政治や思想・文化など各領域の論 考がおさめられているが、こうした『交流』の成果として、地域経済と地域政策との関連や地域の政治的有力者に よる経済活動などが改めて注目を集めている」(同頁)との評価を得ている。この他に、本書はレフェリー制学会誌 『明治維新史研究』第1号(明治維新史学会編、2004 年 12 月)、 『茨城新聞』(2004 年 8 月 10 日号)にも取り上げら れ、一定の評価を得た。 7 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1008 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 史学 細目番号 3102 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 磯田道史 (単著書) 『殿様の通信簿』朝日新聞社、全 252 頁、2006 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 元禄時代の大名の評判をあつめた書物『土寇讐記』 (東京大学史料編纂所所蔵本)をもとに、近世大名の実態 を描いた史伝文学である。徳川光圀、浅野長矩、前田利家、前田利常、池田綱政、本多作左衛門などをとりあげ、 表御殿における藩政への関与のみならず、 奥御殿での生活の有様を具体的に叙述した。 近世初頭から中期にかけて、 天下泰平のなかで、大名家の気風が次第に変化していくさまに特に注目した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある S:当該分野において、優秀な水準にある 2)社会、経済、文化的意義 ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本書は、まず学術面では、東京大学大学院准教授・加藤陽子氏から『文藝春秋』2006年8月号で、歴史の精 密な実証と文学的な表現を高く評価するとの書評を得ている。また、元神戸大学教授の野口武彦氏が朝日新聞(平 成 18 年 7 月 16 日) の書評面で 「著者は史料の文字列を視覚化して、 歴史の動画を立ち上げて見せる特技がある (中 略)著者の博捜は徹底していて(中略)しっかりウラを取っている。いちばん精彩を放っているのは、 「加賀百万 石」と称される金沢藩の三代藩主、前田利常の物語(中略) 」とするなど、歴史学・文芸評論の双方から評価され ている。また、社会的、文化的にも本書の影響は大きい。研究者の書いた一般書にもかかわらず、版を重ねてすで に 8 万部をこえ、歴史書のベストセラーとなっている。また、落語家の立川志らく氏が『週刊文春』06年 7 月 20 日号で「この本を原作に大河ドラマを」と書評し、文化放送のラジオ番組などでも紹介されるなど、電波メディア にも応用されている。本書は、徳川光圀や浅野長矩についての新しい歴史観を日本人に提起しており、卓越した研 究業績として評価できる。 8 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1009 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 史学 細目番号 3102 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 高橋修 (単著書) 『もうひとつの川中島合戦 紀州本「川中島合戦図屏風」の発見』洋泉社、全 196 頁、2007 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 紀州本「川中島合戦図屏風」の図像を読み解くことから、その製作の背後にあった有力大名と軍学者の思惑を紡 ぎ出していく構成をとる。まず紀州本屏風の謙信・信玄一騎打ちが、通説とは異なる図像であることに注目し、そ の典拠が『北越軍記』であることを突き止める。同書の作者を紀州藩の軍学者・宇佐美定祐に比定し、実は上杉家 とは無関係だった彼と父勝興が、偽家系や偽文書を創り出しつつ御三家・紀州徳川頼宣に仕官するまでのいきさつ を考証する。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある S:当該分野において、優秀な水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本書において明らかにした事実、関連する調査で発見した資料は、高橋修(著者)が企画委員として参画してい る NHK・NHK プロモーション他主催の大河ドラマ特別展「風林火山 信玄・謙信、そして伝説の軍師」展(会場 山 梨県立博物館、新潟県立歴史博物館、大阪歴史博物館)において、広く一般に紹介・公開された。高橋修は同展図 録の監修にもあたり(NHK・NHK プロモーション編集・発行、239 頁、2007 年) 、この展図録には高橋修が執筆した 論文「謙信・信玄と『風林火山』の時代」 (共著、6-13)「 、『甲陽軍鑑』と山本勘助」 (178-181、単著) 、作品解説 (186-232 うち 33 件分)も収録されている。なお、本書については、新聞・雑誌における記事として、①『読売新 聞』2007 年 3 月 23 日朝刊「文化」欄に「異説『川中島屏風』なぜ作られたか」の特集記事、②『フジサンケイ ビ ジネスアイ』2007 年 4 月 28 日の「ほん」欄に紹介、③『サライ』2007 年 5 月 3 日号に紹介、がそれぞれある。 9 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1010 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 史学 細目番号 3103 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 真柳誠 (単著:書誌データ) 「故宮博物院所蔵の医薬古典籍(37)完」 『漢方の臨床』54、2、pp.357-364.2007 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5) その他 (単著:書誌データ) ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 当報告は台北故宮博物院図書文献館所蔵の古医籍約 400 点の悉皆調査に基づく書誌データで、 上記の東亜医学協 会学術誌に 2002 年 1 月の 49 巻 1 号より 37 回に亘り連載を続けて完結した。これら古医籍の大多数は江戸幕府医 学館および幕府医官の旧藏で善本性に富む稀覯書だが、厖大かつ国外にあるため、従来は散発的な調査に止まって いた。その全貌と史料性を明らかにし得たことで、今後の研究利用にも貢献するだろう。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 当報告は、平成 15・16 年度科学研究費(特定領域研究(2)「東アジアにおける医薬書の流通と相互影響」 )及び 18 年度科学研究費(基盤研究(B)「中国古医籍が日・韓・越の伝統医学形成史に与えた影響の書誌学的研究」 )の成 果に基づくものである。全文を茨城大学ウェブ上で公開しており、全世界から大量に閲覧者が訪れている。これへ のリンクや引用は国内のみならず、中国・台湾でも数多い。本報告に基づく北京での講演は中国科学院の週間新聞 に大きな記事として報道され、中国ウェブ上にその転載が多数あり、影響の大きさが分かる。また、用いられてい る調査方式は現在、当方面の研究を志す若手研究者のモデルとなっており、彼らの科研費申請書にしばしば利用さ れている。 10 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1011 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 人文地理学 細目番号 3201 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 葉 倩瑋 (単著論文) Colonial City, Space and Women, Japanese Journal of Human Geography,57.6,pp.47-63.2005 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 本論文は、日本植民地統治下の台北における支配―被支配の関係を日常生活から明らかにし、人々がいかに植民 地主義と相対していたのかを論じたものである。特に台湾女性の日常生活に焦点をあて、植民地政策により公共空 間において人々が同化されていく中で、女性が家庭という私的空間においていかに「中国的生活文化」を保持し、 またそれがいかに植民地権力に対する‘抵抗’としての意義を持ったのかを実証的に明らかにした。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、 日本の地理学界における文化理論に関する近年の優れた研究成果を発信するという目的で編纂された 英文特集号’New Direction in cultural geography in Japan’への寄稿を編集委員会により招聘され執筆したも の。レフェリーによる査読付き論文である。平成 16 年度~17 年度科研費基盤研究(C) 「植民地における都市空間 形成とジェンダーの研究―台湾を事例としてー」の研究成果の一部である。刊行後、人文地理第 58 号第 3 号(2006 年)の『学界展望』において、 「重要な示唆をもつ」論文として評価されている(p.37) 。 11 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1012 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 文化人類学 細目番号 3301 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 青山和夫 (単著書) 『古代マヤ 石器の都市文明』京都大学学術出版会、全 341 頁、2005 年。 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 本書は、これまで筆者が執筆してきた著書や論文を修正加筆するとともに、最新の調査研究の諸成果を書き加え て、 マヤ文明の起源と発展、 およびその特徴を論じ、 古代から現代までのマヤ文化の全容を通史として描きあげる。 最新のマヤ文明観を提示し、それがマヤ文明に関する知識を得るだけでなく、現代マヤ人の歴史・文化伝統を理解 する上でも重要であることを明らかにする 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本書は、第 4 回(平成 19 年度)日本学術振興会賞と日本学士院学術奨励賞を受賞した「古典期マヤ人の日常生 活と政治経済組織の研究」における主な著書の1つである。また本書は、時間的・空間的に多様なマヤ文化の全容 を通史として描きあげた日本で初めての概説書であり、毎日新聞や日本経済新聞で紹介された。マヤ文明は、世界 の他の古代文明と同様に農耕を生業の基盤としながらも、 世界の他の古代文明と異なり石器を主要利器とする新石 器段階の技術と人力エネルギーの都市文明であった。筆者は、マヤ文明を人類史上で最も洗練された「究極の石器 の都市文明」と位置付ける。古代マヤ人は、結果的に、利器としての金属器、荷車、人や重い物を運ぶ大型の家畜 を必要とせずに都市を築き上げ、先スペイン期のメソアメリカだけでなく、南北アメリカ大陸において、文字、ゼ ロの概念を含む算術、暦、天文学を最も発達させたからである。そして本書は、旧大陸世界との交流なしに独自に 発展したマヤ文明を比較研究することによって、人類とは何か、文明とは何かについて、旧大陸の社会あるいは西 洋文明と接触後の社会の研究だけからは得られない人類学的知見を提供している。 12 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1013 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 文化人類学 細目番号 3301 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Aoyama, Kazuo (青山和夫) (単著論文) Elite Artists and Craft Producers in Classic Maya Society:Lithic Evidence from Aguateca, Guatemala. Latin American Antiquity 18(1),pp.13-26, 2007 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) グアテマラのアグアテカ遺跡出土の石器の分析を通じて、古典期マヤ支配層の手工業品生産を実証的に検証す る。発掘した全ての支配層住居跡から、美術品と実用品の半専業生産の証拠が見つかり、王族や宮廷人を含むアグ アテカの支配層の間で、手工業生産が広く行われていたことが明らかになった。マヤ支配層を構成したアグアテカ の男性と女性の工芸家は、異なった状況や必要性に柔軟に対応して複数の社会的役割を果たしたのである。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文(査読付き)は、世界最大の考古学学会であるアメリカ考古学協会(Society for American Archaeology) が刊行する世界で最も権威のあるラテンアメリカ考古学の専門学術雑誌 Latin American Antiquity の巻頭論文で ある。古典期マヤ文明を築き上げた人々の日常生活の様子や手工業生産に関して、発掘調査によって得られた実証 的な考古資料は少ない。アグアテカ遺跡から出土した遺物は、豊富な出土量と良好な保存状態ゆえに、理想的な考 古資料である。本研究は、高倍率の金属顕微鏡を用いた大量の石器の使用痕分析を取り入れた体系的な石器研究を グアテマラ考古学で初めて実施し、マヤ考古学で最大の石器の使用痕データの一つを構築したものである。本論文 は、Cambridge University Press の Ancient Mesoamerica 18(1) 2007 年およびグアテマラの Investigaciones Arqueologicas en Guatemala2008 年(印刷中)に引用されている。また、青山和夫はその「古典期マヤ人の日常生 活と政治経済組織の研究」により、第 4 回(平成 19 年度)日本学術振興会賞を受賞しており(古代アメリカ学会 会員として初の受賞) 、本論文は受賞理由の中で「特に重要な論文」との評価をされている。 13 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1014 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 文化人類学 細目番号 3301 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Aoyama, Kazuo (青山和夫) (単著論文) Classic Maya Warfare and Weapons: Spear, Dart, and Arrow Points of Aguateca and Copan. Ancient Mesoamerica 16(2),pp.291-304.2005 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) アグアテカ遺跡とコパン谷の戦争・抗争の証拠、とりわけ武器について詳しく論じる。アグアテカ王および支配層書記を兼 ねる工芸家は、戦士でもあった。大量の武器の存在は、他の状況証拠と共に、破壊的な戦争が、アグアテカにおける古典 期マヤ文明の衰退の直接の原因であったことを強く示唆する。更にコパン谷では、戦争・抗争が、古典期マヤ文明の発展と 衰退において従来考えられてきたよりも重要な役割を果たしたのである。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文(査読付き)は、Cambridge University Press が刊行する世界で最も権威のある古代メソアメリカ研究の 専門学術雑誌の Ancient Mesoamerica に掲載されたもの。古典期マヤ文明は戦争のない平和な文明と誤解され、今 日に至るまでマヤ文明の武器の体系的研究が欠如している。本論文は、青山和夫(筆者)が調査に従事してきたア グアテカ遺跡とコパン谷での戦争・抗争の証拠、とりわけ石槍と石刃鏃の機能と時間・空間分布について論じ、古 典期マヤ文明の戦争の性格と役割を実証的に考察したものである。石器の機能を実証的に研究するために、高倍率 の金属顕微鏡を用いた使用痕分析を行っている。アグアテカ遺跡の石器資料は、古典期マヤ貴族たちが所有してい た武器の種類等に関する貴重なデータを提供し、コパン谷の石器資料は前 1400 年から後 1100 年までの 2500 年間 に渡る武器の時間・空間分布の研究に大きく貢献した。また、青山和夫はその「古典期マヤ人の日常生活と政治経 済組織の研究」により、第 4 回(平成 19 年度)日本学術振興会賞を受賞しており(古代アメリカ学会会員として 初の受賞) 、本論文は受賞理由の中で「特に重要な論文」との評価をされている。 14 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1015 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 法学 細目番号 3404 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 石田眞・深谷信夫他 (編) 『労働六法 2005 年』旬報社、全 803 頁、2005 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 編著者 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 本書は、変容する現代日本の労働法制の全体の姿を多面的に映し出すことができるように編集されている。具体 的には、①労働法制の全体を網羅、②告示・指針など実務の指針を掲載、③憲法の全文を掲載、④労働法の解釈運 用に関係する刑法・民法など一般法の条文を掲載、⑤国際法・ILO条約などを掲載、⑥重要判例の事案と判旨を 紹介、⑦資料・図表の掲載、という類書のない特徴を持っている。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある S:当該分野において、優秀な水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) これまでに膨大な労働関係法規をまとめた法規集は存在していなかった。 現在も、 『労働関係法規集』 (労働政策・ 研修機構)は刊行されているが、労働法規の一部の主要法律が掲載されているにすぎない。大学の専門講義におい て、関係法規を印刷して配布しなければならない状況であった。このような中で、 『労働六法』と銘打った本書は、 文字通りの労働関係法規集としての内容を持つものとして関係者からの評価が高い。 労働関係法規は膨大であると はいえ、労働法規だけでは、現在の労働法の全体像を理解することはできない。すなわち、本書が特徴として持っ ている六つの内容が、現在社会で解釈運用されている労働法の全体像を理解するために重要な役割を果たしてい る。上記により、本書は大学の専門講義においても役立つ労働六法であり、労働相談などの実務に携わる弁護士な どの実務家にとっても必携の書となっている。また、地方自体や企業が行なう労働法の研修においても有用な書と なっている。なお、深谷は、この法規集の企画から発刊まで、全体を総括する役割を担っている。 15 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1016 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 政治学 細目番号 3501 3.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 佐川泰弘 (単著論文) ”Political Science in Japan", European Political Science,Vol.5,Isuue 3, pp.304-315.2006 年 4.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 政治学の方法をめぐって、日本の政治学界内にはいまだ論争がある。つまり、一定の「価値」をもって批判的に 学問を行うべきだという戦後派と、 「科学主義」であるべきだというアメリカで教育を受けた「若手」との論争で ある。ただし、若手の中にも「価値」を重視すべきとの議論もある。とはいえ、学会の動向を見ると、日本の広い 意味での政治学界は量的にも質的にも大きな発展を遂げてきたと言える。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、2004 年度文部科学省「海外先進教育研究実践支援プログラム」にて渡仏中に、ヨーロッパ政治学研究 機構(ECPR)役員を務める受け入れ機関長より、ECPR 機関誌「European Political Science」に日本の政治学およ び政治学界の動向についての論文投稿を勧められ、同誌編集委員に申し込み、執筆許可を得たものである。フラン ス滞在中に執筆し、帰国後編集委員からのコメントや一部修正要求を受け、再提出し、2006 年9月刊行号に掲載さ れたものである。フランスの同僚達からは、 「日本の政治学に関する情報はほとんどなく、貴重な情報源となる論 文である」との評価を受けた。掲載誌は、日本の大学等ではほとんど購入されていない雑誌であり、引用等は不明 であるが、日本の代表的政治学者(例えば、猪口孝氏)から抜き刷りの送付依頼があった。 16 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1017 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 経済学 細目番号 3604 5.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 河野直践 (単著書) 『食・農・環境の経済学』七つ森書館、全 240 頁、2005 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 統計分析と全国の事例調査を通じて、環境政策と地域農業の振興策を連動させていくことの重要性と、具体的な 方向・方策を提示した。3章構成で、第1章では地産地消と都市農村交流の意義と課題を、事例調査をもとに解明 し、第2章では、原子力開発が地域農業振興の足かせになっている現状を、統計分析と現地調査から解明した。第 3章ではこれらをふまえて、消費者や都市住民も含めた協同活動を媒介にした農業再生の道を提起した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本書は、茨城農業・農村振興プロジェクト学長裁量経費(99-00 年度) 、地域総合研究所の東海村臨界事故にか かわる科研費(00-01 年度、02-04 年度)などを利用して河野直践が行った研究を集大成したものである。これら の報告書、人文学部紀要、政経学科雑誌、地域研年報に掲載した論文をまとめ、かつ一般の読者も想定した形態に 全面的にリライトする形で社会に成果を公開した。 『エントロピー学会誌』06 年 11 月号、 『農業と経済』06 年 2 月 号、 『農林金融』05 年 11 月号、 『月刊 JA』05 年 10 月号に書評として取り上げられ、それぞれ、 「優れた問題意識で 現場初現場着の取材・統計分析を示した」 「食・農・環境の再生に向けたオルタナティブの道筋を提起」 「食や農・ 環境問題に関心のある向きに幅広く読まれるべき著作」 「現代的協同活動をベーに地域農業・環境問題解決への アプローチを示した好著」などと評されている。また、研究者だけでなく一般の読者も想定した平易な文章でまと められているので、埼玉県農業者大学校の研修生テキストに採用されるなど、大学教育の場だけでなく、農業など の現場でも活用されている。 17 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1018 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 経済学 細目番号 3604 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 河野直践 (編著) 『協同組合入門』創森社、全 233 頁、2006 年 6.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 編著者 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 農協・漁協・生協・中小企業の協同組合など、各種の協同組合を網羅して、その仕組みと活動などをまとめた協 同組合の入門書である。序章・第1章では、河野が協同組合の目的、仕組み、法制、種類、国際組織などを解説し ている。第2章では、農協・生協など各種協同組合の7名の実務者が、現場実態をレポートし、第3章では、これ らを踏まえて河野が、協同組合の歴史、今日直面している課題、今後の展望等を説明している。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある S:当該分野において、優秀な水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 従来、各種の協同組合を網羅した協同組合の入門書は、まったくといっていいほど市販されてこなかった。本書 は、こうしたなかで、社会的要請にこたえるべく出版された初の「協同組合入門書」である。 『農業と経済』07 年 6月号、 『経営実務』07 年 3 月号、 『日本農業新聞』07 年 3 月 19 日号、 『農業協同組合新聞』07 年1月 20 日号など で書評され、それぞれ、 「協同組合の基礎知識・現場・未来を平易に紹介」 「新しい協同組合論を牽引するであろう 著者の入門書として注目してよい」 「協同組合についての教育と PR のための教科書にふさわしい」 「実に解りやす い協同組合入門書」などと評価されている。また、日本農業経済学会誌にも書評が投稿中で、農文協の農業書セン ターの販売ランキングにベストテン入りするなど、話題を呼んでいる。嘉悦大学の講義テキスト(協同組合論)に 採用されるなど、大学教育で活用されると共に、全国農協中央会・栃木県農協中央会など、協同組合の現場での職 員研修用テキストとしても採用されている。 18 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1019 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む域名 共同利用・共同研究 分科名 経済学 細目番号 3605 7.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 後藤玲子 (単著論文) ”Capital-Skill Complementarity in the United States and Japan", in Osamu Sudoh ed. Digital Economy and Social Design, Springer-Verlag, pp.64-94,2005 年 8.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 本稿の目的は,IT が雇用に及ぼす影響を明らかにすることにある。まず, 「技能偏重の技術革新仮説」に関する 新しい解釈に基づき, の雇用に及ぼす影響が定式化される。 IT 次に, 当該仮説が個票データ分析によって検証され, IT 化により, 米国では観察可能な技能に基づく賃金格差が, 日本では就業形態間賃金格差が拡大していることが明 らかにされる。最後に,考察結果に基づき,労働需給両面にわたる政策の必要性が提起される。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本書は、国際会議の Proceedings のリライト原稿をベースとする、レフェリー付英語論文集である。文部科学省 科学研究費補助金特定領域研究「IT の深化の基盤を拓く情報学研究」 (平成 13 年度~17 年度、代表者安西祐一郎 慶應義塾大学塾長・教授)の A06 計画研究「グローバルな規模で進展する情報経済と新たな社会制度デザインに関 する研究」の研究成果の一部でもある(この研究は,特定領域研究「事後評価」 (平成 18 年 12 月)において A+の 評価を受けている) 。本書は、ドイツのミュンヘン大学や東京大学で大学院講義テキストに使用され、台湾・成大 大学(National Cheng Kung University)の Systems and Naval Mechatronic Engineering 学部で、推薦図書に指 定されている。また、本書公刊後、後藤玲子は中国・中央民族大学文学与新聞伝播学院の張志教授から、本書(本 論文)に関する問合せ及び共同研究の申し入れを受けている。なお、本書は、Springer-Verlag の World Best Seller2005 で社会科学部門 23 位を記録し、日本人の著書では唯一トップ 50 位以内にランクインしたものである。 19 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1020 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 経済学 細目番号 3606 9.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 内田聡 (単著論文) 「地域密着を可能にする仕組みとは~米銀数の 30%を占める S コーポ銀の分析から~」 『証券経済研究』 第 56 号、pp.53-68.2006 年 10. 研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 米国では、1997 年の施行から 10 年弱で、銀行数の 30%以上が、S コーポレーション(株主数や株式の種類は制 限されるが連邦法人所得税のかからない株式会社)に転換しており、本稿ではその仕組みや実態を分析した。この 分析から、同国では 90 年代の規制緩和によって金融再編が進展する一方で、小規模銀行の自律的な動きと、これ を支える政策・制度を通じて、地域金融が継続していく点を明らかにした。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、 証券経済分野で定評のある雑誌である 『証券経済研究』 の編集委員から執筆依頼を受けたものである。 2005 年以降刊行の 2 本の査読付き論文に着想を得て書かれた発展的論文である。 米国でも会計分野での先行研究が 多いが、地域金融システムの課題として捉え、広範な現地調査を踏まえて、その実態分析から政策論まで展開して いる。米国地域金融の大きな変化にもかかわらず、これがわが国ではほとんど知られていない点、わが国地域金融 へ個々の論点ばかりでなくシステムの方向性においても有意義な示唆を与える論文。著者(内田)は、本論文及び 本テーマに関わる一連の研究が注目され、金融庁・金融審議会(座長:神田秀樹・東大大学院教授)の第二部会「協 同組織金融機関のあり方」に関するワーキングループの参考人として招致されており、専門的見地からの意見を述 べることになっている(平成 20 年 4 月 18 日) 。 20 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1021 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 心理学 細目番号 3902 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 當眞千賀子 (翻訳) バーバラ・ロゴフ著『文化的営みとしての発達』 新曜社、全 592 頁、2006 年 [原著:Barbara Rogoff (2003) The Cultural Nature of Human Development Oxford University Press.] 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5) その他 翻訳(単訳) ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) さまざまな時代に、さまざまな場所で有名、無名の人たちが生きるために発明し、借用し、作りかえてきた道具、 制度、仕組み、価値観、信条、生活に関する豊富な資料を駆使して人の発達が、個に閉じた過程ではなく、人々が 互いにかかわり合いながらさまざまな実践を織りなす過程と、 実践を通して互いに育まれる過程を含む文化的なも のとして、生き生きと描き出している。 4.究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 原著は心理学の諸領域の成果を統合する役割を担った著作、または心理学の多様な研究内容(subject matter を結びつけて筋を通す働きをした著作に与えられる、アメリカ心理学会ウイリアム・ジェイムズ賞を 2005 年度に 受賞しているものである。学術的に深い内容を扱いながらも、幅広い読者層に向けて語りかける本になっている。 学問領域の細分化が進む中で、 自らの研究の蓄積から紡ぎ出された独自の観点から、 多様な分野の知見を織り込み、 人の発達を社会・文化・歴史的ダイナミズムと切り結ぶ形で厚みと広がりのある過程として描きだす内容になって いる。本訳書は、大学・研究者だけでなく、日本のさまざまな現場で日々さまざまな実践に取り組んでいる人々に 読まれ、実践に活用されている。 (全国の大学、公立図書館の蔵書に加わり続けている) 。また、日本心理学会の会 報誌である「心理学ワールド」の著書紹介欄に、編集委員会の依頼により本書の内容についての紹介文を掲載して いる。 21 業績番号(学部・研究科等) 15-1-1022 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 人文学部・人文科学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 建築学 細目番号 5302 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 斎藤義則 (単著論文) 「小学生による生活環境の点検・評価からみた防災避難対策の課題―子供が安心して暮らせる地域システムの 再構築に向けて―」茨城大学地域総合研究所『東海村原子力防災対策と地域社会』 、pp.23‐40.2005 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5) その他 翻訳(単訳) ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 災害弱者である子供を対象に小学校への通学路の環境点検をガリバーマップという市民参画型まちづくり手法 を用いて行ったワークショップ(小学 5 年生を対象に 4 回実施)の結果から防災避難対策とまちづくりの課題を分 析した論文である。環境点検は道路と好きな場所・嫌いな場所を中心に実施し、更に町の将来イメージについても 意見を聞いた。分析から子供たちの空間認知を防災避難対策へ反映させる必要があることが明らかになった。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある S:当該分野において、優秀な水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、文部科学省科学研究費補助金基盤研究(A) 「東海村の原子力防災学習カリキュラムの開発と地域 (2) システムに関する総合研究」 (平成 14~16 年度、研究代表斎藤義則)の研究成果の一つである。東海村は臨界事故 の発生もあり、同村の原子力防災対策は緊急を要していた。本研究成果は東海村において高い評価を受け、道路整 備の原資料として採用され、同村の安全性と利便性確保に役立った。本報告書の概要については、平成 17 年 10 月 16 日付読売新聞茨城版で記事として紹介されている。 22 茨城大学教育学部・教育学研究科 2 .教育学部・教育学研究科 Ⅰ 教育学部・教育学研究科の研究目的と特徴・2-2 Ⅱ 分析項目ごとの水準の判断 ・・・・・・・2-3 分析項目Ⅰ ・・・・・・2-3 分析項目Ⅱ Ⅲ 研究活動の状況 研究成果の状況 ・・・・・・2-8 質の向上度の判断 ・・・・・・・・・・・2-9 -2-1- 茨城大学教育学部・教育学研究科 Ⅰ 教育学部・教育学研究科の研究目的と特徴 目的 1広く人間教育に関わる現代的教育課題の解決に資することを目的とする。 2学校教育における教科の内容及び指導法の充実・向上を図ることを目的とする。 3各学問分野での知の創造と体系化及び成果の蓄積を図り、自然・人間社会の諸問題の解 決に資することを目的とする。 特徴 1学校教育の理念・歴史・方法、幼児・児童・生徒の心身の発達と学習過程などの教育に 関わる基礎的・理論的研究及び教育プログラム開発や教材・教具開発、指導法・教授法 の開発等の応用的・実践的研究は、学部・研究科を特徴づける研究である。 2現代的教育課題となっている特別支援教育に関わる研究も、学部・研究科を特徴づける 重要な研究である。 達成を目指す成果 人間教育に関する現代的な諸課題、教科教育の内容と指導法等に関わる諸課題及び各学 問分野での諸課題の理論的解明と研究成果の実践的な応用である。 [想 定 し て い る 関 係 者 と そ の 期 待 ] 主な関係者は、学校教員あるいは教育関連の職業を志望する学生及び実践的指導力の向 上を目指す現職学校教員である。これらの関係者は、教員の各専門分野での研究成果に支 えられた質の高い教育を期待している。また、地域教育委員会等の教育関係者も、様々な 研究成果が広く教育現場に活かされることを期待している。さらに、各学問分野の研究者 や広くは研究成果の受益者は、もっとも広範な関係者であり、知の創造と体系化及び成果 の蓄積を期待するとともに、研究成果が自然・人間社会の諸問題の解決に活かされること を期待している。 -2-2- 茨城大学教育学部・教育学研究科 Ⅱ 分析項目Ⅰ 分析項目ごとの水準の判断 分析項目Ⅰ 研究活動の状況 (1 )観 点 ご と の 分 析 観点2-1-1 研究活動の実施状況 (観 点 に 係 る 状 況 ) 研究の実施状況 平 成 19 年 度 に 各 教 員 が 設 定 し て い る 研 究 テ ー マ は 、 総 数 348 件 、 教 員 1 人 あ た り 1—12 件 で 、 平 均 4.3 件 に な っ て い る 。 研 究 カ テ ゴ リ ー 別 で は 、 基 盤 的 研 究 が 311 件 ( 内 、 実 践 的 ・ 開 発 的 研 究 78 件 ) 、 大 学 特 色 的 研 究 が 3 件 、 地 域 連 携 研 究 が 34 件 で 、 基 盤 的 研 究 が 平 成 19 年 度 に 各 教 員 が 設 定 し て い る 研 究 テ ー マ 全 体 の 89%を 占 め て い る ( 資 料 2-1-1-1: 茨 城 大 学 教 育 学 部 で 実 施 さ れ て い る 研 究 の カ テ ゴ リ ー 別 研 究 内 容 )。 基 盤 的 研 究 で は 、 教 育 内 容 ・ 方 法 に 関 わ る 研 究 ( 140 件 ) や 教 材 開 発 に 関 わ る 研 究 ( 29 件 ) の 教 育 科 学 系 の 研 究 が 研 究 課 題 全 体 の 49% を 占 め て お り( 資 料 2-1-1-1: 茨 城 大 学 教 育 学 部 で 実 施 さ れ て い る研究のカテゴリー別研究内容)、学生や教育関係者の期待に応えている。 ( 資 料 2-1-1-1: 茨 城 大 学 教 育 学 部 で 実 施 さ れ て い る 研 究 の カ テ ゴ リ ー 別 研 究 内 容 ) 1 ) , 教育科学系 科学・ 2) 社会・歴史・ 教材開発 技術系 芸術・文化系 合計 115 27 71 99 312 0 27 5 0 32 大学特色研究 3 0 0 0 3 地域連携研究 22 2 7 2 33 合計 140 29 78 101 348 教育内容・ 方法 基盤的研究 実 践 的・開 発 的 研究 3) 1 ) 研 究 カ テ ゴ リ ー は 、茨 城 大 学 研 究 プ ロ ジ ェ ク ト 推 進 委 員 会 策 定 案( 研 究 教 育 評 議 会 了 承 )に よ る 。 2) 研 究 内 容 の 区 分 は 、 回 答 教 員 に よ る も の で は な く 、 教 育 学 部 企 画 運 営 会 議 で の 検 討 に よ る 。 3) 基 盤 的 研 究 の 内 数 ( 出 典 : 「 平 成 19年 度 実 施 茨 城 大 学 教 育 学 部 ・ 大 学 院 教 育 学 研 究 科 教 員 の 研 究 現 況 調 査 結 果 」 よ り ) 研究様態 研 究 の 実 施 様 態 は 多 様 で あ り 、平 成 19年 度 調 査 結 果 で は 、単 独 研 究 が 142件( 41% )で 多 数 を 占 め る も の の 、 外 共 同 研 究 が 137件 39.4%) 学 部・研 究 科 内 共 同 研 究 が 50件 14.4%) 学 ( 、 ( 、 学 内 共 同 研 究 が 23件 ( 6.6%) 、 国 際 共 同 ・ 協 力 研 究 が 21件 ( 6.0%) で 、 多 く の 国 内 外 の 研 究 者 と の 連 携 ・ 協 力 の も と に 研 究 が 実 施 さ れ て い る ( 資 料 2-1-1-2: 茨 城 大 学 教 育 学 部 で 実施されている研究の資金別研究カテゴリー)。 研究資金 平 成 19年 度 で は 、 運 営 交 付 金 を 活 用 し た 研 究 が 最 も 多 く 、 258件 ( 74%) で あ る が 、 科 学 研 究 費 補 助 金 を 活 用 し た 研 究 が 54件( 研 究 代 表 者・分 担 者 を 含 む 、16%)や 奨 学 寄 付 金・委 託 研 究 ・ 共 同 研 究 な ど 外 部 資 金 ・ 競 争 的 資 金 を 活 用 し た 研 究 が 51件 ( 15%) あ る ( 資 料 2-1-1-2: 茨 城 大 学 教 育 学 部 で 実 施 さ れ て い る 研 究 の 資 金 別 研 究 カ テ ゴ リ ー ) 。 -2-3- 茨城大学教育学部・教育学研究科 分析項目Ⅰ ( 資 料 2-1-1-2: 茨 城 大 学 教 育 学 部 で 実 施 さ れ て い る 研 究 の 資 金 別 研 究 カ テ ゴ リ ー ) 1 ) 基盤的研究 実践的・開発的研究 大学の特色的研究 地域連携研究 合計 3 11 258 3) 運営交付 金 244 68 単 独 : 122 単 独 : 29 単独:0 単独:3 学部内共同研 学部内部共同研究: 15 学部内共同研究: 1 学部内共同研 究 : 41 学内共同研究:4 学内共同研究:1 究:1 学 内 共 同 研 究 : 学 外 共 同 研 究 : 22 学外共同研究:1 学内共同研 22 国 際 共 同・協 力:1 究:1 学外共同研究: (科研費・外部資 学外共同研 70 金 と の 重 複 1) 究:6 国際共同・協力:2 国際共同・協 力:0 (科研費との (外部資金と 重 複 4、外 部 資 7) 国際共同・協 力 : 13 (重複 の 重 複 4) 金 と の 重 複 3) 科学研究 費補費 51 10 3 単 独 : 12 単独:1 単独:1 学部内共同研 学部内共同研究:0 学部内共同研 究:3 学内共同研究:0 54 究:1 学内共同研究: 学外共同研究:9 5) 学内共同研 5 (重複 究:0 国際共同・協力:0 学外共同研究: 学外共同研 34 究:1 国際共同・協 国際共同・協 力:5 力:0 (運営交付金 と の 重 複 4、外 部資金との重 複 1) 外部資金 2) 23 1 25 単独:2 単独:0 単独:6 学部内共同研 学部内共同研究:0 学部内共同研 究:1 学内共同研究:0 51 究:6 学内共同研究: 学外共同研究:1 3) 学内共同研 3 (重複 究:6 国際共同・協力:0 学外共同研究: 学外共同研 15 究 : 17 国際共同・協 国際共同・協 力:4 力:0 (運営交付金 と の 重 複 3) 合計 318 79 3 39 363 ( 重 複 7) ( 重 複 1) ( 重 複 2) ( 重 複 5) (重複 15) 1) 研 究 カ テ ゴ リ ー は 、 茨 城 大 学 研 究 プ ロ ジ ェ ク ト 推 進 委 員 会 策 定 案 ( 研 究 教 育 評 議 会 了 承 ) に よ る 。 2) 外 部 資 金 に は 、 奨 学 寄 付 金 、 委 託 研 究 費 を 含 む 。 3) 基 盤 的 研 究 の 内 数 ( 出 典 : 「 平 成 19 年 度 実 施 茨 城 大 学 教 育 学 部 ・ 大 学 院 教 育 学 研 究 科 教 員 の 研 究 現 況 調 査 結 果 」 よ り 抜 粋 ) -2-4- 茨城大学教育学部・教育学研究科 分析項目Ⅰ 平 成 16−19年 度 で 科 学 研 究 費 補 助 金 の 申 請 率 ・ 採 択 件 数 が 増 加 し て お り 、 平 成 16年 度 は 申 請 率 38.0% 、 採 択 25件 、 交 付 額 45,980,000円 、 平 成 17年 度 は 申 請 率 31.9% 、 採 択 17件 、 交 付 額 35,410,000円 、 平 成 18年 度 は 申 請 率 45.8% 、 採 択 21件 、 交 付 額 37,900,000円 、 平 成 19年 度 は 申 請 率 47.4% 、採 択 23件 、交 付 額 37,200,000円 と な っ て い る 。平 成 16−19年 度 の 寄 付 金 の 受 け 入 れ は 16件 、5,575,000円 と な っ て い る( 資 料 2-1-1-3:外 部 資 金 の 導 入 状 況 )。 ま た 、 平 成 16−19年 度 の 受 託 研 究 は 10件 、 15,570,910円 と な っ て い る ( 資 料 2-1-1-3: 外 部 資金の導入状況)。 ( 資 料 2-1-1-3: 外 部 資 金 の 導 入 状 況 ) 平 成 16 年 度 -平 成 19 年 度 に 交 付 さ れ た 科 学 研 究 費 補 助 金 採択件数 交付額(円) (申請率%) 平 成 16 年 度 25 (38.0) 45,980,000 平 成 17 年 度 17 (31.9) 35,410,000 平 成 18 年 度 21 (45.8) 37,900,000 平 成 19 年 度 23 (47.4) 37,200,000 合計 87 156,490,000 平 成 16 年 度 -平 成 19 年 度 に 獲 得 し た 研 究 助 成 金 ( 寄 付 金 ) 獲得件数 交付額(円) 平 成 16 年 度 3 1,200,000 平 成 17 年 度 3 750,000 平 成 18 年 度 5 2,400,000 平 成 19 年 度 5 1,225,000 11 5,575,000 合計 平 成 16 年 度 -平 成 19 年 度 に 実 施 し た 受 託 研 究 受入件数 交付額(円) 平 成 16 年 度 1 400,000 平 成 17 年 度 5 10,249,000 平 成 18 年 度 2 4,292,000 平 成 19 年 度 2 629,910 10 15,570,910 合計 ( 出 典 : 平 成 16-19 年 度 教 育 学 部 年 表 よ り 抜 粋 ) 研究成果の公表 研 究 の 成 果 の う ち 、 平 成 16-19 年 度 に は 、 国 内 外 で の 学 会 ・ 研 究 会 ・ シ ン ポ ジ ウ ム ・ ワ ー ク シ ョ ッ プ で の 発 表 を は じ め 、著 書( 75 編 )、学 会 誌・学 術 雑 誌 で の 原 著 論 文( 190 編 )、 書 籍 中 の 原 著 論 文( 50 編 ) 、国 際 会 議 論 文 集 で の 原 著 論 文 20 編 ) 様 々 な 雑 誌 等 で の 総 説・ ( 、 論 説 ・ 解 説 ( 94 編 ) な ど 、 研 究 業 績 の 公 表 し た ( 資 料 2-1-1-4: 平 成 16 年 度 -平 成 19 年 度 発 表 研 究 業 績 )。公 表 さ れ た 業 績 総 数 502 件 の う ち 、287 件( 57%)が 、広 義 の 教 育 科 学 系 の 業 績 で あ っ た 。 一 方 、 科 学 ・ 技 術 系 の 研 究 ( 78 件 、 22% ) や 社 会 ・ 歴 史 ・ 芸 術 ・ 文 化 系 の 研 究 ( 101 件 、 29% ) の 成 果 も 広 く 公 表 さ れ て い る ( 資 料 2-1-1-1: 茨 城 大 学 教 育 学 部 で 実 施 さ れ て い る 研 究 の カ テ ゴ リ ー 別 研 究 内 容 、 P2-3) 。 -2-5- 茨城大学教育学部・教育学研究科 分析項目Ⅰ ( 資 料 2-1-1-4: 平 成 16 年 度 -平 成 19 年 度 発 表 研 究 業 績 ) 1 ) 研究分野・系 著書 書籍中の 学会誌・学 国際会議 総説・解説 原著論文 術誌 論文集 評論・報告 原著論文 その他 (査読) (査読) 教育学 6 1 8 (4) 1 (1) 5 2 心理学 4 6 5 (2) 0 1 7 特別支援教育 9 17 32 (19) 2 (2) 19 8 養護教育 3 1 8 (3) 0 0 0 教科 言語・社会系 11 4 11 (3) 1 (1) 3 22 教育 数 ・ 理・技 術 系 2 0 9 (7) 8 (1) 0 1 芸術系 8 1 8 (3) 3 (2) 2 1 体育系 5 2 2 (1) 0 0 1 生活科学系 3 2 13 (8) 0 12 7 専門 言語・社会系 15 10 14 (8) 0 1 8 教科 数 ・ 理・技 術 系 1 0 40 (25) 1 (1) 7 3 芸術系 5 3 0 0 38 1 体育系 2 1 8 (5) 2 (1) 0 0 生活科学系 1 4 24 (10) 2 (2) 3 1 情報科学系 10 0 8 (4) 0 3 11 75 50 190 (102) 20 (11) 94 73 合計 発 表 研 究 業 績 総 数 : 502 編 1) 学 部 紀 要 で の 発 表 研 究 業 績 は 、 資 料 2-1-1-5」 に 掲 載 「 (出典:茨城大学研究者情報総覧より作成) 学 部・研 究 科 に お け る 研 究 成 果 の 普 及 を 図 る こ と を 目 指 し 、学 部 紀 要( 人 文・社 会 科 学 ・ 芸 術 、 教 育 科 学 、 自 然 科 学 の 3 分 冊 ) を 充 実 し 、 平 成 16−19 年 度 に は 、 教 育 学 ・ 心 理 学 系 33 編 、特 別 支 援 ・ 養 護 教 育 系 17 編 、教 科 教 育 系 59 編 、及 び 教 科 専 門 系 121 編 の 論 文 ・ 報 告 等 が 発 表 さ れ た 資 料 2-1-1-5:平 成 16 年 度 -平 成 19 年 度 教 育 学 部 紀 要 発 表 研 究 業 績 ) ( 。 平 成 18 年 度 か ら は 学 部 紀 要 を 電 子 ジ ャ ー ナ ル 化 し 、 茨 城 大 学 リ ポ ジ ト リ 「 ROSE リ ポ ジ ト リいばらき」で公開し、学部・研究科における研究活動とその成果へのより広範なアクセ スを可能にしている。 -2-6- 茨城大学教育学部・教育学研究科 分析項目Ⅰ ( 資 料 2-1-1-5: 平 成 16 年 度 -平 成 19 年 度 教 育 学 部 紀 要 発 表 研 究 業 績 ) 研究分野・系 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 合計 教育学 3 7 3 3 16 心理学 4 7 2 4 17 特別支援教育 3 3 1 1 8 養護教育 2 5 2 0 9 教科 言語・社会系 6 1 5 4 16 教育 数・理・技術系 4 2 4 5 15 芸術系 2 0 1 0 3 体育系 0 0 0 1 1 生活科学系 7 6 5 6 24 専門 言語・社会系 4 10 4 5 23 教科 数・理・技術系 9 10 5 15 39 芸術系 3 1 2 1 7 体育系 7 4 12 3 26 生活科学系 4 3 3 4 14 情報科学系 3 3 2 4 12 61 62 51 56 230 合計 ( 出 典 : 平 成 16-19 年 度 茨 城 大 学 教 育 学 部 紀 要 よ り 作 成 ) 研究活動の学会での評価 学 部 ・ 研 究 科 で の 公 表 さ れ た 研 究 成 果 に 対 し て 、平 成 16-19 年 度 に 7 件 の 賞 が 授 与 さ れ た ( 資 料 2-1-1-6: 平 成 16 年 度 -平 成 19 年 度 に 授 与 さ れ た 学 会 賞 等 ) 。 ( 資 料 2-1-1-6: 平 成 16 年 度 -平 成 19 年 度 に 授 与 さ れ た 学 会 賞 等 ) 第 9 回 日 本 現 代 陶 彫 展 '04、 陶 彫 展 優 秀 賞 ( 平 成 16 年 度 ) イ ノ ベ ー シ ョ ン ジ ャ パ ン 医 療 福 祉 部 門 賞 ( 平 成 17 年 度 ) 日 本 理 化 学 協 会 教 育 功 労 賞 ( 平 成 17 年 度 ) 日 本 材 料 学 会 優 秀 講 演 発 表 賞 ( 平 成 18 年 度 ) 日 本 産 業 技 術 教 育 学 会 奨 励 賞 ( 平 成 18 年 度 ) 第 12 回 日 本 医 史 学 会 学 術 奨 励 賞 ( 平 成 18 年 度 ) 日 本 菌 学 会 賞 ( 平 成 18年 度 ) (出典:茨城大学研究者情報総覧より作成) 観点2-1-2 大学共同利用機関、 学の共同利用機能を有する附置研究所及 大 び研究施設においては、共同利用・共同研究の実施状況 (観 点 に 係 る 状 況 ) ※該当なし -2-7- 茨城大学教育学部・教育学研究科 分析項目Ⅰ.Ⅱ ( 2 )分 析 項 目 の 水 準 及 び そ の 判 断 理 由 ( 水 準 )期 待 さ れ る 水 準 に あ る 。 (判 断 理 由 ) 学部・研究科での研究分野は多様性で、研究成果は関連分野の学会・研究会及びそれら の学会誌等で公表されている。研究の多くは広く教育に関わる諸課題に関わるもので、著 書や学会誌等で公表された研究業績の約半数、及び学部紀要で公表された研究業績の多く が現代的教育課題、教授法・指導法、専門教科内容に関わる研究成果を基にしたものであ る。これらの研究成果は、研究に支えられた質の高い教育を望む学生と現職教員の期待に 応えるとともに、公表された研究成果が学校教育現場に普及することによって、地域教育 委員会等の教育関係者の期待にも応えている。さらに、各学問分野での基盤的研究は、そ れぞれの分野での知の創造と体系化、成果の蓄積及び自然・人間社会の諸問題解決への寄 与に対する関係者の期待にも応えている。 分析項目Ⅱ 研究成果の状況 (1 )観 点 ご と の 分 析 観 点 2 - 2 - 1 研 究 成 果 の 状 況 (大 学 共 同 利 用 機 関 、 大 学 の 全 国 共 同 利 用 機 能 を 有 す る 附 置 研 究 所 及 び 研 究 施 設 に お い て は 、共 同 利 用・共 同 研 究 の 成 果 の状況を含めること。) (観 点 に 係 る 状 況 ) 多様な学問分野での研究が遂行され、多くの成果が「良好な水準」にあり、学術雑誌・ 著書等あるいは展覧会・演奏会等で公表されている。それらのうち、とりわけ学校教育系 研究2件、特別支援教育系研究3件、人文系基礎研究1件、自然科学系基礎研究3件、医 科 学 系 研 究 2 件 、 芸 術 系 研 究 5 件 の 合 計 16 件 の 業 績 が 「 優 秀 な 水 準 」 に あ る ( 教 育 学 部 研究業績リスト(Ⅰ表))。 ( 2 )分 析 項 目 の 水 準 及 び そ の 判 断 理 由 ( 水 準 )期 待 さ れ る 水 準 を 上 回 る 。 (判 断 理 由 ) 多様な学問分野での研究が遂行され、多くの成果が「良好な水準」にあり、学術雑誌・ 著書等あるいは展覧会・演奏会等で公表されている。「優秀な水準」にある業績は、学校 教育、特別支援教育、人文科学、自然科学、医科学、芸術など、教育学部・研究科で行わ れている多様な研究分野に及んでいる。学校教育・特別支援教育系の業績には、学術論文 や学術書・教科書的専門書などがある。学術論文は、その分野で国際的に高い評価を受け ている雑誌に掲載されたものであり、学術書・教科書的専門書は出版部数・大学図書館所 蔵数・教科書としての採択数からみて、高い水準にある。特に、「ひと目でわかる日本音 楽入門」は英語版の出版も至っており、国際的評価は高いものである。自然科学・医科 学系研究業績は、いずれも国際的に高い評価を受けている雑誌に掲載されたもので、その 内容が専門雑誌等で評価されたり、 会賞の授賞対象になっている。 術系研究業績には、 学 芸 国際的に高い評価を受けているシベリウス研究やイタリア宗教絵画の研究に基づいた著作 や特別展として企画・実施され、権威ある批評家から高い評価を受けた展示作品群や著名 な展覧会での授賞作品がある。また、音楽専門誌で高い評価を受けている現代音楽作曲が ある。これらの業績は、教育学部・研究科教員が広く教育に関する分野及び諸科学・芸術 等の専門分野での研究を行うことと、その成果に支えられた質の高い教育を行うことへの 関係者の期待に応えているものといえる。 -2-8- 茨城大学教育学部・教育学研究科 Ⅲ 質の向上度の判断 ① 事 例 1 「 IT を 活 用 し た 学 習 支 援 シ ス テ ム の 開 発 に 関 わ る 研 究 」 (分 析 項 目 Ⅰ ) (質 の 向 上 が あ っ た と 判 断 す る 取 組 ) 取り組んだ内容 学部学生・大学院生の自主的学習活動の支援や学習困難学生の支援を目指して、 野外 「 学習支援システム」「植物観察支援システム」「化学実験学習支援システム」の開発研究 、 、 を行った。 「 野 外 学 習 支 援 シ ス テ ム 」は 、大 学 院 教 科 教 育 専 攻 5 専 修 及 び 知 識 経 営 教 室 所 属 教 員 に よって、学部・研究科における授業での利用、自学・自習での活用、及び現職教員による 学校教育での活用を目指し、システム開発と学習内容に適したコンテンツの精選・充実を 図ったものである。 「 植 物 観 察 シ ス テ ム 」は 情 報 教 育 教 室 と 理 科 教 育 教 室 の 教 員 が 、学 部・大 学 院 生 の 自 学 ・ 自習及び現職教員の学校教育での活用を目指し、学習内容に適したコンテンツの精選・充 実を図ったものである。 「 化 学 実 験 学 習 支 援 シ ス テ ム 」は 、理 科 教 育 教 室 の 教 員 に よ っ て 、授 業 内 容 と 学 習 成 果 の分析を基にして研究・開発された。 法人化時点での状況 法 人 化 時 点 で は 、教 育 学 部・教 育 学 研 究 科 で は 、IT を 活 用 し た 学 習 支 援 シ ス テ ム の 充 実 が図られていなかった。 平 成 19 年 度 の 状 況 「 野 外 学 習 支 援 シ ス テ ム 」は 、自 然 、地 理・歴 史 及 び 人 文 分 野 の 野 外 で の 学 習 資 料 に つ い て 、所 在 地 と 内 容 の 解 説 を 含 む と と も に 、検 索 シ ス テ ム を 充 実 さ せ て あ る 。平 成 17 年 度 に は 、 そ の 成 果 の 一 部 を 「 学 区 の 中 の た か ら も の -茨 城 県 総 博 物 館 化 計 画 -」 と し て 、 イ ン ターネットを通じて公開をはじめ、以降順次修正・充実を図っている。 「 植 物 観 察 支 援 シ ス テ ム 」は 、植 物 の 検 索 方 法 を 工 夫 し 、利 用 者 の 学 習 歴 や 利 用 目 的 に 応 じ て 、植 物 の 同 定 が で き 、解 説 に ア ク セ ス で き る よ う に な っ て い る 。平 成 19 年 度 に 、試 行版が学部ホームページを通じて公開された。 「 化 学 実 験 学 習 支 援 シ ス テ ム 」 は 、 実 験 器 具 の 取 り 扱 い 、 実 験 機 器 に 使 用 法 、試 薬 の 調 整などで、学生が技能の習得が困難と感じている操作等について、ホームページを通じて 動画と解説を配信し、 生は常に必要なときにアクセスし、 習できるようになっている。 学 平 成 17 年 度 に は 公 開 さ れ 、 以 降 改 善 が 図 ら れ て い る 。 得られた成果 「 野 外 学 習 支 援 シ ス テ ム 」は 、計 画 通 り の シ ス テ ム 構 成 と 教 育 コ ン テ ン ツ の 充 実 を 図 る こ と が で き た 。 平 成 19 年 度 ( 平 成 20 年 3 月 10 日 現 在 ) に は 112 件 の ア ク セ ス が あ っ た 。 また、このシステムは、利用者によっても情報を追加・修正できる双方向システムとなっ ていることを活用し、これまでにこのシステム開発・作成に関わってきた教員以外に、新 たに学外の9人の情報登録者が現れている。 「 植 物 観 察 シ ス テ ム 」の 試 行 版 が イ ン タ ー ネ ッ ト を 通 じ て 公 開 さ れ る 段 階 に 至 っ て い る 。 試行版であるため、具体的成果を明示できないが、日立市教育委員会で改訂を行いつつあ る中学校理科教育(自然学習)副読本製作に活用することが具体的に検討されている。 「 化 学 実 験 学 習 支 援 シ ス テ ム 」 は 、 授 業 の 予 習 ・ 復 習 に 使 用 さ れ て お り 、学 生 ア ン ケ ー ト結果からみて、その具体的学習効果があがっている。 こ れ ら 3 学 習 支 援 シ ス テ ム は 、学 生 が 参 画 し て 改 善 が 図 れ る よ う に も な っ て お り 、平 成 19 年 度 に は 、理 科 教 育 選 修 で の 卒 業 研 究 及 び 情 報 教 育 課 程 の プ ロ ジ ェ ク ト 研 究 で 、学 生 が -2-9- 茨城大学教育学部・教育学研究科 システムの改善に取り組むことや、コンテンツの量的拡大と質的改善に自発的・積極的に 参画する事例が現れてきている。教育支援システム開発・研究の成果が活用されている。 ②事例2「附属特別支援学校における自閉症等の発達障害児に対する教育実践の開発に関 わ る 共 同 研 究 」 (分 析 項 目 Ⅰ ) (質 の 向 上 が あ っ た と 判 断 す る 取 組 ) 取り組んだ内容 教 育 学 部 障 害 児 教 育 教 室 教 員 、附 属 特 別 支 援 学 校 教 員 及 び イ ギ リ ス の 特 別 支 援 学 校 サ ン フィールド校教員が、自閉症等の発達障害児に対する教育内容と方法の開発をテーマとし て 、 共 同 研 究 を 平 成 17年 度 か ら 始 め た 。 法人化時点の状況 法 人 化 時 点 に お い て は 、特 別 支 援 教 育 に 関 し て 学 部 教 員 の 研 究 力 向 上 の た め に 、国 外 の 研究機関に教員を派遣することはあったが、 部及び特別支援学校が国際的視野に立って、 学 特別支援教育に関わる国際共同研究は実施されていなかった。 平 成 19年 度 の 状 況 平 成 17年 度 に は 学 部 教 員 3人 と 特 別 支 援 学 校 教 員 9 人 が サ ン フ ィ ー ル ド 校 を 視 察 し 、 共 同 研 究 の 基 盤 を 形 成 す る と と も に 、 平 成 18年 度 に は サ ン フ ィ ー ル ド 校 校 長 の 訪 日 を 受 け 、 講 演 会 を 特 別 支 援 学 校 で 開 催 し た 。 平 成 19年 度 か ら は 、 自 閉 症 児 の 音 の 感 覚 過 敏 、 音 声 認 識に関する支援方法と自閉症児に対する生理学的研究に対して3年度にわたって科学研究 費補助金による共同研究が実施されている。 平 成 19年 度 に は 日 英 大 和 基 金 に よ る 研 究 費 支 援 を 受 け 、共 同 研 究「 ム ー ブ メ ン ト 教 育 に おける日英比較研究」(研究代表者:サンフィールド校カーペンター校長、研究分担者: 附 属 特 別 支 援 学 校 大 内 善 一 校 長 ) を 実 施 し た 。 平 成 20年 度 に は 特 別 支 援 学 校 に 於 い て 、 研 究成果をもとにした教育実践を実施する計画である。 ま た 、こ の 共 同 研 究 を 契 機 に 、教 育 学 部 障 害 児 教 育 教 室 教 員 と 連 携 の も と に 、特 別 支 援 学校教員2人が、それぞれ(財)みずほ教育福祉財団特別支援教育研究助成事業からの研 究費支援と科学研究費補助金を受けることができた。 得られた成果 平 成 19年 度 中 に 、特 別 支 援 学 校 教 員 4 人 と サ ン フ ィ ー ル ド 校 教 員 4 人 が 相 互 訪 問 を し て 研 究 を 進 め た 。こ れ ま で の 研 究 成 果 は 、特 別 支 援 学 校 教 員 に よ る 1編 の 著 書( 分 担 執 筆 )と 2編 の 教 育 関 係 雑 誌 に 論 文 と し て 公 表 し た 。 こ れ ら 一 連 の 共 同 研 究 活 動 成 果 は 、平 成 17年 度 か ら 教 育 学 部 附 属 心 理 教 育 相 談 室 分 室 と なっている特別支援学校での発達障害児の保護者に対する相談・支援及び教育相談担当者 の専門性向上に関する研修会に反映されている。 こ れ ら 一 連 の 共 同 研 究 は 、教 育 学 部 ・ 研 究 科 ・ 特 別 専 攻 科 教 員 と 附 属 特 別 支 援 学 校 教 員 とが国際的視野のもとに組織的に行われたものであり、今後の継続性と発展性も明確な視 野において実施されたものである。学部・研究科と附属学校園との共同研究の組織と実践 のモデルとなる研究例を新たに作りあげたものと言える。 -2-10- 15 整理番号 - 2 学部・研究科等を代表する優れた研究業績リスト(Ⅰ表) 法人名 学部・研究科名 茨城大学 教育学部・教育学研究科 1.学部・研究科等の目的に沿った研究業績の選定の判断基準(200字以内) 学部・研究科での教育の裏付けとなる研究であることを前提とし、「学術面」については論文掲載雑誌の国際的評 価、関係学会や当該分野の専門家による評価・批評などにより優秀な水準にあると判断したものを選定した。「社 会・経済・文化面」については、当該分野の専門家による批評、出版部数、全国大学図書館での蔵書件数、大学教育 での教科書としての採択件数などによって、優秀な水準にあると判断したものを選定した。 2.選定した研究業績リスト 研究業績の 分析結果 No 研究業績名 細目 番 号 学術的 意義 フェデリコ・バロッチとカップチーノ会──慈愛の薔薇 2806 と祈りのヴィジョン、ありな書房 S Jean Sibelius’s Kullervo and Lemminkäinen: Form, Image and Musical Narrative, Acta Semiotica 15 2 1002 2806 Fennica XXI/Approaches to Musical Semiotics 8, The International Semiotics Institute 社会、経 済、文化 的意義 S 15 2 1001 15 2 1003 全作品初演個展継続13年早川和子個展ⅩⅥ―室内楽作品 2806 「心礎光琳」、音楽の友ホール S 15 2 1004 「たまきはる—光の雨降る」(サイズ W130×D270×H320 2806 cm)、第9回日本現代陶彫展 S 15 2 1005 十河雅典の世界展、茨城県つくば美術館 2806 15 2 1006 「中世法と在地社会」、歴史学研究会・日本史研究会編 3102 『日本史講座』第四巻、東京大学出版局 15 2 1007 S 『アタッチメント-生涯にわたる絆-』、ミネルヴァ書 3902 房 ERP topography and human perceptual learning in 15 2 1008 the peripheral visual field,International Journal of Psychophysiology S S 3904 S Topographic change in ERP due to discrimination of 15 2 1009 geometric figures in the peripheral visual field, 3904 International Journal of Psychophysiology S 15 2 1010 ひと目でわかる日本音楽入門 改訂版、音楽之友社 4003 S 15 2 1011 テキスト 特別ニーズ教育、ミネルヴァ書房 4004 S 重複して選定した研究績 業績番号 (重点的に 取り組む 領域) 業績番号 (他の組織) 共同 利用 等 研究業績の 分析結果 No 研究業績名 細目 番 号 学術的 意義 Scattering theory for the elastic wave equations 15 2 1012 in perturbed half-spaces. Transactions of the American Mathematical Society 4104 S Stable relatedness structure of the large-colony 15 2 1013 swarm-founding wasp Polybia paulista, Behavioral Ecology & Sociobiology 5702 S 6004 S 7209 S 7209 S Plantainlily rust fungus is distinct from daylily rust fungus, Journal of General Plant Pathology Imbalance in the production between vascular endothelial growth factor and endostatin in 15 2 1015 Kawasaki disease, Clinical & Experimental Immunology Intravenous immunoglobulin preparations promote apoptosis in lipopolysaccharide-stimulated 15 2 1016 neutrophils via an oxygen-dependent pathway in vitro., APMIS 1017 15 2 1014 1018 1019 1020 1021 1022 1023 1024 1025 社会、経 済、文化 的意義 重複して選定した研究業績 業績番号 (重点的に 取り組む 領域) 業績番号 (他の組織) 共同 利用 等 業績番号(学部・研究科等) 15-2-1001 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 教育学部・教育学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 哲学 細目番号 2806 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 甲斐教行、 『フェデリコ・バロッチとカップチーノ会──慈愛の薔薇と祈りのヴィジョン』 、ありな書房、640 頁、 2006 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 a 2) 著書 (○.単著 b.共著) ウ. アイに該当せず) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 中部イタリアの画家フェデリコ・バロッチ(1535-1612 年)の宗教画図像を、同時代に創設されたカップチーノ 会やオラトリオ会といった委嘱主の精神的文脈に基づいて新解釈を試みている。特にカップチーノ会士マッティ ア・ダ・サロー(1534-1611 年)の著作『心の祈りの実践』が画家中期の代表作《マドンナ・デル・ポポロ》(フ ィレンツェ、ウフィツィ美術館)に与えた思想的影響の分析が中心となる。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本書は科学研究費補助金(研究成果公開促進費)によって出版された。本書の核心部分は、フィレンツェで出版 されている権威のある美術史専門誌"Artista"に発表され(N. Kai, Federico Barocci, i Cappuccini, la "Madonna del Popolo”, 92-103, 1994)、ウフィツィ美術館所蔵の 16 世紀後半イタリア絵画を専門的に論じた学術書 ( L'onestà dell'invenzione. Pittura della Riforma Cattolica agli Uffizi, ed. A. Natali, Gruppo Vege, Cinisello Balsamo [Milano] 1999)の中で繰り返し言及されており、その重要性が国際的に認知されている。本 書は、『日伊文化研究』(日伊協会)第 45 号(平成 19 年3月刊)の「新刊紹介」(118 頁)において神戸大学宮 下規朗助教授より、「本書の方法論は、美術史研究の王道ともいえる正統的なもの」であり、「フェデリコ・バ ロッチ研究にとって時代を画する記念碑的な労作」との評価を受けた。 業績番号(学部・研究科等) 15-2-1002 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 教育学部・教育学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 哲学 細目番号 2806 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Kambe,S., Jean Sibelius’s Kullervo and Lemminkäinen: Form, Image and Musical Narrative, Acta Semiotica Fennica XXI/Approaches to Musical Semiotics 8, The International Semiotics Institute, 1-173, 2005. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 本書は、フィンランドの作曲家ジャン・シベリウス(1865-1957)の初期時代を代表する標題音楽≪クレルヴォ交 響曲≫および≪レンミンカイネン組曲≫の分析的論考を通して、 初期シベリウスの様式的特徴を明らかにした研究 である。両作品の分析に際しては記号論的視点を踏まえ、民族性の表象、楽曲構造と標題(民族叙事詩『カレヴァ ラ』 )との関連、シベリウス独自の音楽形成プロセス、等を解明した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本書は、音楽記号論の分野から Dr. Eero Tarasti(ヘルシンキ大学教授・国際記号論学会会長) 、Dr.Raymond Monelle(エジンバラ大学名誉教授) 、シベリウス研究の分野から Dr. David Picket(元インディアナ大学教授) 、 Dr. Veijo Murtomäki(国立シベリウス・アカデミー教授) 、Dr. Margus Pärtlas(国立エストニア・アカデミー教 授)による審査を経て、出版された。審査者から、次の通りの高い評価を受けた。①これまで詳細な分析が行われ てこなかったシベリウス作品を研究対象とし、視点の独創性が認められる。②出版譜の他、シベリウス博物館およ びヘルシンキ大学附属図書館が所蔵する自筆譜等の一次資料や初期稿のデータを踏まえることで、 学術的意義を高 めている。③作品分析における音楽記号論の手法の応用が、標題音楽の解釈における一つの研究モデルを示してい る。このような評価に基づき、本書はヘルシンキ大学博士号学位請求論文として受理されると共に、国際記号論学 会からの出版が認められ、同学会から 2005 年に出版・発表された。 業績番号(学部・研究科等) 15-2-1003 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 教育学部・教育学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 哲学 細目番号 2806 1.研究業績(氏名、論文イトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 早川和子、全作品初演個展継続 13 年早川和子個展ⅩⅥ―室内楽作品「心礎光琳」 、音楽の友ホール、2007 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 1987 年文化庁芸術祭参加公演として第 1 回作曲作品展を開催。1995 年第 4 回作品展より、毎年、全作品新作初演 として作品展を継続し、表記公演は全作品初演継続個展の 13 回にあたる。表記公演では、国内外で活躍する著名 な演奏家の手により、8 作品が初演された。表記公演を含む当作品展においては、各作品の作曲および公演意図が、 高度で円熟した技をもつ演奏家諸氏によって十二分に表現され、表記公演は際立って円熟味溢れる公演となった。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある S:当該分野において、優秀な水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 表記公演は、13 年連続 16 回にわたる早川和子個展(作曲作品展)の最新のものである。全作品が新作初演である 作品展を 13 年も継続すること希有であり、現代音楽評論界の重鎮、上野晃氏は、 『音楽の友』誌上で、 「驚異的記 録」と評している。また、音楽専門誌である『音楽の友』『音楽現代』等において、現代音楽の著名な批評家によ 、 り批評をうけている。表記公演は、個展の継続を通してコラボレートが確立した、稲川榮一、大谷康子、蠣崎耕三、 苅田雅治、鈴木良昭、田宮堅二、野口龍、野田説子、百武由紀、百瀬和紀など著名かつ円熟した演奏者諸氏によっ て 8 作品が初演され、 『音楽現代』誌上では、西 耕一氏から「個展は豪華演奏陣による」「全曲に言えるのは大 、 地を踏みしめるよう」などと評されている。 業績番号(学部・研究科等) 15-2-1004 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 教育学部・教育学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 哲学 細目番号 2806 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 島 剛、 「たまきはる—光の雨降る」 (サイズ W130×D270×H320 cm) 、第9回日本現代陶彫展(2004 年 11 月 28 日— 12 月 12 日) 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 常に雲に覆われた屋久島の原生林での体験をもとに、 水の循環によって育まれる生命環境という世界観を彫刻化し ている。樹木をおおう雨をガラス質の釉薬のかかった陶片を組み合わせ、下降する雨と上昇する樹木を交叉させる という造形的試みによって、3mを超える大きさにもかかわらず圧迫感のない柔な光のきらめく量感を実現し、新 たな作品世界を切り開いた。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある S:当該分野において、優秀な水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 日本現代陶彫展(主催;岐阜県土岐市、後援;文化庁・岐阜県・岐阜県教育委員会等)は、国内でも最も歴史の ある全国規模の陶による彫刻公募展であり、4 年に一度オリンピックの年に開催されている。本作品は、陶彫を志 す作家が満を持して出品した 134 点の中から選ばれて、上位 10 作品に与えられる優秀賞を受賞した。この公募展 は、マケット(模型)によって審査され、10 点のみが、大作の制作を許されるというユニークなシステムであり、 本作が高い評価を受けたことを示している。審査委員は、日野耕之祐(美術評論家) 、加藤幸兵衛(美濃陶芸協会 会長) 、酒井忠康(神奈川県立近代美術館長=当時、現世田谷美術館長) 、手塚登久夫(東京芸術大学教授) 、三木 多聞(元国立国際美術館長) 、米倉守(多摩美術大学教授)であり、いずれも長年にわたって彫刻芸術の評価に携 わってきた日本を代表するメンバーである。 業績番号(学部・研究科等) 15-2-1005 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 教育学部・教育学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 哲学 細目番号 2806 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 十河雅典、十河雅典の世界展、茨城県つくば美術館、 2005 年 10 月 8 日—11 月 6 日 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 本展は、 茨城県つくば美術館が、 十河雅典の絵画制作における業績を回顧・顕彰するために企画されたものであり、 つくばエクスプレス開通記念展として開催された。十河雅典の 30 余年にわたる創作活動の中から、代表的大作 35 作品が選ばれた。その最大のものは 585x810cm であった。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある S:当該分野において、優秀な水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 茨城県つくば美術館が十河雅典の 30 余年わたる絵画制作の業績を高く評価し、その制作過程を回顧し、芸術家 十河雅典を顕彰することを目的として、本展覧会が企画された。本展覧会は、その内容を広く普及すべく、つくば エクスプレス開通記念展として開催された。同時発行の図録「十河雅典の世界」は、つくば美術館長舟木力英氏の 論評「十河雅典の芸術—同時代を生きる絵画」のなかで、十河の作品を「躍動・狂喜・乱舞する強烈な色彩と猛烈 な筆法と同時に細心な緻密さも見られ」 「現代日本の社会状況と濃密にかかわりあうメッセージ性の強い時代の証 言」と高く評価されている。会期中の記念講演会「十河雅典の作品世界」では、講師寺門寿明氏(水戸市博物館長、 美術史研究家)は、十河の作品中の文字や記号の扱われかたの変遷を解析し、絵画表現を果敢にきり拓く試みとし て高く評価した。この展覧会の内容と行事は、朝日新聞(全国版) 、毎日新聞(地方版) 、茨城新聞、NHK・BS 放送 等により紹介され、反響を呼んだ。 業績番号(学部・研究科等) 15-2-1006 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 教育学部・教育学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 史学 細目番号 3102 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 酒井紀美、 「中世法と在地社会」 、歴史学研究会・日本史研究会編『日本史講座』第四巻、東京大学出版局、223-25 2頁、2004年 2. 研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) ウ. アイに該当せず) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5) その他 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 中世社会において、在地の法が成文法として登場するのは13世紀半ばであるが、それ以前から慣習法として様々な 法が村落社会の中で機能していた。検断・相論・徳政・半済という局面で、そうした法がどのような働きをしてい たかを追いかけてみると、そこに自力救済原理と神裁への大きな信頼という特徴が浮かび上がってくる。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 歴史学研究会と日本史研究会の両学会は、1956年、1970年、1984年とほぼ15年置きに三次にわたって、 『講座日 本史』を刊行してきた。今回の第4次『講座日本史』は、前回以来20年間の日本史研究の成果をまとめたものであ り、各分野を代表する研究者により執筆されている(発行部数は8000部) 。本論文は、著者の在地社会についての 研究成果を法秩序の観点からまとめたもので、 社会史的視角から中世法をとらえ中世法制史研究に新たな視点を加 えたものとして『史学雑誌』 (114遍5号) 「2004年の歴史学会 回顧と展望」でも積極的な評価を受けている。 業績番号(学部・研究科等) 15-2-1007 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 教育学部・教育学研究科 重点的に取り組領域名 共同利用・共同研究 分科名 心理学 細目番号 3902 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 数井みゆき、遠藤利彦(共編著)『アタッチメント-生涯にわたる絆-』 、 、ミネルヴァ書房、276 頁、2005 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) ヒトが生まれてすぐに築く養育者との関係,つまり,アタッチメントについて,その理論の説明,0 歳代から,老 年期に至るまでの発達や変化などを,実証研究をもとに詳細にレビューした。ヒトに標準的だといわれるアタッチ メントから,不適切な養育があった場合の不安定,病理的なアタッチメントについても羅網し,国際比較のデータ もまとめて載せてある。 この本を読めば, アタッチメントについて現在までにわかっていることが大体理解できる。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある S:当該分野において、優秀な水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 専門書としての書評を複数の場で受けている。例えば、金子書房発行の『児童心理』において,柏木惠子氏(文 京学院大学)により,あるいは,日本子どもの虐待防止学会の研究誌“子ども虐待とネグレクト”での精神科医の 森田展彰氏(筑波大学)による書評がある。本書をもとに、全国の家庭裁判所調査官対象のアタッチメントについ ての研修会を依頼されて行った。また、厚生労働省から審議官・虐待対策室専門員等約15名が参加したアタッチ メントの勉強会にも、講師として招かれた。 出版冊数 初版 1500 部、二版 600 部、三版 600 部、四版 600 部。 日本図書館協議会を通して日本全国の公立図書館に入庫されている。 全国大学図書館蔵書件数 118 大学(NACSIS Webcat による) 。 教育学部系での授業でのテキストとして採択(九州大学、北里学園大学大学院、山形大学、他) 。 その後出された関係の書籍の多くに引用・参考文献として挙げられている。 業績番号(学部・研究科等) 15-2-1008 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 教育学部・教育学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 心理学 細目番号 3904 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Shoji, H., Skrandies, W., ERP topography and human perceptual learning in the peripheral visual field, International Journal of Psychophysiology, 61, 179-187, 2006. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 健常者を対象として,周辺視野に副尺刺激を反復呈示し,識別訓練を継続して実施することで,次第に識別能が向 上し,知覚学習が成立することを心理物理学的に明らかにした。さらに,知覚学習前後で脳波測定を実施すること で,このような知覚学習の成立に脳の可塑的変化が関与していることを実証した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文はドイツ連邦共和国ギーセン大学の Skrandies 教授との共同研究による成果であり,この研究は 2004 年 度の文部科学省在外研究(若手)により行なわれた。本論文は,査読付の国際誌で,International Organization of Psychophysiology の Official Journal に掲載されたものであり,生理心理学の分野では権威ある代表的なジャ ーナルである。本論文掲載時のインパクト・ファクター(IF)は 2.5 で,現在も生理心理学の分野では高い地位を 維持している(2006 年のインパクトファクターは 2.247) 。論文公刊後,海外の研究者より論文の別刷請求もこれ まで 1 件あり,Scopus や Google Scholar によれば 2008 年 3 月末時点で引用件数は 4 件ある。なお,この研究の成 果は,ドイツマッピング研究会(2004 年,ポスター) ,日本脳電磁図トポグラフィ研究会(2005 年,口頭) ,日本 臨床神経生理学会(2005 年,ポスター)にて発表された。 業績番号(学部・研究科等) 15-2-1009 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 教育学部・教育学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 心理学 細目番号 3904 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Shoji, H., Ozaki, H., Topographic change in ERP due to discrimination of geometric figures in the peripheral visual field, International Journal of Psychophysiology, 62, 115-121, 2006. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 周辺視野の様々な位置に呈示される幾何学図形を識別する際の高次中枢過程を事象関連電位により脳波トポグラ フィ解析を駆使して明らかにした。その結果、中心視野から周辺視野に向かうにつれて幾何学図形識別精度は低下 していたが、刺激呈示後 0.2 秒辺りに出現する事象関連電位の頭皮上分布も変容しており、この時間帯に進行して いる図形識別の脳内機序を事象関連電位でも捉えうることを実証した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は,査読付の国際誌で,International Organization of Psychophysiology の Official Journal に掲載 されたものであり,生理心理学の分野では権威ある代表的なジャーナルである。本論文掲載時のインパクト・ファ クター(IF)は 2.5 で,現在も生理心理学の分野では高い地位を維持している(2006 年のインパクトファクターは 2.247) 。論文公刊後,海外の研究者より論文の別刷請求がこれまで 1 件あり,Google Scholar によれば 2008 年 3 月末時点で引用件数は 2 件ある。なお,この研究成果の一部は,1999 年にチェコで開催された第 11 回国際筋電図 臨床神経生理会議にて発表され,その際に国際神経生理学連合より若手研究者への奨励助成金を獲得した。 業績番号(学部・研究科等) 15-2-1010 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 教育学部・教育学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 教育学 細目番号 4003 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 田中健次、ひと目でわかる日本音楽入門 改訂版、音楽之友社、175 頁、2004 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 『ひと目でわかる日本音楽入門 改訂版』は、 「日本音楽のあらまし」 「古代」 「中世」 「近世」 「近代」 「日本の楽 器」の全六章で、また各章の項目は見開き2頁、右頁説明文、左頁図版という、これまでの日本音楽研究書にはな いスタイルになっている。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある S:当該分野において、優秀な水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 日本音楽に関する著作は研究者用に編纂された専門書と、特定分野を対象にした専門書があり、いずれも日本音 楽学習の入門書として適当ではなかった。 学校教育で 「伝統音楽学習」 が義務化されてから、 広範な日本音楽を 「短 時間で概要をわかりやすく把握できる」著作が教育関係者より望まれていた。本書は、その要望に応えるものと評 価されている。 出版部数は、初版 2500、改訂版 2500、三版 1000,四版 1000、五版 800 である。日本図書館協議会を通して全国 の公立図書館に入庫されている。また、大学図書館での蔵書件数は 128 大学(4 月 10 日現在、NACSIS Webcat によ る)であり、埼玉大学や東京学芸大学などでテキストとしての採択されている。初版(本申請書でいう書籍は、そ の改訂版)について、茨城新聞文化欄に 2003 年 5 月 15 日写真入りで「図式で明快に邦楽歴史解説」 「教育現場に お薦めの一冊」として紹介された。現在、ハーバード学音楽学部で本書の英語版が作成されつつある。 業績番号(学部・研究科等) 15-2-1011 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 教育学部・教育学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 教育学 細目番号 4004 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 荒川智、高橋智(編集代表、日本特別ニーズ教育学会編) 、テキスト 2007 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 特別ニーズ教育、ミネルヴァ書房、253 頁、 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 本書の構成は、第1章・特別支援教育・特別ニーズ教育の動向、第2章・特別なニーズを持つ子どもと特別な教 育的配慮、第3章・特別支援教育・特別ニーズ教育の実践、第4章・特別支援教育・特別ニーズ教育の論点、第5 章・特別ニーズ教育の国際動向、から成る。執筆は、特別ニーズ教育学会の会員で当該分野の代表的研究者が担当 している。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある S:当該分野において、優秀な水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本書は特別ニーズ教育に関するわが国で最初の体系的なテキストである。本書は、特別ニーズ教育の国際的動向 を踏まえ、各種障害はもとより、いじめ・不登校、要日本語指導など特別な教育的ニーズをもつ子どもや、医療少 年院、養護施設などでの指導等、特別支援教育に関する従来のテキストではほとんど取り上げられていなかった事 項も論究している。 刊行が平成 19 年 5 月で大学の講義はすでに始まっていたが、19 年度は 5 大学の講義と数都県の認定講習などで 採用され、現在の印刷部数は 1 版 1 刷:1800 部、1 版 2 刷:800 部である。 障害者教育・福祉の分野でも期待が高く、例えば、月刊誌『みんなのねがい』 (全国障害者問題研究会発行)の 2007 年 9 月号では、図書紹介として次のように取り上げられている:「障害者権利条約が採択され、インクルーシ ブ教育に対する議論が盛んに行われている現在、その根拠をなす「特別な教育的ニーズ」とは何かを的確に把握す ることができるであろう。また、それに応える教育の世界的情勢は、日本における「特別支援教育」施策の方向と は性格を異にするものであることがわかる。(52 ページ) 」 業績番号(学部・研究科等) 15-2-1012 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 教育学部・教育学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 数学 細目番号 4104 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Kawashita, M., Kawashita, W., Soga, H., Scattering theory for the elastic wave equations in perturbed half-spaces. Transactions of the American Mathematical Society, 358, 5319-5350. 2006. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア. 原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 境界にいろいろ凹み等があることによって起こる弾性波の散乱現象を扱っている。 その散乱状況と境界の状況の対 応関係を明らかにしようとするのが散乱理論であるが、ここでは、境界に集中する表面波に焦点をあてて散乱理論 を構成している。さらに、その理論(数学的枠組み)の下で、上記の対応関係を具体的に究明するための基礎になる 散乱核の表示式を与え(証明し)ている。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 一般に数学の学術誌は掲載する論文の水準で概ね順位付けされており、 学術誌ごとにその中の論文の水準はほぼ そろっている。したがって、どこの学術誌に掲載されたかで概ねその論文の水準を知ることができる。本論文が掲 載されている Transactions of the American Mathematical Society は、アメリカ数学会の発行している主要な論 文集で、アメリカのみならず各国からの論文投稿を募っているものである。さらに、この学術誌は、古くから知ら れ、世界的にトップレベルの定評あるものであり、投稿論文は厳しい審査を受けることになる。掲載へのハードル は国内のどの(数学の)学術誌よりも高いというのが一般的な認識である。 業績番号(学部・研究科等) 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 15-2-1013 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 学部・研究科等名 教育学部・教育学研究科 分科名 基礎生物学 細目番号 5702 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Kudô, K., S. Tsujita, K. Tsuchida, Sô. Yamane, S. Mateus, Y. Itô, S. Miyano, R. Zucchi, Stable relatedness structure of the large-colony swarm-founding wasp Polybia paulista, Behavioral Ecology & Sociobiology, 58, 27-35, 2005. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) ブラジルの巣分かれ創設型のアシナガバチ Polybia paulista において、DNA マイクロサテライト領域の分析から、 コロニー内の血縁構造を明らかにした。本種は多女王制であるが、女王間の血縁度は高く、full sister で、ワー カー間は従姉妹の関係にあることが判った。 コロニーの発達に伴い、 女王数は変動するが、 新女王を生産するとき、 コロニー内の女王は1個体に減っていることが示唆された。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一に○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、ドイツの Springer 社から出版されている“Behavioral Ecology & Sociobiology”に掲載された。本 誌は行動生態学及び社会生物学の分野では、最も水準の高い国際誌の一つで、インパクトファクターは 2.32 (2006 年) である。日本国内からの投稿は少なく、カリバチに関する日本からの掲載は、本論文が始めてである。2008 年 3 月までの引用件数は 1 件である。 業績番号(学部・研究科等) 15-2-1014 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 教育学部・教育学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 農学 細目番号 6004 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Ono, Y., Plantainlily rust fungus is distinct from daylily rust fungus, Journal of General Plant Pathology, 71, 99-106, 2005. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5) その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) ユウスゲ類さび病菌及びギボウシ類さび病菌は病原菌学的に同一であるとされてきた。しかし、野外調査と人工接 種試験によって、両さび病菌が異種寄生生活環での夏胞子・冬胞子世代の宿主特異性で明瞭に異なることを明らか にした。同時に、夏胞子・冬胞子の形態的特徴の相違も明らかにした。これらの相違は2サビ病菌群間の生殖的隔 離を示すものであり、これら 2 菌群はそれぞれ寄生性・病原性の異なる独立種であると結論した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) Journal of General Plant Pathology は、日本植物病理学会が編集し、Springer-Verlag Tokyo が発行する英文 誌であり、国際的に広く認知されている権威ある学会誌である。本論文の内容が評価され、2006 年度には、日本菌 学会(International Mycological Association を構成する 7 つの国際的菌学会のひとつで、イギリス菌学会およ びアメリカ菌学会と比肩される学会)の学会賞授賞対象論文のひとつとなった(授賞・授賞講演:2006 年 5 月 27 日、千葉県千葉市青葉の森文化会館) 。授賞論文は、推薦理由書で「… サビキンの宿主特異性・生活環の解明をし …その研究成果は … 高い評価を受けている」と説明され、選考理由書では「… サビキンの系統関係を追求解明 し … 国際級の優れた多くの研究業績 …」評価を受けている。 業績番号(学部・研究科等) 15-2-1015 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 教育学部・教育学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 内科系臨床医学 細目番号 7209 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Takeshita S, Kawamura Y, Takabayashi H, Yoshida N, Nonoyama S, Imbalance in the production between vascular endothelial growth factor and endostatin in Kawasaki disease, Clinical & Experimental Immunology, 139, 575-579, 2005. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア. 原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 川崎病患児の血清中の血管増殖性因子(VEGF)と endostatin(抗血管増殖性因子の1つ)値を測定した結果、 急性期 には VEGF 値が増加して endostatin 値は経過する傾向を示した。また、冠動脈病変を有する群では、有しない群に 比較して VEGF/endostatin 比が高くなる傾向を示した。従って、川崎病においては、血管増殖性因子と抗血管増殖 性因子の産生の不均衡があることが判明した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、欧州では代表的な免疫学の学術雑誌である Clinical and Experimental Immunology (Impact factor 2.747, 2006 年)に掲載された。川崎病において血管増殖性因子と抗血管増殖性因子を同時に測定して、それらの産 生の不均衡があることを初めて報告した。本研究の独創性と成果は、第 26 回日本川崎病研究会(2006 年 10 月、大 阪)のシンポジウム「川崎病に対する更なる治療法を求めて」で高く評価されて「Progress in Medicine」 (ライ フサイエンス、2007 年 1 月号)の別冊にも紹介された。 業績番号(学部・研究科等) 15-2-1016 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 教育学部・教育学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 内科系臨床医学 細目番号 7209 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Takeshita, S., Tsujimoto, H., Nakatani, K., Intravenous immunoglobulin preparations promote apoptosis in lipopolysaccharide-stimulated neutrophils via an oxygen-dependent pathway in vitro., APMIS ,113, 269-77, 2005. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア. 原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 自己免疫疾患や全身性炎症性疾患に使用される免疫グロブリン製剤が好中球アポトーシスに与える影響を in vitro で検討した。 免疫グロブリン製剤は、 lipopolysaccharide(LPS)で刺激た好中球のアポトーシスを促進した。 また、 そのメカニズムとして、 FcγⅡとⅢ受容体を介して起こる酸素依存性の経路を介していることが示唆された。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、Scandinavian Societies for Medical Microbiology and Pathology の学術雑誌である APMIS(Acta Pathologica, Microbiologica et Immunologica Scandinavica) (Impact factor 1.875, 2006 年)に掲載された。 この論文の成果は、 「The world on plasma products –血漿分画製剤に関連する最新文献集-」 (ベネシス、2006 年 10 月)に「静注用免疫グロブリン製剤は in vitro で LPS 刺激による好中球のアポトーシスを酵素依存性に促進す る」という題目で掲載され、血漿分画製剤に関する重要な論文 7 編の 1 つとして注目されている。 茨城大学理学部 3 .理学部 Ⅰ 理学部の研究目的と特徴 Ⅱ ・・・・・・3-2 分析項目ごとの水準の判断 ・・・・・3-3 分析項目Ⅰ ・・・・3-3 分析項目Ⅱ Ⅲ 研究活動の状況 研究成果の状況 ・・・・3-7 質の向上度の判断 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 - 11 -3-1- 茨城大学理学部 Ⅰ 理学部の研究目的と特徴 1 .国 立 大 学 法 人 茨 城 大 学 理 学 部 は 、 が 国 の 先 端 科 学 関 連 の 研 究 や 産 業 の 中 核 的 拠 点 の 一 我 つである首都圏北部に立地する特徴を生かし、 様な自然科学に関する学術研究活動を 多 行 う と と も に 、国 際 社 会 と 地 域 に お け る 、学 術・文 化 の 発 展 に 寄 与 す る こ と を 目 的 と す る。 2 .理 学 部 が 行 っ て い る 研 究 分 野 は 広 範 囲 に わ た っ て い る が 、数 学・情 報 数 理 分 野 、物 理 ・ 天 文 学 分 野 、化 学 分 野 、生 物 科 学 分 野 、地 球 科 学 分 野 に 大 別 で き る 。そ れ ぞ れ の 分 野 で 盛 ん に 研 究 が 進 め ら れ て お り 、数 学・情 報 分 野 で は 幾 何 学 や 群 論 、物 理・天 文 学 分 野 で は 量 子 物 理 や 惑 星 形 成 解 析 、化 学 分 野 で は 光 化 学 や 分 析 、計 算 化 学 、生 物 科 学 分 野 で は 生 命 科 学 や 社 会 性 昆 虫 学 、生 態 学 、地 球 科 学 系 で は 。地 殻 お よ び 大 気 の 分 析 を 中 心 と し た研究が行われている。 3 .学 部 と し て の 研 究 推 進 の た め 、関 連 分 野 間 で の 情 報 交 換 や 共 同 研 究 を 進 め る た め に 、教 員有志による緩やかな研究の連携組織である、 学部サイエンスフォーラムを組織する 理 こ と を 推 進 し て い る ( 資 料 3-0-1: 量 子 サ イ エ ン ス フ ォ ー ラ ム 講 演 会 プ ロ グ ラ ム ) 。 [想定する関係者とその期待] 想定される関係者は、教員の研究分野に合致する各学会および基礎研究機関、それに 高校生を含む一般市民である。期待されていることは、学会からは学問分野の発展に寄与 することと分野の研究資金拡大に貢献すること、基礎研究機関からは連携協力と学問分野 発展への寄与であり、さらに一般市民からの期待は、域課題を解決する方策の提示とい った研究成果の社会への還元および高校を中心とする地域教育への協力である。 ( 資 料 3-0-1 : 量 子 サ イ エ ン ス フ ォ ー ラ ム 講 演 会 プ ロ グ ラ ム ) (出典:量子サイエンスフォーラムプログラム) -3-2- 茨城大学理学部 Ⅱ 分析項目Ⅰ 分析項目ごとの水準の判断 分析項目Ⅰ 研究活動の状況 (1 )観 点 ご と の 分 析 観点3-1-1 研究活動の実施状況 (観 点 に 係 る 状 況 ) 研究の基本単位は各教員である。それぞれの教員は、研究のための外部資金獲得に努力 しており、理学部は科学研究費への申請率・採択率ともに学内で最も高い部局である(資 料 3-1-1-1:科 学 研 究 費 の 申 請 数 、採 択 状 況 ) 。そ れ ら の 外 部 資 金 に よ り 、全 て の 教 員 が 積 極的かつ先導的な研究を行っており、運営費交付金による研究費がほとんど無い中で、外 部 資 金 の 獲 得 に 努 力 し 、 そ の ア ウ ト プ ッ ト の 一 つ と し て 、 Nature、 Science と い っ た 世 界 トップレベルのジャーナルに掲載される研究成果(分析項目Ⅱ、顕著な業績の説明書を参 照)を、継続的にあげている。その一方で、外部に対する研究成果のアウトリーチや、組 織内での研究に関する連携体制の整備が十分でなかった点をあらためるべく、 人化以降、 法 科 学 セ ミ ナ ー や 研 究 室 公 開 等 に も 努 め て い る ( 資 料 3-1-1-4: 科 学 セ ミ ナ ー HP 掲 載 、 資 料 3-1-1-5: サ イ エ ン ス テ ク ノ ロ ジ ー フ ェ ス タ HP 掲 載 、 資 料 3-1-1-6: 研 究 室 訪 問 交 流 会 ア ンケート集計) また、研究成果の国際的な学術誌への論文公表を積極的に行っており、 。 それらの一部は新聞報道などによって一般社会的にも還元され、評価されている(分析項 目Ⅱの新聞報道の例を参照) 。 ま た 、 理 学 部 で 行 わ れ て き た 研 究 の 一 つ は 、 平 成 18 年 度 よ り 大 学 発 ベ ン チ ャ ー 「 株 ) ( バイオフォトケモニクス研究所」として起業し、理学部棟内に研究室と事務所を構えてい る 。 資 料 3-1-1-7: バ イ オ フ ォ ト ケ モ ニ ク ス 研 究 所 の 報 道 一 覧 ) ( 次 に 、理 学 野 所 属 教 員 に よ る 研 究 業 績( 学 外 機 関 と の 共 同 研 究 を 含 む )に つ い て 、著 書 、 学 術 誌 論 文 ( 査 読 付 き ) に つ い て 集 計 を 行 っ た 。 そ の 結 果 は 下 記 ( 資 料 3-1-1-2: 著 書 の 出 版 件 数 、 資 料 3-1-1-3: 査 読 付 き 学 術 誌 論 文 の 発 表 数 ) の 通 り で あ る 。 ( 資 料 3-1-1-1: 科 学 研 究 費 の 申 請 数 、 採 択 状 況 ) 理 学 部:科 学 研 究 費 補 助 金申請数と採択状況 平成 平成 平成 平成 16 17 18 19 年度 年度 年度 年度 現員 人 69 70 70 68 (出典:科学研究費補助金 応募 件数 件 65 77 71 73 応募率 % 94.2 110.0 101.4 107.4 年度別・部局別 採択 件数 件 32 39 41 37 採択率 % 49.2 50.6 57.7 50.7 採択金額 (千 円 ) 59,500 104,200 81,100 74,100 応募・採択状況調より 抜粋) ( 資 料 3-1-1-2: 著 書 の 出 版 件 数 ( 平 成 16 年 度 〜 平 成 19 年 度 ) ) 学問分野 合計件数 2004 2005 2006 2007 数 学 ・情 報 数 理 5 0 3 0 2 物理 2 1 0 1 0 化学 15 5 3 4 3 生物科学 9 4 3 2 0 地球環境科学 18 7 7 0 2 合計 47 17 16 7 7 ( 出 典 : 理 学 部 年 次 報 告 書 ( 平 成 15 年 度 〜 18 年 度 ) ) -3-3- 茨城大学理学部 分析項目Ⅰ ( 資 料 3-1-1-3: 査 読 付 き 学 術 誌 論 文 の 発 表 数 平 成 16 年 度 〜 平 成 19 年 度 ) ) 合計件数 2004 2005 2006 2007 数 学 ・情 報 数 理 39 11 10 11 7 物理 78 9 13 31 25 化学 45 6 10 15 14 生物科学 74 9 18 24 23 地球環境科学 72 13 20 27 12 学問分野 合計 3 06 48 71 108 81 ( 出 典 : 理 学 部 年 次 報 告 書 ( 平 成 15 年 度 〜 18 年 度 ) ) 上 記 を 見 る と 、 著 書 数 は や や 減 少 し て い る も の の 、 平 成 17 年 度 、 平 成 18 年 度 に 学 術 誌 論文数が大幅な増加を見せており、その後も高い水準を保っている。このことは、理学野 所属教員が、学会で評価される研究成果の発表に重点をおき、それに十分に応えられるだ けの研究成果をあげる努力を続けてきたことを示している。その成果が査読付き学術誌掲 載論文数の大幅な伸びにつながっていると考えている。 ( 資 料 3-1-1-4: 科 学 セ ミ ナ ー HP 掲 載 事 項 ) 科学セミナー [日 程 ] 10/20(土 ) 14時 ~ 17時 講演タイトル : 「単細胞生物の世界」 講演者 : 茨城大学理学部准教授 菅井俊郎 場 所 : 茨 城 大 学 理 学 部 K棟 イ ン タ ビ ュ ー ス タ ジ オ 概 要 : 私 達 の 体 は 、多 く の 細 胞 か ら で き て い ま す が 、最 初 は 受 精 卵 と い う 1 個 の 細 胞 で し た 。細 胞 が 生 き て い る の で す 。細 胞 1 つ が 1 個 体 で あ る 生 物 が 単 細 胞 生 物 で 、多 様 性 に 富 み 、地 球 上 の あ ら ゆ る 場 所 に 住 ん で い ま す 。こ の 膨 大 な 世 界 を 紹 介 し ま す 。 申込み 不要、参加無料。 10/28(日 ) 研 究 発 表 会 基 調 講 演 「 や っ ぱ り ケ ミ ス ト リ ー で し ょ − 化 学 が 広 げ る 夢 の 世 界 − 」 (折 山 ) 11/10(土 ) 「 Mathematicaを 用 い た 現 代 数 理 科 学 入 門 」 ( 長 谷 川 ) 12/9(日 ) 北 茨 城 科 学 の 祭 典 へ の 出 展 予 定 ( 北 茨 城 市 市 民 ふ れ あ い セ ン タ ー ) 9:30-15:30 「 地 球 を 作 り 、 太 陽 を 見 て 、 宇 宙 を 感 じ よ う 」 ( 野 澤 ・ 百 瀬 ) 「 バ イ オ 光 化 学 電 池 で モ ー タ ー を 回 し て み よ う 」( 藤 井 ・金 子 ) 「 シ ロ ア リ の 行 動 観 察 」 ( 北 出・田内) 詳細が決まり次第随時更新していきます。 ( 出 典 : 理 学 部 ホ ー ム ペ ー ジ 2007) -3-4- 茨城大学理学部 分析項目Ⅰ ( 資 料 3-1-1-5: サ イ エ ン ス テ ク ノ ロ ジ ー フ ェ ス タ HP 掲 載 ) ( 出 典 : 理 学 部 ホ ー ム ペ ー ジ 2007) ( 資 料 3-1-1-6: 研 究 室 訪 問 交 流 会 ア ン ケ ー ト 集 計 ) ( 出 典 : 平 成 19 年 度 研 究 室 訪 問 交 流 会 ア ン ケ ー ト ( 茨 城 産 業 会 議 ) ) -3-5- 茨城大学理学部 分析項目Ⅰ ( 資 料 3-1-1-7: バ イ オ フ ォ ト ケ モ ニ ク ス 研 究 所 の 報 道 一 覧 ) 関連研究 新 聞 ・ TV/ 雑 誌 等 へ の 紹 介 一 覧 ( 金 子 正 夫 , 080417 ) 1 ) ニ ュ - ズ ウ イ - ク 日 本 版 , (1999.1.13 発 行 ) 21 世 紀 の リ - ダ - ( 世 界 の 全 分 野 ) 100 人 ” の ” 内 , 科 学 技 術 関 係 13 名 中 の 一 人 に ノ ミ ネ - ト ( 光 触 媒 に よ る 水 の エ ネ ル ギ - 資 源 化 ) ( 日 本 人 は 計 2 名) . 2 ) 化 学 工 業 日 報 ,2005.12.15 3 ) 日 本 経 済 新 聞 , 2007.2.2 ”光燃料電池を開発” ” [光 燃 料 電 池 ] 技 術 を 開 発 ” 4 ) 日 経 産 業 新 聞 , 2007.2.10 ” 光燃料電池]技術を事業化” [ 5 ) 日 本 経 済 新 聞 , 2007.2.14 利根往来 6 ) 朝 日 新 聞 , 2007.5.22 ”新エネ開発で社会貢献めざす” ” 光 で 糞 尿 処 理 ,同 時 に 発 電 ” 7 ) ソ ー ラ - シ ス テ ム , No.108 号 , 2007 年 , ”バイオマス廃棄物を処理しながら発電できる光燃料電池” 8 ) NHK/TV 1 . 2007 年 5 月 23 日 , 18:10-19:00 , 茨 城 デ ジ タ ル 放 送 2 . 2007 年 5 月 31 日 , 11:00-12:00 , NHK 総 合 第 1 , こ ん に ち は 一 都 六 県 3 . 2007 年 6 月 13 日 , 17:15-18:00 , NHK 総 合 第 1 , ゆ う ど き ネ ッ ト ワ - ク (出典: 株)バイオフォトケモニクス研究所、各報道機関) ( ( 2 )分 析 項 目 の 水 準 及 び そ の 判 断 理 由 ( 水 準 )期 待 さ れ る 水 準 に あ る 。 (判 断 理 由 ) 運営費交付金による研究費がほとんど無い中で、外部資金の獲得に努力し、そのアウト プ ッ ト の 一 つ と し て 、 Nature、 Science に 掲 載 さ れ る 研 究 成 果 ( 分 析 項 目 Ⅱ 、 II 表 参 照 ) を継続的にあげるとともに、国際的学術誌に多数の成果が掲載されている。これらの成果 は、中規模地方大学の学部としては十分に高いレベルの学界への寄与と判断され、期待を 上回る水準と判断できる。 また、理学部・理工学研究科(理学系)独自の一般社会への情報発信のための努力も果 断 な く 行 っ て い る ( 資 料 3-1-1-5: サ イ エ ン ス テ ク ノ ロ ジ ー フ ェ ス タ HP 掲 載 ) 地 域 に 根 。 ざ し た 大 学 と し て の 、研 究 成 果 の 地 域 還 元 と い う 面 で は 、ベ ン チ ャ ー 企 業「 株 )バ イ オ フ ( ォトケモニクス研究所」の起業と、特別講座「半導体の基礎」の開講など、物性、化学分 野において特筆すべき成果もあがっている。これらを総合的に判断して標記に示したとお り、期待される水準をやや上回りつつ、十分に達成していると考えられる。 -3-6- 茨城大学理学部 分析項目Ⅱ 分析項目Ⅱ 研究成果の状況 (1 )観 点 ご と の 分 析 観 点 3 - 2 - 1 研 究 成 果 の 状 況 (大 学 共 同 利 用 機 関 、 大 学 の 全 国 共 同 利 用 機 能 を 有 す る 附 置 研 究 所 及 び 研 究 施 設 に お い て は 、共 同 利 用・共 同 研 究 の 成 果 の状況を含めること。) (観 点 に 係 る 状 況 ) ほとんどの教員が、例えばインパクトファクターが 5 を超える論文誌に成果発表するな ど、それぞれの分野で学術的にAランク以上と評価できる業績を多数上げている。その中 で も 、 特 筆 す る べ き 成 果 ( S ま た は SS) と し て 12 件 を 取 り 上 げ た ( 理 学 部 研 究 業 績 説 明 書 ( Ⅱ 表 ) 。 そ れ ら の 内 訳 は 、 学 術 的 に 高 い 評 価 を 得 て い る も の 11 件 、 社 会 的 に イ ン ) パ ク ト を 与 え て い る も の 1 件 で あ る 。 観 点 I で も 述 べ た よ う に 、 Nature、 Science に 掲 載 される研究成果(理学部 研究業績説明書(Ⅱ表)参照)を継続的にあげていることは、 理学部の研究レベルの高さを示すものである。 以下に、国際的学術誌への掲載業績について具体的に説明する。 平 成 16 年 に 岡 本 美 子 講 師 が 星 周 円 盤 の 微 細 構 造 に つ い て 、 が っ た 円 盤 を 空 間 的 に 分 解 広 し つ つ 分 光 学 を 適 用 す る と い う 独 創 的 な 手 法 で 詳 細 に 解 析 し た 成 果 を Nature に 発 表 し た 。 この成果はその後も多くの新聞報道の他、 文学関連論文にも引用されているものである。 天 ( 資 料 3-2-1-1: 岡 本 業 績 資 料 ) 平 成 17 年 に は 松 影 香 子 講 師 が 、 来 困 難 で あ っ た 高 温 高 圧 下 に お け る 含 水 流 体 の 封 入 と 従 地 球 マ ン ト ル に 近 い 酸 素 分 圧 の 再 現 を 同 時 に 可 能 に す る 実 験 セ ル を 作 る こ と に 成 功 し 、 2O H 成分は他の成分に比べ、非常に圧縮しやすく、含水珪酸塩流体は地球深部に向かって沈ん で し ま う と い う 非 常 に 重 要 な 地 球 科 学 的 知 見 を Nature 誌 に 発 表 し た 。 論 文 掲 載 の 翌 年 に 本 は 、本 結 果 を 追 認 す る 結 果 が 他 研 究 グ ル ー プ で 独 立 に Nature に 発 表 さ れ 、先 駆 的 な 研 究 の 重要性が示された。 理学部 研究業績説明書(Ⅱ表)参照) ( 平 成 18 年 に は 仁 木 雄 三 准 教 授 が 、 ョ ウ ジ ョ ウ バ エ で の 生 殖 幹 細 胞 の 培 養 に 世 界 で 初 め シ て 成 功 し 、 米 国 科 学 ア カ デ ミ ー 紀 要 ( PNAS) に 成 果 を 発 表 し た 。 こ の 成 果 も 多 く の 新 聞 等 で報道されると同時に、世界屈指の海外の研究機関との共同研究にも発展している。 資 ( 料 3-2-1-2: 仁 木 業 績 資 料 ) 平 成 19 年 に は 北 出 理 准 教 授 が 、 会 性 昆 虫 で あ る シ ロ ア リ の カ ス ト 働 き ア リ 、 ア リ 、 社 ( 兵 生殖虫など)の分化を制御する機構に遺伝的な要因と個体のフェロモンの2つが関わって いるということを明らかにし、これまでフェロモンのみで制御されていると考えられてい た 通 説 を 覆 す 成 果 を Science に 発 表 し た 。 こ の 成 果 も 新 聞 報 道 さ れ る な ど 注 目 を 集 め て い る 。 資 料 3-2-1-3: 北 出 業 績 資 料 ) ( また、成果の社会的還元という観点でも、学術的に顕著な業績であるフォトケミストリ ーの研究が光燃料電池技術に関する国際特許出願につながると同時に「株式会社バイオフ ォ ト ケ モ ニ ク ス 研 究 所 」 を 起 業 し て 、 NHK テ レ ビ 等 で た び た び 取 り 上 げ ら れ る な ど 、 社 会 的にも大きなインパクトを与えており、全国の地方国立大の理学部でも特筆されるべき成 果となっている。 -3-7- 茨城大学理学部 ( 資 料 3-2-1-1: 岡 本 業 績 資 料 ) この部分は、著作権の関係で掲載できません。 -3-8- 分析項目Ⅱ 茨城大学理学部 ( 資 料 3-2-1-2: 仁 木 業 績 資 料 ) この部分は、著作権の関係で掲載できません。 ( 資 料 3-2-1-3: 北 出 業 績 資 料 ) この部分は、著作権の関係で掲載できません。 -3-9- 分析項目Ⅱ 茨城大学理学部 分析項目Ⅱ ( 2 )分 析 項 目 の 水 準 及 び そ の 判 断 理 由 ( 水 準 )期 待 さ れ る 水 準 に あ る 。 (判 断 理 由 ) 学会で評価される査読付き学術誌論文数が着実に増えており、それらのうちのいくつか が学術的に特に高い評価を受けている。これらは、新聞やテレビ報道で取り上げられて社 会的にも重要な成果として評価されている。このことは、それぞれの教員が関わる学問分 野の学界において期待されている研究成果を着実にあげ、なおかつ一般社会にも評価され る情報発信に努めてきた結果である判断できる。総合的には期待される水準をやや上回り つつ確実に満たしていると判断される。 -3-10- 茨城大学理学部 Ⅲ 質の向上度の判断 ① 事 例 1 「 外 部 研 究 費 の 獲 得 額 の 増 加 」 (分 析 項 目 Ⅰ ) (質 の 向 上 が あ っ た と 判 断 す る 取 組 ) 法人化以後の学内研究費は大きく減少し、特に実験系分野では運営費交付金による研究 が全く不可能なレベルになっている。その中で、理学部の教員は研究成果をあげる努力と と も に 外 部 研 究 資 金 の 獲 得 に 努 力 し 、 資 料 3-1 に 示 す よ う に 、 法 人 化 2 年 目 の 平 成 17 年 度に大幅に外部研究資金獲得額が伸びた。それ以後も法人化前よりも高い水準を維持し続 けていることから、法人化以後の研究能力の向上を示すものである。 (資料 3-1:理学部(理工学研究科(理学系)を含む)における外部研究資金の獲得状況) 外部研究資金の 共同研究 受託研究 科学研究費補助金 受入合計 年度 件 数 金 額 (円 ) 件 数 金 額 (円 ) 件 数 金 額 (円 ) 総 件 数 総 額 ( 円 ) 16 0 0 6 1 5,259,955 39 8 0,400,000 45 9 5,659,955 17 3 2 00,000 6 1 3,742,000 45 1 23,700,000 54 1 37,642,000 18 4 6 ,903,900 6 1 4,973,000 46 9 6,600,000 56 1 18,476,900 19 5 9 ,598,900 3 1 2,477,000 42 8 7,300,000 50 1 09,375,900 注:科研費には分担者として茨城大学に入金されたものを含む ( 出 典 : 理 学 部 年 次 報 告 書 平 成 16 年 度 〜 平 成 19 年 度 ) ② 事 例 2 「 Nature、 Science な ど 世 界 最 高 水 準 の 学 術 誌 へ の 成 果 掲 載 」 (分 析 項 目 Ⅱ ) (質 の 向 上 が あ っ た と 判 断 す る 取 組 ) 法 人 化 直 前 か ら 本 学 部 教 員 の 研 究 成 果 が Nature、 Science と い っ た 世 界 的 最 高 水 準 の 学 術誌に掲載される例が出るようになり、法人化後も、ほぼ毎年のようにいずれかの分野か らの成果が掲載されている(理学部 研究業績説明書(Ⅱ表)参照) 加えて、これらの 。 研究成果は、本学部に所属する若手教員が、単なる共同研究者でなく、中心的な研究者と して関わった研究の結果である場合が大半を占めており、このことは、法人化以後の理学 部の研究実施能力の向上ならびに、その学問的レベルの高さを示すものである。 ③ 事 例 3 「 光 触 媒 電 池 に 関 す る 大 学 発 ベ ン チ ャ ー の 起 業 」 (分 析 項 目 Ⅱ ) (質 の 向 上 が あ っ た と 判 断 す る 取 組 ) 金 子 正 夫 教 授( 平 成 19 年 度 よ り 特 任 教 授 )は 長 年 に わ た り 高 分 子 化 学 、光 エ ネ ル ギ ー 変 換化学等の研究を精力的に進めてきており、その成果の一部はバイオ光化学電池の特許取 得となっている。バイオ光化学電池は、世界に深刻な環境汚染をもたらしているバイオマ ス 廃 棄 物 を 太 陽 光 で 完 全 分 解 浄 化 す る と と も に ,直 接 電 力 を 発 生 さ せ る 画 期 的 な 発 電 装 置 で あ る 。平 成 18 年 度 に は バ イ オ 光 化 学 電 池 を 組 み 込 ん だ シ ス テ ム を 実 用 化 し 、一 般 に 広 め る た め の バ イ オ 化 学 ベ ン チ ャ ー「 株 )バ イ オ ケ モ フ ォ ト ニ ク ス 研 究 所 」を 設 立 し 、理 学 部 ( 建物内のレンタルラボにオフィスと実験室を構えて実用化に向けた研究を進めている。現 在は、光分解効率の向上に向けた試作器の開発を行っているが、近い将来には、太陽可視 -3-11- 茨城大学理学部 光を用いて分解効率を飛躍的に高め、バイオマス廃棄物を完全分解浄化するとともに発電 し ,世 界 の エ ネ ル ギ ー 需 要 の 半 分 を バ イ オ マ ス 廃 棄 物 で ま か な う こ と を 目 指 し て い る 。 の こ ように理学部での研究成果が具体化を目指した起業にまで発展したのはこれが最初であり、 法人化後の実社会へ向けた情報発信に関する取り組みの向上を示すものである。 -3-12- 15 整理番号 - 3 学部・研究科等を代表する優れた研究業績リスト(Ⅰ表) 法人名 学部・研究科名 茨城大学 理学部 1.学部・研究科等の目に沿った研究業績の選定の判断基準(200字以内) 理学部の研究目的は、我が国の研究と産業の中核的拠点の一つである首都圏北部に立地することを活かし、多様な自 然科学に関する学術研究活動を行い、国際社会と地域の学術・文化の発展に寄与することである。そのため、学術面 での国際的評価、および地域振興や社会発展に対する意義と貢献度の二つの側面から検討し、少なくともどちらか一 つの側面において卓越していると判断される研究業績を選定した。 2.選定した研究業績リスト 研究業績の 分析結果 No 研究業績名 細目 番 号 学術的 意義 Commutativity of the group of self-homotopy 15 3 1001 classes of Lie groups, The Bulletin of the London Mathematical Society 4102 15 3 1002 幾何学をみる①、② ,遊星社 4102 社会、経 済、文化 的意義 重複して選定した研究業績 業績番号 (重点的に 取り組む 領域) 業績番号 (他の組織) S S 15 3 1003 An early extrasolar planetary system revealed by planetesimal belts in beta pictoris, Nature 4201 SS 15 3 1004 Low energy hadron physics in holographic QCD, Prog. Theor. Phys 4301 S Evolution of heterogeneous antiferromagnetic state in URu2Si2: Study of hydrostatic-pressure, 15 3 1005 4303 uniaxial-Stress and Rh-Dope effects, Journal of the Physical Society of Japan S Density of hydrous silicate melt at the conditions 4406 of Earth’s deep upper mantle, Nature S 15 3 1006 Elucidation of the mechanism of the 1,6-Cuprate addition to acceptor-substituted enynes via 13C 15 3 1007 kinetic isotope effects, Angewante Chemie, International Edition 15 3 1008 文部科学省リーディングプロジェクト「新方式NMR分析 技術の開発」 Direct electrical power generation from urine, wastes and biomass with simultaneous 15 3 1009 photodecompositionand cleaning,Biosensors and Bioelectronics 4602 S 4706 SS 15 1 2003 15 5 1003 4801 SS 15 5 1004 共同 利用 等 研究業績の 分析結果 No 研究業績名 細目 番 号 学術的 意義 15 3 1010 Sex-linked genetic influence on caste determination in a termite,Science 5702 SS 15 3 1011 Establishment of stable cell lines of Drosophila germ-line stem cells,Proc. Natl. Acad. Sci. USA 5806 SS 1012 1013 1014 1015 1016 1017 1018 1019 1020 1021 1022 1023 1024 1025 社会、経 済、文化 的意義 重複して選定した研究業績 業績番号 (重点的に 取り組む 領域) 業績番号 (他の組織) 共同 利用 等 業績番号(学部・研究科等) 15-3-1001 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 理学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 数学 細目番号 4102 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 大嶋秀明 (河野 明との共著) Commutativity of the group of self-homotopy classes of Lie groups, The Bulletin , of the London Mathematical Society, 36, 37-52, 2004 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 連結リー群 G から自身への連続写像のホモトピー類集合 H(G)は自然に群となり, の特性を強く反映すると確信 G されている。H(G)がべき零群であることはホワイトヘッドにより半世紀前に証明された。一般にべき零群の複雑さ を表す基本的量にべき零指数がある。過去半世紀 H(G)のべき零指数の研究は足踏み状態にあった。本論分は,H(G) のべき零指数が2以上である G 全てを特することに成功し,この分野の研究に大きな一歩を印した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 根拠は次の3点である: ① 発表雑誌はロンドン数学会(1865 年創設)の発行する3雑誌の一つで世に広く知られたものである。 ② 本論文のレフェリー評価は「excellent」である。 ③ 本論文はアメリカ数学会によりレビューされており,そこで示されているサイテーションインデックスは6で ある。 業績番号(学部・研究科等) 15-3-1002 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 理学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 数学 細目番号 4102 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 卜部東介(大森英樹,松本幸夫との共著) ,幾何学をみる - 次元からのイメージ,遊星社,208 ページ,1986(初 版),1997(改訂版) , 卜部東介、幾何学をみる② 1次元代数的特異点とディンキン図形, 遊星社,166 ページ, 2007(増補分冊化3訂 版) 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) ※増補3訂版から単著 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 幾何学と次元をテーマに3人の著者(卜部,大森,松本)がそれぞれ代数幾何学,微分幾何学,位相幾何学の最 先端理論を初学者向けに解説した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある S:当該分野において、優秀な水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 数学専門書は売り上げが伸びないため,良書でもすぐに絶版になりがちである。本書は 20 年間継続して販売さ れ,今回 20 年目にして増補3訂版が3分冊化されて出版されることになった。著者の分は「1次元代数的特異点 とディンキン図形」 168 ページ)の表題で単著出版された。これは数学専門書としては異例のことである。数年 ( 前に三訂増補版への加筆原稿を編集長よりの依頼されたが、依頼メールには「この本は難しい内容だが本当に勉強 したい人に好まれている」とあった。昨年 10 月に三訂増補版出版となった。書評等は追々現れると思われる。 業績番号(学部・研究科等) 15-3-1003 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 理学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 天文学 細目番号 4201 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Y. K. Okamoto, H. Kataza, M. Honda, T. Yamashita, T. Onaka, J. Watanabe, T. Miyata, S. Sako, T. Fujiyoshi, I. Sakon, “An early extrasolar planetary system revealed by planetesimal belts in beta Pictoris”, Nature, Vol. 431, No. 7009, pp.660-223, 2004 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 星周円盤から惑星系が生まれた初期段階にあると予想されるがか座ベータ星に対し、 すばる望遠鏡の中間赤外線 分光撮像装置COMICSで観測し、星周円盤にリング状に塵が集中している場所があること、これらは 1 ミクロ ン以下の塵で 10 年程度の短い時間で円盤から吹きとばされるため、微惑星の衝突で定常供給されていると考えら れることを発見した。これは惑星形成が微惑星形成の段階を経ることを強く支持する結果となった。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本業績は、星周円盤の微細構造について、惑星形成が進むような内側領域についてかつてなく詳細に調べた重要 なもので、さらに惑星の軌道を予測し、惑星形成のパラダイムにおける有力な説であった微惑星形成説を支持する 結果にもなった。また、広がった円盤を空間的に分解しつつ分光学を適用するという手法は、新しく独創的であっ た。その結果、本業績は学術雑誌ネイチャーに掲載され、また、この新しい手法による成果について、ネイチャー の同じ号で別の評者による解説記事も掲載された。本論文の引用回数は多く、当該分野のレビュー記事でも引用さ れている。社会的な関心も非常に高かったため記者発表を行い、実際に毎日・読売・日経など複数の新聞記事とし て掲載されたほか、科学雑誌ニュートン・国立天文台ニュース・ISAS(宇宙科学研究本部)ニュース・公開講 座などでも題材となった。特に本業績の解説用に作成された想像イラストは多くの場所で用いられた。 業績番号(学部・研究科等) 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 15-3-1004 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 学部・研究科名 分科名 理学部 物理学 細目番号 4301 1. 研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 “Low energy hadron physics in holographic QCD” Tadakatsu Sakai and Shigeki Sugimoto, Prog. Theor. Phys. 113: 843-882(2005) 2. 研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 最の弦理論における特筆すべき発展の一つとして, ゲージ重力対応がある。 これはゲージ理論と呼ばれる 量子場の理論が重力理論を用いて記述されるという驚くべき主張である。我々は, この対応を量子色力学(QCD)へ 適用し, これまで理解が困難であった様々な物理現象が, この対応を用いることにより見事に説明されること を示した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、日本における理論物理学の最も権威ある学術雑誌である Progress of Theoretical Physics に掲載さ れた。出版以降 2008 年4月 20 日までの本論文の引用回数が 219 回であることからも、その意義が理解されよう。 わずか数年のうちにこの数字を得ることは、極めて異例なことである。特に、本論文はもともと弦理論を研究する 研究者向けに書かれた論文であったにもかかわらず、現在は弦理論のみならず、ハドロンの研究者にもその重要性 が理解されるに至った事実が、上記の引用回数として現れている。 さらに、本論文は 2008 年3月に開かれた日本物理学会において、第 13 回日本物理学会論文賞を受賞した。 業績番号(学部・研究科等) 15-3-1005 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 理学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 物理学 細目番号 4303 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Makoto Yokoyama and Hiroshi Amitsuka, "Evolution of Heterogeneous Antiferromagnetic State in URu2Si2: Study of Hydrostatic-Pressure, Uniaxial-Stress and Rh-Dope Effects", Journal of the Physical Society of Japan. 76, Suppl. A pp.136-139 (2007). 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 重い電子系物質 URu2Si2 が示す「隠れた秩序」と磁気的性質に対して、静水圧、一軸応力、イオン置換(化学圧 力)条件下における中性子散乱実験を行った結果、正方晶結晶の格子定数比 c/a を 0.1%増大させると隠れた秩序相 から反強磁性相に一次転移することを明らかにした。また、この転移に伴う微視的な磁気揺らぎの性質より、隠れ た秩序として四重極秩序を提案した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、重い電系物質群の示す多彩な物理の中でも URu2Si2 の「隠れた秩序」とその磁気的性質に対して微 視的実験を行うことにより、この系が示す特有な低温物性の起源を探ったものであり、長年続いてきた URu2Si2 の 「隠れた秩序」問題の解決に対して重要な寄与をもたらすものである。この論文やそれに関連する論文は高く評価 され、Novel Pressure-Induced Phenomena in Condensed Matter Systems(2006 年 8 月 26-29 日)や Internal Conference on Magnetism(2006 年 8 月 20-25)といった、発表件数がおおよそ 150-2000 件の大規模国際会議にお いて合計 6 回の招待講演への招聘を受けている。 業績番号(学部・研究科等) 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 15-3-1006 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 学部・研究科等名 理学部 分科名 地球惑星科学 細目番号 4406 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Matsukage, K.N., Jing, Z. and Karato, S., Density of hydrous silicate melt at the conditions of Earth’s deep upper mantle, Nature, 438, 488-491, 2005 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 地球内部での重要な物質移動の担い手として珪酸塩マグマと水が考えられているが、地球内部の高圧下ではこの 両者は1相の含水珪酸塩流体として存在している。本研究では、マルチアンビル型高温高圧装置を用いて含水流体 中の超高圧下での H2O の部分モル体積の測定を世界で始めて成功させた。そして、地球深部では含水珪酸塩流体は 地下に沈み、深度 410km 付近に H2O に富んだ層が存在する可能性があることを示唆した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 多くの研究者にとって、地球深部での H2O の流体物性への影響を定量的に見積もることは重要な課題であった が実験的な困難さが存在していた。本研究では、従来困難であった実験中(高温高圧下)における含水流体の封入 と地球マントルに近い酸素分圧の再現を同時に可能にする実験セルを作ることに成功し、含水珪酸塩流体の密度と H2O の部分モル体積を定量化した。そして H2O 成分は他の成分に比べ、非常に圧縮しやすく、含水珪酸塩流体は 地球深部に向かって沈んでしまうという非常に面白い結果を得た。超高圧での H2O の部分モル体積の測定が世界 初であったこと、その地球科学的示唆が非常に興味深く重要だった点が評価されインパクトファクターの高い学術 紙、Nature に掲載された。本論文掲載の翌年、本結果を追認する結果が他研究グループで独立に得られ同じく Nature に発表された。以上のことから本論文は「S」にあたると判断した。 業績番号(学部・研究科等) 15-3-1007 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 理学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 基礎化学 細目番号 4602 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 S . Mori, M. Uerdingen, N. Krause, K. Morokuma, Elucidation of the Mechanism of the 1,6-Cuprate Addition to Acceptor-Substituted Enynes via 13C Kinetic Isotope Effects: Experimental and Theoretical Studies, Angewante Chemie, International Edition, Vol. 44, pp. 4715-4719 (2005) 2.研究業績の該当区分をで囲んでください。 1) 論文 (a.単著 ○ b.共著) ○ (ア.原著論文 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 イ.総説 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 有機銅反応剤の, 電子求引基をもつエンインに対する 1,6-付加反応を検討するために, 天然同位体存在比をもつ 13 基質および反応剤の C NMR を利用した速度同位体効果を実験的に検討した。また密度汎関数法計算により反応経 路も検討した。それらのデータを照合した結果,銅と炭素—炭素三重結合の錯形成も含めたいくつかの反応段階の 中で,炭素—炭素結合生成が律速段階であることを示した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 今回の研究の成果は化学系雑誌の中で権威の高い学術雑誌の一つである Angew. Chem. Int. Ed(2005 年 ISI イン パクトファクター 9.596)に掲載されている。化学分野での学術雑誌の中で Angew. Chem. Int. Ed.は J. Am. Chem. Soc.( 2005 年 ISI インパクトファクター 7.419)よりもインパクトファクターが高く,最高水準の雑誌である。ISI Web of Science によると引用件数が 9 件 (2007 年 10 月現在),Elsevier 社の Scopus によると 2008 年4月 15 日時点 での引用件数は 13 件であり,この値は,当該化学分野においてきわめて大きい。この研究の国際的学術水準は, 2002 年,ドイツ・ドルトムント大で開催された”International Symposium on Modern Organocopper Chemistry”(10 月 9-11 日開催,http://www.chemie.uni-dortmund.de/modern-organocopper-chemistry/)でのプレナリー講演を はじめ,2004年5月,フィリピン化学会年会での基調講演を行ったことからも明らかである.この論文は,有 機化学上重要な有機銅—リチウム会合体の反応機構を考える上で, 実験的および理論的に検討した重要な成果であ る。 業績番号(学部・研究科等) 15-3-1008 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 15-5-1003 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 理学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 複合化学 細目番号 4706 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 高妻孝光,文部科学省リーディングプロジェクト「新方式NMR分析技術の開発」(高妻担当分:新方 式NMRを対応したアプリケーション開発)、平成5年4月1日—平成20年3月31日、19年度番 号:文科振19−198 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 ⑤)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 世界初のスプリット型超伝導磁石を装備し、今までにない高感度化を実現し、計測に必要な試料の 量を大幅に減らすことを実現した「新方式NMR分析技術スプリット型超伝導磁石」を用いることによ るアクセス性の高い試料空間によって、生体分子反応を連続的に追跡するためのユニットを組み込む 等のアプリケーション開発に貢献し、新しい生体分子科学分野の研究開拓を行っている。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本研究開発は、 我国の国家プロジェクトの特に重要な研究開発課題として位置づけられている文部 科学省リーディングプロジェクト事業として推進され、リーディングプロジェクト事業への参画に は、時代の要求する研究および技術開発動向を十分に反映し、特に卓越した学識経験等が要求されて いる。高妻は、新方式NMR分析技術のアプリケーション開発において重要な役割を果たした。これら の業績は、多数の国際学会における招待講演、基調講演に招待され、新聞やテレビ等においても多 数回に渡って報道されていることからも裏付けられる。また、International Who’s Who Historical Socie tyにおいて、顕著な業績をあげたものとして取り上げられた。高妻の研究は、世界的な共同研究とし て位置づけられている。以上のことを総合的に判断して、当該分野において卓越した水準にあると 判断される。 業績番号(学部・研究科等) 15-3-1009 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 15-5-1004 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 特任教授(理学部) 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 材料化学 細目番号 4801 研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Masao Kaneko, Hirohito Ueno, Keita Ohnuki, Mizuki Horikawa, Rie Saito and Junichi Nemoto,"Direct electrical power generation from urine, wastes and biomass with simultaneous photodecompositionand cleaning",Biosensors and Bioelectronics, 23, 140-143 (2007). 1.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1 ○) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 大学発ベンチャー起業 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 特許出願したバイオ光化学電池を用いて、 地球の深刻な環境汚染をもたらしているバイオマス廃棄物を太陽光で 完全分解浄化するとともに、直接電力を発生させ、そのエネルギーを利用する。近い将来には、太陽可視光を用い て分解効率を飛躍的に高め、バオマス廃棄物を完全分解浄化するとともに発電し、世界のエネルギー需要の半分 をバイオマス廃棄物でまかなうことを目的としている。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) バイオマス廃棄物を太陽光で分解浄化すると同時に電力を発生させるバイオ光化学電池は世界に例を見な い新しい発想で、原理や実際の試料で証明済みである。しかも温暖化・異常気象問題を解決することを視野 に入れた研究で、その学術的及び社会・経済・文化的意義は極めて大きい。これらは、原著論文のみならず、 専門誌に於ける解説や、新聞、NHK/TV などでも取り上げられ、反響をよんだ。関連出願中特許:国際特許含 めて 2 件があり、この技術をもとに、2007 年 1 月に「株式会社バイオフォトケモニクス研究所」を起業し、 新聞、NHK テレビなど、多数の記事や報道番組等で取り上げられている。 金子は、研究活動から得られた技術および学識によって、ニューズウイーク(1999.1.13 発行)”21 世紀のリ ーダー(世界の全分野)100 人” の内の一人にノミネートされた研究者であり、 この業績以外にも、 多数の新聞、 テレビ等において報道されている。 業績番号(学部・研究科等) 15-3-1010 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 理学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 基礎生物学 細目番号 5702 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Hayashi, Y., Lo, N., Miyata, H. & Kitade, O. Sex-linked genetic influence on caste determination in a termite. Science, Vol. 318 (No.5852), 985-987, 2007 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 多くのシロアリは2分岐型の発生経路を持ち、幼虫は最終的に有翅虫へ分化する「ニンフ」か、無翅の「ワーカ ー」のどちらかへ分化する。私達はヤマトシロアリの両カスト由来の幼形生殖虫を用いて交配実験を行い、親のカ ストの組合せにより、子のカストと性の分離比に明確な相違があることを示した。これはシロアリの遺伝的カスト 決定の初の実証例である。さらにこの結果を説明できる一遺伝子座の伴性遺伝モデルを提唱した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつ説 明してください。(500 字以内) いくつかの特殊な例を除いて、 社会性昆虫のカストの分化はフェロモンなどの環境的要因によって制御されると 考えられてきた。本研究はこの考えを覆し、シロアリ類のカストの分化に遺伝的要因が関わり、それがメンデル遺 伝で説明できる普遍的現象であることなど、これまでとは全く異なる知見を示し、当分野の研究の枠組みに修正を 迫ることとなった。同時に、カスト決定遺伝子の探索や、遺伝要因と環境要因の相互作用の分析、カスト決定機構 の進化過程の解析など、当該分野における新しい研究の方向への道を開くものでもある。 新規性と研究分野への影響の大きさが評価され、 本論文は採録において世界で最も厳しい基準を採用しているト ップジャーナルの一つである、米国の総合科学誌 Science(2007 年インパクトファクター:30.02)に掲載された。 また発表と同時に、同誌に内容の解説記事も掲載されており(Science, Vol. 318 (No.5852), 910-911, 2007) 、国際的 に非常に高い学術的評価を受けているといえる。 さらに、本論文の研究成果は新聞でも紹介され(毎日新聞 2007 年 11 月 9 日朝刊、東京新聞 2007 年 12 月 7 日朝 刊) 、製薬業界主催の招待講演も依頼されるなど(ステルスセミナー2008。福岡、2008 年 2 月 14 日) 、国内でも高 い評価を受けるとともに注目を集めている。 業績番号(学部・研究科等) 15-3-1011 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 理学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 生物科学 細目番号 5806 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Niki, Y., Yamaguchi, T. and Mahowald, A. P. Establishment of stable cell lines of Drosophila germ-line stem cells. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 103, 16325-16330. (2006) 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 成体幹細胞は、生命科学の様々な分野で、注目されている。ショウジョウバエの生殖幹細胞の分裂と維持 のメカニズムを明らかにするため、in vitro で、成長因子の生殖幹細胞に対する効果を調べた。そして、生殖 幹細胞と体細胞幹細胞由来の体細胞が共存するユニークな細胞株の樹立や体細胞幹細胞単独の細胞株の作成 に成功した。これにより、幹細胞やニッチ形成を in vitro で解明できるシステムを構築した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) アメリカ科学アカデミー紀要に論文が掲載された。掲載された論文は、国際的にも高く評価され、Faculty of 1000 biology で、必読すべき論文(must read)として認定された。また、新聞(日経産業新聞)にも紹 介された。論文発表後、矢継ぎ早に Harvard 大医学部、ドイツの Cancer Research Center 等から細胞株の分 譲依頼や、New York 大、Stanford 大、California 大 San Francisco 校などの研究者から共同研究の申し込み があった。国内のバイオ関係の雑誌(羊土社、バイオテクノロジー)に依頼され、紹介記事を書いた。また、 New York にある科学・医学分野の出版社の Nova Science Publishers, Inc. からも、Stem cell applications in diseases という本の中の一章を依頼され、 In vitro approach of germline stem cells in fly and mouse” “ というタイトルで総説を書いた。また、アメリカで 1899 年以来、刊行され続けている著名人年鑑 Who’s who (Marquis 社)の 10 周年記念特別号で、サイエンスの分野で、顕著な業績を挙げた科学者として認定された (2007 年 9 月 26 日) 。 茨城大学工学部 4 .工学部 Ⅰ 工学部の研究目的と特徴 Ⅱ ・・・・・・4-2 分析項目ごとの水準の判断 ・・・・・4-3 分析項目Ⅰ ・・・・4-3 分析項目Ⅱ Ⅲ 研究活動の状況 研究成果の状況 ・・・・4-6 質の向上度の判断 ・・・・・・・・・4-8 -4-1- 茨城大学工学部 Ⅰ 工学部の研究目的と特徴 茨城大学工学部は、高度研究機関や先端技術産業の集積地である茨城県県北地区におけ る中核的高等教育機関として、高度技術者養成をめざした教育研究を実施している。その 研究目的と特徴は以下のように要約できる。 [研 究 目 的 ] 1 多様な科学的創造能力と問題解決能力を養成する教育研究プログラムにより、幅広い 学際的視野と深い専門知識を修得させ、事象への探求心並びに創造性と実行力を併せもつ 高度専門技術者・研究者を育成する。 2 科学技術分野において、地域の特色を活用して、国際的・学際的な視野に立った先進 的・応用的な研究を推進する。 3 教 育・研 究 成 果 を 積 極 的 に 地 域 や 社 会 に 還 元 し て 産 業・文 化・学 術 の 発 展 に 寄 与 す る 。 [研 究 の 特 徴 ] 1 .分 野 横 断 型 の 5 つ の 研 究 プ ロ ジ ェ ク ト( SCOPE 計 画 )を 組 織 し 、横 断 的 研 究 の 活 性 化 、 研 究 コ ア の 形 成 、 組 織 に よ る 外 部 研 究 資 金 の 獲 得 を 図 っ て い る 。 SCOPE 計 画 の 研 究 プ ロ ジ ェクトは第三期科学技術基本計画を見据えて、 新ものづくり創生プロジェクト」 ライフ 「 「 サ ポ ー ト サ イ エ ン ス プ ロ ジ ェ ク ト 」 地 球 規 模 で 人 間 社 会 の 安 全・安 心 を 保 障 す る プ ロ ジ ェ 「 クト」 高品質エネルギー創生プロジェクト」 ユビキタス社会を支える情報ネットワーク 「 「 プロジェクト」としている。 2 .全 学 組 織 の ICAS( サ ス テ イ ナ ビ リ テ ィ 学 と 地 球 変 動 適 応 科 学 )や 共 同 研 究 開 発 セ ン タ ー の HMS( ひ た ち も の づ く り サ ロ ン ) 大 学 院 博 士 後 期 課 程 の VBL( ベ ン チ ャ ー ビ ジ ネ ス ラ 、 ボラトリー)に大多数の教員が参画し、切磋琢磨する環境で研究活動を展開している。 [想定する関係者とその期待] 想定する関係者は、教員の研究分野に合致する工学関連の学会及び研究機関の研究者、 並びに機械、電気、土木、材料など日本の基幹工業分野の技術者である。関係者から期待 されているものは、学会及び研究機関からは学問分野の発展及び高度技術者の育成に寄与 する研究成果であり、産業界からは産学連携協力による技術開発とものづくり実践人材の 育成である。 -4-2- 茨城学工学部 Ⅱ 分析項目Ⅰ 分析項目ごとの水準の判断 分析項目Ⅰ 研究活動の状況 (1 )観 点 ご と の 分 析 観点4-1-1 研究活動の実施状況 (観 点 に 係 る 状 況 ) 研究の基本単位は各教員である。それぞれの教員は、研究のための外部資金獲得に努力 しており、工学部は科学研究費、共同研究、受託研究、寄付金の件数、受入金額ともに学 内 で 最 も 高 い 部 局 で あ る ( 資 料 : 科 研 費 受 入 状 況 、 外 部 資 金 受 入 状 況 資 料 4-1-1-1: 工 学部(理工学研究科(工学系)を含む)における外部研究資金の獲得状況) それらの外 。 部資金により、 ぼ全ての教員が積極的かつ先導的な研究を行っており、 の成果を著書、 ほ そ 学 術 誌 論 文 、 国 際 会 議 論 文 な ど へ 公 表 し て い る ( 資 料 4-1-1-2: 著 書 の 出 版 件 数 ( 平 成 16 年 度 〜 平 成 19 年 度 ) 資 料 4-1-1-3: 査 読 付 き 学 術 誌 論 文 の 発 表 数 ( 平 成 16 年 度 〜 平 成 、 19 年 度 ) 、資 料 4-1-1-4:査 読 付 き 国 際 会 議 論 文 の 発 表 数( 平 成 16 年 度 〜 平 成 19 年 度 ) 。 ) それらの多くは新聞報道などによって客観的にも評価されている。 資 料 4-1-1-2~ 4 を 見 る と 、 著 書 数 は 少 な い も の の 、 学 術 論 文 数 、 国 際 会 議 論 文 数 は い ずれも高い水準を保っている。年度により多少の増減はあるが、平均すると教員一人につ き 学 術 誌 論 文 1.47 件 、 国 際 会 議 論 文 1.04 件 で あ る 。 こ の こ と は 、 工 学 野 所 属 教 員 が 、 学 会で認知されるような研究成果発表に重点をおき、それに応えられるだけの研究成果をあ げる努力を続けてきたことを示している。 また、外部資金の獲得件数と受入金額も高い水準を保っている。法人化以後の学内研究 費は大きく減少し、特に実験系分野では運営費交付金による研究が全く不可能なレベルに なっている。その中で、工学部の教員は研究成果をあげる努力とともに外部研究資金の獲 得 に 努 力 し 、 資 料 4-1-1-1 に 示 す よ う に 、 法 人 化 3 年 目 の 平 成 18 年 度 に 大 幅 に 外 部 研 究 資金獲得額が伸びた。その前後も法人化前よりも高い水準を維持し続けていることから、 法人化以後の研究能力の向上を示すものである。 一 方 、 組 織 的 な 研 究 と し て は 、 (1)附 属 超 塑 性 工 学 研 究 セ ン タ ー を 中 心 と し た 研 究 拠 点 形 成 、(2)緩 や か な 研 究 連 携 組 織 に よ る 重 点 研 究 推 進( SCOPE 計 画 ) 、(3)共 同 研 究 開 発 セ ン ターを中心とした産学共同研究、など特徴ある取組を推進している。 ( 資 料 4-1-1-1: 工 学 部 ( 理 工 学 研 究 科 ( 工 学 系 ) を 含 む ) に お け る 外 部 研 究 資 金 の 獲 得 状況) 年度 科学研究費補 助金 件 数 金額 (千 円 ) 共同研究 件数 金額 (千 円 ) 受託研究 件数 金額 (千 円 ) 寄付金 件 数 外部研究資金の 受入合計 金額 (千円) 総件数 総額 (千円) 16 54 1 54,860 74 8 4,853 24 97,190 99 71,232 251 4 08,135 17 50 1 84,160 1 22 9 4,089 23 81,294 113 77,689 308 4 37,232 18 47 1 47,060 1 41 1 91,355 27 135,582 95 115,696 310 5 89,693 19 49 1 69,320 1 56 8 7,824 32 159,120 101 82,129 338 4 98,393 小計 200 655,400 493 458,121 106 473,186 408 346,746 1,207 1,933,453 (出典:工学部年報ほか) ( 資 料 4-1-1-2: 著 書 の 出 版 件 数 ( 平 成 16 年 度 〜 平 成 19 年 度 ) ) -4-3- 茨城大学工学部 学問分野 合計件数 H16 H17 H18 分析項目Ⅰ H19 機械工学 11 3 1 4 3 物質工学 9 2 0 5 2 電気電子工学 8 2 4 2 0 メ ディア通 信 工 学 1 0 0 1 0 情報工学 5 1 1 1 2 都 市 システム工 学 17 3 2 5 7 シ ステム工 学 12 2 1 6 3 工学基礎 10 1 5 3 1 73 14 14 27 18 合計 (出典:工学部年報ほか) ( 資 料 4-1-1-3: 査 読 付 き 学 術 誌 論 文 の 発 表 数 ( 平 成 16 年 度 〜 平 成 19 年 度 ) ) 学問分野 合計件数 H16 H17 H18 H19 機械工学 1 57 33 38 60 26 物質工学 2 36 63 45 79 49 電気電子工学 1 04 37 18 23 26 メ ディア通 信 工 学 67 15 23 10 19 情報工学 97 31 26 15 25 2 08 55 51 34 68 シ ステム工 学 82 24 18 18 22 工学基礎 50 12 19 11 8 1 001 270 238 250 243 都 市 システム工 学 合計 (出典:工学部年報ほか) ( 資 料 4-1-1-4: 査 読 付 き 国 際 会 議 論 文 の 発 表 数 ( 平 成 16 年 度 〜 平 成 19 年 度 ) ) 学問分野 合計件数 H16 H17 H18 H19 機械工学 99 23 25 42 9 物質工学 77 11 13 40 13 電気電子工学 45 22 10 7 6 メ ディア通 信 工 学 57 4 12 18 23 情報工学 1 40 41 32 25 42 都 市 システム工 学 1 57 36 44 17 60 シ ステム工 学 111 49 29 21 12 工学基礎 22 1 2 7 12 7 08 187 167 177 177 合計 (出典:工学部年報ほか) 観点4-1-2 大学共同利用機関、 学の共同利用機能を有する附置研究所及 大 び研究施設においては、共同利用・共同研究の実施状況 (観 点 に 係 る 状 況 ) ※該当なし -4-4- 茨城大学工学部 分析項目Ⅰ ( 2 )分 析 項 目 の 水 準 及 び そ の 判 断 理 由 (水 準 ) 期 待 さ れ る 水 準 に あ る 。 (判 断 理 由 ) 平 均 し て 教 員 1 人 当 り 4 年 間 で 約 0.5 冊 の 著 書 、 約 6.6 編 の 学 術 誌 論 文 、 約 4.6 編 の 国 際会議論文を発表している。外部資金の獲得も増加傾向にある。特に受託研究の増加が著 しい。学部としての重点研究でも大きな成果を挙げている。特に超塑性工学研究では、外 部評価を受け、高い評価を得た。以上のように、関係者の期待に応える研究成果を挙げて きている。 -4-5- 茨城大学工学部 分析項目Ⅱ 分析項目Ⅱ 研究成果の状況 (1 )観 点 ご と の 分 析 観 点 4 - 2 - 1 研 究 成 果 の 状 況 (大 学 共 同 利 用 機 関 、 大 学 の 全 国 共 同 利 用 機 能 を 有 す る 附 置 研 究 所 及 び 研 究 施 設 に お い て は 、共 同 利 用・共 同 研 究 の 成 果 の状況を含めること。) (観 点 に 係 る 状 況 ) 1(論文等研究発表の成果状況)まず、卓越した水準にある研究について述べる。 (a)小 峯 秀 雄 准 教 授 ( 都 市 シ ス テ ム 工 学 ) の 研 究 業 績 [ Simplified evaluation on hydraulic conductivities of sand-bentonite mixture backfill, Applied Clay Science, Vol. 26/1-4, pp.13-19, 2004.08. ] は 、 研 究 業 績 に 関 連 す る 一 連 の 研 究 成 果 に よ り 、 平 成 16 年 度 地 盤 工 学会研究業績賞を受賞している。さらに、以上の国内外の研究業績を高く評価され、本研 究業績を含む研究業績「ベントナイト系遮水材の膨潤及び透水特性の実験と理論の研究」 と い う タ イ ト ル で 、 平 成 20 年 度 科 学 技 術 分 野 の 文 部 科 学 大 臣 表 彰 科 学 技 術 賞 ( 研 究 部 門 ) ( 2008 年 4 月 15 日 ) の 授 与 が 決 定 さ れ た 。 (b) 呉 智 深 教 授 ( 都 市 シ ス テ ム 工 学 ) の 研 究 業 績 「 Nonlinear Constitutive Model for Time-Dependent Behavior of FRP-Concrete Interface, Journal of Composite science and Technology, 67, 2323-2333, 2007」は、複合構の分野で権威のある学術雑誌の一つである” Journal of Composite science and Technology”(2007 年、IF 値:2.027)に掲載された。本研 究は都市インフラ構造物の防災技術を革新的に高度化・超高寿命化した技術の開発プロジェクトの 一環として推進され、技術、学術のみならず社会、経済への貢献が卓越している。本研究成果によ り、FRP 接着界面の非線形モデルの構築に世界で始めて成功し、土木学会の指針に採用された。 (c) 木村成伸教授(物質工学)の研究業績「Molecular mechanism of the redox-dependent interaction between NADH-dependent ferredoxin reductase and Rieske-type [2Fe-2S] ferredoxin. J .Mol.Biol . 373, 382–400, 2007」 は 、 PCB な ど の ビ フ ェ ニ ル 化 合 物 分 解 菌 Pseudomonas s p. KKS102 株 由 来 NADH 依 存 性 フ ェ レ ド キ シ ン 還 元 酵 素 で あ る BphA4 と 、 そ の 特 異 的 電 子 受 容 体 で あ る フ ェ レ ド キ シ ン で あ る Rieske 型 BphA3 に つ い て 、酸 化・還 元 状 態の異なる単独での反応中間体と、両者の生理的電子伝達複合体の立体構造を X 線結晶構 造解析によって解明し、両分子間の特異的認識と電子伝達反応制御の分子機構を明らかに し た 。 本 論 文 は 、 分 子 生 物 学 分 野 で 権 威 あ る 学 術 雑 誌 で あ る J.Mol.Biol . ( 2005 年 、 IF 値 : 5.229)に 掲 載 さ れ 、掲 載 号 の 表 紙 を 飾 っ た 。こ の 研 究 に 関 連 し て 科 研 費 ・ 基 盤 研 究 B 「 貧 栄 養 環 境 下 で の PCB 汚 染 除 去 の た め の 新 規 光 合 成 微 生 物 の 創 出 」 H18~ 20 年 度 、研 究 ( 代 表 者 、 交 付 予 定 直 接 費 総 額 15,500 千 円 ) を 獲 得 し た 。 次に、社会、経済、文化への貢献が卓越している研究業績として、三村信男教授(広域水圏環境 科学教育研究センター) を挙げることができる。 Small islands. Climate Change 2007: Impacts, 「 Adaptation and Vulnerability. Contribution of Working Group II to the Fourth Assessment Report of the Intergovernmental Panel on Climate Change, M.L. Parry, O.F. Canziani, J.P. Palutikof, P.J. van der Linden and C.E. Hanson, Eds., Cambridge University Press, 687-716」 は、気候変動の影響、適応策、脆弱性に関する最新の知見をまと めた「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の第2作業部会第4次報告書の第 16 章として小島 嶼に関する知見をまとめたものである。小島嶼では、海岸システム、水資源、農業、生態系、イン フラ施設、観光などの産業に大きな影響が出ること、地域によって主要な影響が異なることなど、 極域から熱帯までの小島嶼に対する影響と脆弱性を総合的に示した。 温暖化問題に関するもっとも 基本的文献である IPCC 第4次報告書の中で、三村教授は、この章の他に政策担当者向け要約及び 技術要約も執筆した。第4次報告書は、広く紹介されて温暖化問題に関する国際的また国内の世論 の形成に寄与し、その成果によって IPCC は 2007 年ノーベル平和賞を授与された。さらに、三村教 授は、一連の研究によって以下のような国際・国内イベントに招待されるとともに、科学雑誌やマ -4-6- 茨城大学工学部 分析項目Ⅱ ス コミ報道で研究成果が紹介され、政策検討や世論の形成に大きな役割を果たした。1)世界銀行 ABCDE 年次会議(招待講演、2007 年5月) 、2)国連総会サイドイベント(招待講演、2007 年7月) 、 3)総合科学技術会議シンポジウム(招待講演、2007 年 8 月) 、4)第 15 回アジア太平洋環境会議(招 待講演、エコアジア 2007) (2007 年9月) 、5)マスコミでの紹介:雑誌「ニュートン」特集号(2007 年 8 月号) 、NHK クローズアップ現代(2007 年9月) 、TBS ニュース 23 特別番組「地球破壊」 (2008 年2月) 、朝日新聞、読売新聞、日経新聞など。 2 受託研究と共同研究での成果状況) 型の競争的資金の獲得に至った研究成果として、 ( 大 JST 地 域 イ ノ ベ ー シ ョ ン 創 出 総 合 支 援 事 業 ・ 育 成 研 究 に 工 学 部 が 推 進 す る SCOPE 計 画 「 新 も の づ く り 創 生 プ ロ ジ ェ ク ト 」か ら H18 年 度 に 1 件( ド ラ イ プ ロ セ ス に よ る 3 次 元 高 密 度 「 微 細 配 線 要 素 技 術 及 び 電 子 モ ジ ュ ー ル 実 装 技 術 の 開 発 」3 年 間 、研 究 費 総 額 8 千 万 円 ) 、H20 年 度 に 1 件 ( 8 イ ン チ ウ エ ハ 用 め っ き プ ロ セ ス 及 び ア ニ ー ル 技 術 革 新 に よ る 低 抵 抗 Cu 配 「 線 の 形 成 と 次 世 代 LSI へ の 展 開 」2 年 間 、研 究 費 総 額 2.4 千 万 円 )採 択 さ れ た 。前 者 で は 、 茨城大学、茨城県工業技術センター、ハリマ化成(株)筑波研究所、御田技術士事務所、 ( 株 ) ピ ー エ ム テ ィ ー の 、 JST の 6 者 で プ ロ ジ ェ ク ト チ ー ム を 組 み 、 前 川 克 廣 教 授 ( 超 塑 性 工 学 研 究 セ ン タ ー ) は プ ロ ジ ェ ク ト リ ー ダ ー と し て 、 特 許 出 願 ( 特 願 2008-135884: 高 密着度金属ナノ粒子焼結体膜の形成方法)した。後者の大貫仁教授(物質工学)は、東北 大学、物質・材料研究機構、日立化成工業(株) 日立協和エンジニアリング(株)(株) 、 、 ルネサステクノロジの 6 者のプロジェクトリーダーを務めている。さらに、ここ数年の研 究 実 績 か ら 、H20 年 度 か ら 5 年 間 の 基 盤 研 究( S) 極 限 高 純 度 め っ き プ ロ セ ス に よ る Cu 配 「 線 ナ ノ 構 造 制 御 と 次 世 代 ナ ノ LSI へ の 展 開 」 に 採 択 ( 研 究 代 表 者 ) さ れ 、 総 額 1 憶 6400 万円(直接経費)を獲得した。 ( 2 )分 析 項 目 の 水 準 及 び そ の 判 断 理 由 ( 水 準 )期 待 さ れ る 水 準 に あ る 。 (判 断 理 由 ) 重 点 研 究 SCOPE の 中 で 特 に ラ イ フ サ イ エ ン ス 部 門 が 極 め て 高 い 質 の 成 果 を 挙 げ て い る 。 防災技術の研究や環境汚染除去技術の研究でも極めて高い成果を挙げている。気候変動適 応 科 学 の 研 究 で は IPCC の ノ ー ベ ル 賞 受 賞 に 貢 献 す る な ど の 極 め て 卓 越 し た 成 果 を 挙 げ て いる。 -4-7- 茨城大学工学部 Ⅲ 質の向上度の判断 ① 事 例 1 「 工 学 部 附 属 超 塑 性 工 学 研 究 セ ン タ ー の 活 動 」 (分 析 項 目 Ⅱ ) (質 の 向 上 が あ っ た と 判 断 す る 取 組 ) 超 塑 性 工 学 研 究 セ ン タ ー は 平 成 12 年 4 月 に 文 部 省 省 令 施 設 の 時 限 セ ン タ ー ( 10 年 ) と し て ス タ ー ト し 、平 成 22 年 3 月 に 時 限 の 期 限 が 来 る 。平 成 12 年 4 月 ~ 平 成 19 年 9 月 の 間 に は 、 学 術 論 文 224 編 ( 査 読 つ き 国 際 会 議 論 文 を 含 む )、 学 術 賞 の 受 賞 18 件 、 外 部 資 金 の 獲 得 94 件 な ど 、 ら に 本 セ ン タ ー 主 催 あ る い は 共 催 の 国 際 シ ン ポ ジ ウ ム や 種 々 の 研 究 会 や さ セ ミ ナ ー の 開 催 、 地 域 機 関 (民 間 企 業 を 含 む )と の 共 同 研 究 な ど を 進 め て き て い る 。 ま た 、 ロ シ ア 科 学 ア カ デ ミ ー 金 属 超 塑 性 問 題 研 究 所 、ド イ ツ Hahn-Meitner 研 究 所 、な ど と の 国 際 共同研究を推進し、さらに非常勤究員には積極的に外国人研究員を採用するなど、国際 的拠点を目指した活動も行なっている。これらの成果は、超塑性工学研究センター報告書 (平 均 200 ペ ー ジ )と し て 毎 年 印 刷 ・ 公 表 し て い る 。 平 成 18 年 1 月 に は 、外 部 点 検 評 価 を 受 け 、研 究 成 果 等 に 関 し 大 変 優 れ て い る と の 評 価 、 さらには現在の3研究分野体制を5分野とし、さらなる研究体制の充実をはかるべき、等 の提言を受けた。 ( 資 料 3-1: 超 塑 性 工 学 研 究 セ ン タ ー に お け る 外 部 研 究 資 金 の 獲 得 状 況 ( 円 ) ) ② 事 例 2 「 工 学 部 が 推 進 す る SCOPE 計 画 」 (分 析 項 目 Ⅱ ) (質 の 向 上 が あ っ た と 判 断 す る 取 組 ) SCOPE 計 画 で は 、 会 が 求 め る 新 し い 研 究 分 野 の 形 成 を 目 標 と し 、 断 的 研 究 の 活 性 化 、 社 横 研究コアの形成、組織による外部研究資金の獲得を主たる取組とした。この3年間の活動 で以下の成果があがり、質の向上があったと判断される。 (a) 平 成 16 年 度 に 茨 城 県 内 の 連 絡 会 で あ る「 茨 城 ラ イ フ サ ポ ー ト コ ン ソ ー シ ア ム( ILiS) 」 を創立し、産学連携の研究活動が行えた。 (b) ICAS 設 立 へ 貢 献 で き た の と 同 時 に 、 競 争 的 資 金 の 獲 得 に 有 効 で あ っ た 。 例 え ば 、 環 「 境 省 戦 略 プ ロ ジ ェ ク ト 研 究 」茨 城 大 学 ・ 国 土 総 合 政 策 研 究 所 ・ 九 州 大 学 に 対 し 、H 19 年 度 〜 23 年 度 の 5 年 間 、年 間 約 5000 万 円 が 付 い た 。ま た 、 い ば ら き 研 究 開 発 推 進 事 業 」茨 城 「 キ リ ス ト 教 大 学 ・ 茨 城 大 学 ・ 筑 波 技 術 大 学 ・ (株 )カ ス ミ 等 に 対 し 、 H18 年 度 〜 20 年 度 の 3 年 間 、 総 額 2,237 万 円 が つ い た 。 (c) H20 年 度 か ら 5 年 間 の 基 盤 研 究 ( S) 極 限 高 純 度 め っ き プ ロ セ ス に よ る Cu 配 線 ナ ノ 構 「 造 制 御 と 次 世 代 ナ ノ LSI へ の 展 開 」 に 採 択 さ れ 、 総 額 1 憶 6400 万 円 を 獲 得 し た 。 (d) JST 地 域 イ ノ ベ ー シ ョ ン 創 出 総 合 支 援 事 業 ・ 育 成 研 究 に 「 新 も の づ く り 創 生 プ ロ ジ ェ ク ト 」 か ら H18 年 度 に 1 件 ( 3 年 間 、 研 究 費 総 額 8 千 万 円 ) H20 年 度 に 1 件 ( 2 年 間 、 研 、 究 費 総 額 2.4 千 万 円 ) 採 択 さ れ た 。 -4-8- 整理番号 15 - 4 学部・研究科等を代表する優れた研究業績リスト(Ⅰ表) 法人名 学部・研究科名 茨城大学 工学部 1.学部・研究科等の目的に沿った研究業績の選定の判断基準(200字以内) 工学部の研究目的は、高度研究機関や先端技術産業の集積地である茨城県県北地区における中核的高等教育機関とし て、国際的・学際的な視野に立った先進的・応用的な研究を推進し、成果を積極的に地域社会に還元して産業・文 化・学術の発展に寄与することである。そのため、学術面での基幹工業分野への貢献度、および地域振興や社会発展 に対する意義と貢献度の二つの側面から、卓越していると判断される研究業績を選定した。 2.選定した研究業績リスト 研究業績の 分析結果 No 15 4 1001 研究業績名 Hemolysis caused by surface roughness under shear flow,Journal of Artificial Organs 細目 番 号 学術的 意義 社会、経 済、文化 的意義 重複して選定した研究業績 業績番号 (重点的に 取り組む 領域) 1301 S 15 3 2001 1302 SS 15 3 2002 磁気浮上モータの制御を目的とした二次元磁気センサシ 1302 ステムLSI S 15 3 2003 下肢障害者のための直立移動装置の開発-シミュレー 15 4 1004 ションによる検討と実機による基本動作の検証-,第3回 1303 福祉工学シンポジウム講演論文集 S 15 3 2004 Sea-level rise: Implications for water resources 15 4 1005 management, Mitigation and Adaptation Strategies for Global Change, Springer 2002 S 15 2 2001 Small islands. Climate Change 2007: Impacts, Adaptation and Vulnerability. Contribution of 15 4 1006 Working Group II to the Fourth Assessment Report of the Intergovernmental Panel on Climate Change 2002 Carrier-envelope-phase stabilized chirped-pulse 15 4 1007 amplification system scalable to higher pulse energies," Optics Express 4305 S Ultralow-jitter passive timing stabilization of a 15 4 1008 mode-locked Er-doped fiber laser by injection of an optical pulse train," Optics Letters 4305 S Using a GPU to Accelerate Die and Mold 15 4 1009 Fabrication, IEEE Computer Graphics and Applications 5002 Development of a novel hybrid type magnetic bearing and application to small impeller 15 4 1002 centrifugal pump for artificial hearts, ライフサ ポート 15 4 1003 SS S 15 2 2002 業績番号 (他の組織) 共同 利用 等 研究業績の 分析結果 No 研究業績名 15 4 1010 アクチュエータ工学、養賢堂 細目 番 号 学術的 意義 5006 S 5102 5202 SS 15 4 1013 連続繊維シート緊張材および緊張接着技術の開発 5202 業績番号 (重点的に 取り組む 領域) S Nonlinear Constitutive Model for Time-Dependent 15 4 1012 Behavior of FRP-Concrete Interface, Journal of Composite science and Technology 社会、経 済、文化 的意義 重複して選定した研究業績 15 4 1011 15 4 1014 Indirect optical absorption of single crystalline β-FeSi2, Appl. Phys. Lett. Predicting swelling characteristics of bentonites, 5206 American Society of Civil Engineers (ASCE) 15 3 2005 S SS 15 2 2005 15 2 2004 Simplified evaluation on hydraulic conductivities 15 4 1015 of sand-bentonite mixture backfill, Applied Clay Science 5206 SS “The Development of an Innovative Process of Large Grained and Low Resistivity Cu Wires for 15 4 1016 less than hp 45nm LSI”,in Proc. International Interconnect Technology Conference 5404 SS High strain rate superplasticity in commercial Al5404 Mg-Sc alloy,Scripta MATERIALIA S 15 4 1017 Method for evaluation of tensile properties of 15 4 1018 metallic superplastic materials,International standard ISO 20032:2007(E) (2007.02.15) 5404 15 4 1019 Plasma nitridation of aluminized high purity iron,Acta Materiallia 5405 15 4 1020 ドライプロセスによる3次元高密度微細配線要素技術及 び電子モジュール実装技術の開発 S 5405 Molecular mechanism of the redox-dependent interaction between NADH-dependent ferredoxin 15 4 1021 reductase and Rieske-type [2Fe-2S] ferredoxin,J.Mol.Biol 1022 1023 1024 1025 5701 15 4 2001 S 15 4 2003 S SS 15 4 2002 15 4 2004 業績番号 (他の組織) 共同 利用 等 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1001 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 工学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 人間医工学 細目番号 1301 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Maruyama O, Numata Y, Nishida M, Yamane T, Oshima I, Adachi Y, Masuzawa T, Hemolysis caused by surface roughness under shear flow,Journal of Artificial Organs, 8(4), 228-236, 2005 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 人工心臓に代表される人工臓器の表面さが溶血に与える影響を検討するために、 専用に開発した剪断応力負荷装 置の血液接触面に各レベルの粗さを施し、 新鮮牛血を用いて剪断負荷時の表面粗さの違いによる溶血量の変化を検 討し、血液接触面の表面あらさが Ra0.8 以上になると溶血が惹起されること、粗い表面後方に生じる乱流が溶血の 一因である可能性があることを明らかにした。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は当該専門学術誌(Journal of Artificial Organs)に掲載された。本研究は機械工学技術を用いて生体 と人工臓器の相互作用の究明を行っている優れた研究であり、 人工臓器の研究分野で世界トップレベルの研究であ る。この成果に対し、日本人工臓器学会における平成 18 年日本人工臓器学会論文賞を受賞しており、学会か ら卓越した研究であることを認められている。 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1002 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 工学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 人間医工学 細目番号 1302 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Saito T, Masuzawa T, Nakayama N, Development of a novel hybrid type magnetic bearing and application to small impeller centrifugal pump for artificial hearts, ライフサポート, 18(4), 148-153, 2006 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 長寿命、小型、高効率の人工心臓を実現するために、小径インペラを用いた遠心ポンプ方式人工心臓を提案すると ともに、新しい構造のハイブリッド型磁気軸受を考案、開発した。ハイブリッド型磁気軸受を3次元磁場解析を用 いて最適設計し、製作、小径インペラ遠心ポンプと組み合わせることで磁気浮上人工心臓を構成し、実験により十 分な磁気浮上性能、ポンプ性能を確認し、人工心臓として適用可能であることを示した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は当該専門学術誌(ライフサポート)に掲載された。複数の新しい方式の磁気浮上型人工心臓を研究開 発しているのは世界でも茨城大学だけであり、 本研究は人工臓器の研究開発の中でも世界トッレベルの研究であ る。この成果に対し、ライフサポート学会における平成19年度ライフサポート学会論文賞を受賞しており、学 会から卓越した研究であることを認められている。 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1003 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 工学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 人間医工学 細目番号 1302 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 木村孝之、高崎慶吾、増澤徹 「磁気浮上モータの制御を目的とした二次元磁気センサシステム LSI」 2006年5月 第8回 LSIIP デザインアワード 研究助成賞 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) MOSFET の反転層をホール素子として利用した磁気センサを Si ウエハ上に二次元に集積化した磁気センサを試作 し、磁束を面で測定する研究をおこなった。このセンサでは出力電圧を向上させるためにダイナミックドライブ駆 動方式を導入し、モータ制御に必要な 1000frame/sec の読み出し速度を達成した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本研究を S と判定した理由としては LSIIP デザインアワードの研究助成賞を受賞したからである。この賞は、 システム LSI に使う、独創的で優れた IP(回路やソフトウェアなどの設計資産)の開発を支援し、半導体産業の 活性化を図ることを目的に 1998 年 6 月に創設された。NEC エレクトロニクス(株)(株)東芝、 、 (株)ルネサス テクノロジ、富士通(株) 、ローム(株) 、セイコーエプソン(株)(株)メイテック、日本政策投資銀行、日経 、 BP 社など、 産業界に影響を持つ企業の協力の下に IP アワード運営委員会が運営している。 受賞の際のコメントに は本研究の将来性に関する期待が寄せられていた。 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1004 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 工学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 人間医工学 細目番号 1303 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 森善一、友田恭太郎、岡田純、中村達也、 下肢障害者のための直立移動装置の開発-シミュレーションによる検討と実機による基本動作の検証-、 第 3 回福祉工学シンポジウム講演論文集、pp。169-172、2004 年 9 月 (森善一、日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門福祉工学シンポジウム、プレゼンテーション賞 受賞) 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.著 b.共著) (ア.原著論文 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 イ.総説 ウ.アイに該当せず) 3。要旨を記述してください。(200 字以内) 本論文では、車椅子生活を送っている方々が、健常者と同等の日常生活を送れるような移動システムの提案を行 った。本システムにより、車椅子のデメリット、すなわち、環境の整備の必要性、段差走破の困難さ、視線が低い ことによる精神的苦痛等を解消できると考えられる。システムは、伸縮松葉杖、移動台車、および動力アシスト装 置から構成される。立位姿勢での移動実験や段差昇降実験等を通して、実用化に向けた実験を行った。 4。研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5。上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門福祉工学シンポジウムにおいて、プレゼンテーショ ン賞を受賞し、学会からも優秀な水準にある研究であることを認められている。本研究に関する記事は、日本経済 新聞(2006 年 1 月 20 日) 、日本経済新聞(2006 年 1 月 30 日) 、およびに日刊工業新聞(2007 年 2 月 26 日)おいて 取り上げられた。 本研究に関連した取り組みについては、NHK のテレビ番組において、おはよう日本(2007 年 11 月 6 日) 、および 県域地上デジタル放送(2007 年 11 月 2 日)で放映された。現在、本研究のロボットの一部である伸縮ロフストラ ンドクラッチは、高齢者向けの新しい機器として単独使用を試みており、第 51 回茨城県発明工夫展において、県 知事賞(2007 年 11 月 19 日、簡易操作型伸縮ロフストランドクラッチ)を受賞した。また、事業展開案は、ヤング ベンチャービジネスプランコンテストいばらきにおいて、優秀賞(2008 年 2 月 1 日、研究室発!斬新・使える・低 コストな福祉介護用品の開発)を受賞している。また、日本経済新聞(2008 年 3 月 12 日)でも取り上げられた。 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1005 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 地球変動適応科学研究機関(ICAS) 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 環境学 細目番号 2002 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Hay, J.E. and N. Mimura, Sea-level rise: Implications for water resources management, Mitigation and Adaptation Strategies for Global Change, Springer, Vol.10, No.4, pp.717-737, 2005. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 本論文は、氾濫、海岸侵食、塩水侵入など海面上昇がもたらす水管理への影響に対する適応策のあり方を検討し たものである。とりわけ、途上国を対象にして、将来予測に不確実性がある下での予防的対応としての「後悔しな い対策」 「一石二鳥対策」の意義、地域の抵抗力(resilience)を強化するための伝統的知識と技術の役割、さらに、 各国及びコミュニティにおける適応力の形成に貢献する政策の重要性を指摘した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本研究は、海面上昇をアジア・太平洋地域の途上国にとって中長期的なリスクととらえ、適応策の主流化の考え 方について検討している。 海面上昇や台風の変化の将来予測には未だ大きな不確実性があって確定的に対策を決め ることができないが、 他方、 適応策実施には長い助走時間が必要なために適応策の計画は緊急の要件になっている。 こうした状況下で、適応策立案を進めるためには、予防的対策の考え方に立って「後悔しない対策」 「一石二鳥対 策」が有効なこと、海面上昇対策を既存の沿岸域管理に組み込んでいく「適応策の主流化」が重要であることを示 した。この考え方は現在では広く支持されているが、本研究は、世界的に見て早い時期にそうした提案をしたもの である。 日本に対しても、他の論文において、危険な地域からの移住(撤退)が今後取り得る政策の一つであることを、 アンケート調査に基づいて具体的に示した。この成果に対し、 「地球温暖化・海面上昇の影響評価と対策に関する 研究と国際活動において画期的な成果をあげた」として平成 17 年度土木学会環境賞(2006 年 5 月)が授与される など、高い評価を受けている。 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1006 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 地球変動適応科学研究機関(ICAS) 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 環境学 細目番号 2002 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Mimura, N., L. Nurse, R.F. McLean, J. Agard, L. Briguglio, P. Lefale, R. Payet and G. Sem, 2007: Small islands. Climate Change 2007: Impacts, Adaptation and Vulnerability. Contribution of Working Group II to the Fourth Assessment Report of the Intergovernmental Panel on Climate Change, M.L. Parry, O.F. Canziani, J.P. Palutikof, P.J. van der Linden and C.E. Hanson, Eds., Cambridge University Press, 687-716. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 本業績は、気候変動の影響、適応策、脆弱性に関する最新の知見をまとめた「気候変動に関する政府間パネル (IPCC)」の第2作業部会第 4 次報告書の第16章として小島嶼に関する知見をまとめたものである。小島嶼では、 海岸システム、水資源、農業、生態系、インフラ施設、観光などの産業に大きな影響が出ること、地域によって主 要な影響が異なることなど、極域から熱帯までの小島嶼に対する影響と脆弱性を総合的に示した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある S:当該分野において、優秀な水準にある 2)社会、経済、文化的意義 ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 温暖化問題に関するもっとも基本的文献である IPCC 第 4 次報告書の中で、三村は、この章の他に政策担当者向 け要約及び技術要約も執筆した。第 4 次報告書は、広く紹介されて温暖化問題に関する国際的また国内の世論の形 成に寄与し、その成果によって IPCC は 2007 年ノーベル平和賞を授与された。さらに、三村は、一連の研究によ って以下のような国際・国内イベントに招待されるとともに、科学雑誌やマスコミ報道で研究成果が紹介され、政 策検討や世論の形成に大きな役割を果たした。 1)世界銀行 ABCDE 年次会議(招待講演、2007 年 5 月) 、2)国連総会サイドイベント(招待講演、2007 年 7 月) 、 3)総合科学技術会議シンポジウム(招待講演、2007 年 8 月) 、4)第 15 回アジア太平洋環境会議(招待講演、エコア ジア 2007) (2007 年 9 月) 、5)マスコミでの紹介:雑誌「ニュートン」特集号(2007 年 8 月号) 、NHK クローズアッ プ現代(2007 年 9 月) 、TBS ニュース23特別番組「地球破壊」 (2008 年 2 月) 、朝日新聞、読売新聞、日経新聞な ど。 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1007 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 工学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 物理学 細目番号 4305 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Shinki Nakamura, "Carrier-envelope-phase stabilized chirped-pulse amplification system scalable to higher pulse energies," Optics Express, vol. 12, no. 10, pp. 2070-2080, May (2004). 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) キャリアエンベロープ位相(CEP)を安定化させたチャープパルス増幅システムの開発に初めて成功した。 このシステムは回折格 子をベースとしたパルス延伸器とパルス圧縮器および再生増幅器から成る。加えて、レーザ発振器の CEP オフセット(O)を安 定化する際に、CEO のビート信号を参照する新しいパルス選択方法を導入した。このパルス選択方法は単純なパルスクロック 分割方に比べて CEO 揺らぎに対して強い性能を持つ。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、レーザーの分野で権威のある学術雑誌の一つである”Optics Express”(2004 年 インパクトファク ター:3.797)に掲載された。2008 年 3 月末時点での引用件数は 15 件であり、この値は当該分野としては大きく、 この研究成果の検証と応用、 とりわけ分光学や周波数コムを用いた時間周波数標準などの応用研究への発展が顕著 となっている。 また、この成果について 2004 年中国光学会、韓国光学会、レーザー学会共同開催の国際会議「APLS2004」(3 月 1 日-6 日開催、参加者 145 名、開催地 韓国)で招待講演を行ったことからも、その国際的学術水準の高さは 明らかである。 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1008 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 工学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 物理学 細目番号 4305 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Shinki Nakamura, "Ultralow-jitter passive timing stabilization of a mode-locked Er-doped fiber laser by injection of an optical pulse train," Optics Letters, vol. 31, no. 22, pp. 3243-3245, Nov. (2006). 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) モード同期 Cr フォレステライトレーザから出力されたパルス列を参照光として、モード同期 Er 添加ファイバレーザのパルス タイミングを安定化した。参照光は 1.3 μm と 1.5 μm の WDM を用いてファイバレーザのリング共振器に注入した。2 波長の パルスが同軸に伝播する事により交差位相変調を生じ自己同期が起こった。ファイバレーザと参照光とのタイミングジッタは 周波数領域 1 Hz から 100 kHz で 3.7 fs だった。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、レーザーの分野で権威のある学術雑誌の一つである” Optics Letters”(2006 年 インパクトファク ター:3.598)に掲載された。この研究成果の応用、とりわけ波長多重光通信やアト秒パルス発生などの応用研究 への発展が顕著となっている。 また、この成果について 2008 年 Chinese Academy of Science 主催の国際会議「International Workshop on Attosecond Science」(3 月 31 日-4 月 1 日開催、参加者約 160 名、開催地 北京)での招待講演を行ったことか らも、その国際的学術水準の高さは明らかである。 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1009 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 工学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 機械工学 細目番号 5002 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ージ、掲載年等)を記載してください。 Masatomo INUI , ”Using a GPU to Accelerate Die and Mold Fabrication”, IEEE Computer Graphics and Applications, Vol.27, No.1, pp.82-88, 2007. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 機械製品の金型製造で多用される複雑な幾何計算をグラフィックス処理の問題に置き換え, 近年性能向上が著しい グラフィックス用ハードウェア GPU で超高速に計算する手法を開発した.GPU を用いた高速計算は近年米国を中心 に非常に注目されているが, 本論文のベースになった研究はその先駆けであり特許として成立している. 本技術は, マツダ(株)などのわが国を代表するメーカで実用に供されており,わが国の工業力強化に貢献している. 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある S:当該分野において、優秀な水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 乾正知の発明に基づく特許(日本国特許第 3535442 号)は,機械製品の金型製造で多用される複雑な幾何計算を, グラフィックス用ハードウェア GPU を用いて超高速に処理する技術である. 本特許は (独) 科学技術振興機構 (JST) を介して日本ユニシスなどのソフトウェアベンダー数社と,マツダ(株)やキヤノン(株)にライセンス供与され ている.マツダ(株)では,特許として成立する以前の 2002 年から本技術を全車種のプレス用金型の製造で利用 しており,キヤノン(株)では 2006 年からコピーやトナーカートリッジの金型製造で利用している.中小企業庁 の 2006 年度戦略的基盤技術高度化支援事業では「グループ企業間で加工設備を共有可能とする自動加工工程設計 支援システム」 (事業管理者(株)アルモニコス)で,本発明が計算エンジンとして採用されており,さらに 2007 年度の支援事業では,同じ技術が「高速ミリングに対応した統合制御システムの開発」 (事業管理者(株)ISID テ クノソリューションズ)でも計算エンジンとして採用されている.これらの実績から,本技術はわが国の社会や経 済に貢献していると判断した.この種の製造技術には企業秘密が多く,その詳細や実用化の状況が論文などの形で 公開されることはほとんどない.今回取り上げた論文は,本発明の導入後,5 年間に渡って進めてきた技術開発の 過程を,乾とマツダ(株)の主担当者がまとめたものである. 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1010 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 工学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 機械工学 細目番号 5006 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 白石昌武、樋口俊郎、大岡昌博、黒澤実、鈴森康一、高森実、田所諭、則次俊、服部正、前野隆司、矢野智昭、 山本晃生、横田真一、吉田和弘、アクチュエータ工学、養賢堂、担当ページ:61-72, 198-208, 2004. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) ライフサポートサイエンス学は生活質の向上を目指す基幹学問である。内容的にはセンシングと制御技術、 人の腕に対応するアクチュエータ技術、生活科学や健康科学それに心理学などをベースとした生活分野技術、 そして医用生体工学や福祉工学、ロボティクスをベースとした応用工学技術である。本書は特にアクチュエ ータの制御技術について、汎用に対応可能な古典及び現代の両制御手法に関し、主にロバスト性の観点から 述べている。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本書はアクチュエータに携わるその道の専門家による著書である。その中で著者は、新しく提案した周波数領域 でのロバストな外乱オブザーバを述べており、本手法そのものは日本機械学会論文集(702 号 71 巻 2005 年)に 採択評価された。その具体的実証例として、国内外を通じ始めて脳波信号によるロボットマニピュレータの制御に 適用し、良好な結果を得た。その成果を、2006 年 IEEE 主催の特別セミナー(2006 年 10 月 6 日、カナダのカー ルトン大学) 、及び 2007 年のカンタベリー大学(ニュージーランド、2007 年 11 月 8 日)における特別セミナー として発表し、出席していた制御及びロボットの専門家から、特に独創性の点で高く評価された。なお本関連の内 容は最近朝日新聞にも掲載された(2008 年 4 月 5 日) 。 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1011 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 工学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 電気電子工学 細目番号 5102 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Haruhiko Udono, Isao Kikuma, Tsuyoshi Okuno, Yasuaki Masumoto, Hiroyuki Tajima, “Indirect optical absorption of single crystalline β-FeSi2”, Appl. Phys. Lett., 85, 1937-1939, 2004. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 地球上に豊富に存在し、毒性の低い元素で構成されるシリサイド半導体は、資源・環境リスクの低い半導体として 注目される。このシリサイド半導体の中で代表的なβ-FeSi2 について良質な結晶を成長する方法を開発し、その結 晶を使ってバンド構造を調べた。その結果、フォノンと間接励起子が関与した光学遷移を初めて観察し、それまで 直接遷移型と多数報告があったバンド構造が間接遷移型であることを明らかにした。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、応用物理・材料科学分野で著名な学術雑誌の一つである”Applied Physics Letter”(2005 年 IF 値: 4.127)に掲載された。2008 年 2 月までの引用数は、研究者数が少ない本分野では多数の 17 件、内 2007 年が 9 件、 2008 年が 3 件で、 研究成果の重要性は年々高まっている。 同出版年に Journal of Near Infrared Spectroscopy の紹介論文に選ばれた他、 2006 年 7 月にオーストラリア・ダーウィンで開催された光・電子材料国際会議 (ICOOPMA)のプレーナリー発表において半導体光物性で著名なテキサス大 Glosser 教授がこの報告を重要な成果 として紹介した。 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1012 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 工学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 土木工学 細目番号 5202 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Diab, H.M. and Wu, Z.S., Nonlinear Constitutive Model for Time-Dependent Behavior of FRP-Concrete Interface, Journal of Composite science and Technology, 67, 2323-2333, 2007 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 本研究では,連続繊維複合材(FRP)付着強度に関する一連の実験を行い,破壊力学的理論体系を構築した上で, 非線形解析モデルの構築に世界で始めて成功した.そして,そのモデルは高く評価されて土木学会指針に採用され た.さらに,長期性能の評価方法の構築にも成功しており,現在では補修・補強技術として主流となりつつある FRP 接着補強技術の確立に大きく貢献した. 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本業績に関する論文は, 複合構造の分野で権威のある学術雑誌の一つである” Journal of Composite science and Technology” (2007 年,インパクトファクター:2.027)に掲載された.本研究は都市インフラ構造物の防災技術を革新的に高度化・ 超高寿命化した技術の開発プロジェクトの一環として推進され,技術,学術のみならず社会,経済への貢献が卓越して いる。本研究成果により, FRP 接着界面の非線形モデルの構築に世界で始めて成功し,土木学会の指針に採用された. 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1013 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 工学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 土木工学 細目番号 5202 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 呉智深,岩下健太郎,林啓司,樋口哲郎,村上信吉,連続繊維シート緊張材および緊張接着技術の開発,日本複合 材料学会 2005 年度技術賞,2006.6.5 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 本賞は,都市インフラ構造物の革新的な防災や高寿命化技術の開発を目的として①連続繊維複合材(FRP)の高度化(FRP の短・中・長期特性の究明と改善,連続繊維のハイブリッド化など) ,②既設構造物の補強技術の構築(FRP 接着界面の短・中・ 長期的な付着性状の究明,評価・設計手法の構築,緊張埋め込み技術,FRP の緊張接着技術) ,そして,③次世代構造システム の構築(スマート化ハイブリッド構造システムの構築,ウェットボンディングによる適材適所新設構造形式の開発)に分類さ れる一連の研究プロジェクトの一環として実施された研究開発に対して授与された。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある S:当該分野において、優秀な水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本研究の成果は日本複合材料学会より高い評価を受け, 2005 年度技術賞を受賞した。 本研究は都市インフラ構造物の 防災技術を革新的に高度化・超高寿命化した技術の開発プロジェクトの一環として推進され,技術,学術のみならず社 会,経済への貢献が卓越している。本研究成果により,FRP-コンクリート接着界面の付着・剥離状況が世界で始めて モデル化され,土木学会の基準(連続繊維シートを用いたコンクリート構造物の補修補強指針)に採用された.そして 国内外の FRP の緊張接着補強技術に関する総説 3 件に取り纏められており, 関連する特許 7 件 (内, 国内:4 件, 国外: 3 件)も公開されている 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1014 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 地球変動適応科学研究機関(ICAS) 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 土木工学 細目番号 5206 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Hideo Komine and Nobuhide Ogata : Predicting swelling characteristics of bentonites, Journal of Geotechnical and Geoenvironmental Engineering, American Society of Civil Engineers (ASCE), Vol. 130, No. 8, pp. 818-829, 2004.08 2.研業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 高レベル放射性廃棄物の地下処分施設におけるベントナイト系緩衝材の仕様設計に資するため, ベントナイトの交 換性陽イオンの種類と組成および砂とベントナイトの配合割合を考慮できる膨潤特性理論評価式を提案し, 海外産 2 種類を含む 5 種類の性質の異なるベントナイトへの適用性を示した.この理論式は,緩衝材の仕様を具体的に計 算できるものであり,実用的である. 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本 研究業績は,文部科学省科学研究費基盤研究 B(2) により実施した研究成果であると共に, Journal of Geotechnical and Geoenvironmental Engineering (アメリカ土木学会, ISSN: 1090-0241, Impact factor: 0.673) に掲載された論文である.本研究業績に関連する一連の研究成果により,著者は,平成 16 年度地盤工学会研究業 績賞を受賞している.また,本研究業績には財団法人東電記念財団の研究助成(総額 1000 万円)も授与されてい る. 本研究業績で発表されたベントナイト系緩衝材の膨潤特性データベースは, 核燃料サイクル開発機構のレポート やスウェーデンの放射性廃棄物処理会社のレポートにおいて引用・利用された実績がある.また,土木学会で取り まとめを行なっている“高レベル放射性廃棄物処分の技術マニュアル”においても,引用されており,実用的な研 究成果と評価されている. ※参考 本研究業績は,平成 20 年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門) 2008 年 4 月 15 日)とし ( て授与される研究課題 「ベントナイト系遮水材の膨潤及び透水特性の実験と理論の研究」 の主要な研究業績であり, 高く評価されている. 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1015 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 地球変動適応科学研究機関(ICAS) 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 土木工学 細目番号 5206 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Hideo Komine : Simplified evaluation on hydraulic conductivities of sand-bentonite mixture backfill, Applied Clay Science, Vol. 26/1-4, pp.13-19, 2004.08. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 高レベル放射性廃棄物の地下処分施設におけるベントナイト系緩衝材の仕様設計に資するため, 5~50%のベントナ イト配合率のベントナイト系埋戻し材の飽和透水係数を実験的に調査した結果を報告すると共, 小峯の提案する 「モンモリロナイトの膨潤体積ひずみ」を用いた簡易な透水係数評価法を提案した. 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本研究業績は,財団法人東電記念財団の研究助成(総額 1000 万円)により実施した研究成果であると共に, Applied Clay Science (Elsevier Science, ISSN: 0169-1317, Impact factor: 1.324)に掲載された論文である.また 本研究業績に関連する一連の研究成果により,著者は,平成 16 年度地盤工学会研究業績賞を受賞している. 本研究業績で発表されたベントナイト系緩衝材の膨潤特性データベースは, 核燃料サイクル開発機構のレポート やスウェーデンの放射性廃棄物処理会社のレポートにおいて引用・利用された実績がある.また,土木学会で取り まとめを行なっている“高レベル放射性廃棄物処分の技術マニュアル”においても,引用されており,実用的な研 究成果と評価されている.また,U.S. - Japan Geoenvironmental Workshop(2008/03/09, New Orleans)をはじめ, 海外での招待講演を数回行っている. ※参考 本研究業績を含む研究業績 「ベントナイト系遮水材の膨潤及び透水特性の実験と理論の研究」 というタイトルで, 平成 20 年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門) 2008 年 4 月 15 日)が授与される. ( 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1016 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 工学部 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 材料工学 細目番号 5404 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 S.Tashiro,K.P.Khoo,T.Nagano,J.Onuki,Y,Chonan,H.Akahoshi,T.Tobita,M.Chiba,K.Ishikawa and N.Ishikawa, “ The Development of an Innovative Process of Large Grained and Low Resistivity Cu Wires for less than hp 45nm LSI”,in Proc. International Interconnect Technology Conference pp.46-48, 2007 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文(a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 ウ.アイに該当せず) 2)著書(a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 次世代 LSI 用 Cu 配線の抵抗率低減は LSI の性能を支配する重要な因子である。高純度めっき材料を用いて作製した Cu 配線の抵抗率は現状純度のめっき材料を用いて作製した Cu 配線のそれよりも 21%低いこと、およびこの理由は、結晶 粒径が均一に大きくなることならびに(111)配向性が高くなり、電子散乱が抑制されることによることを明らかにした。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある :社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本研究業績は主として次世代 LSI 用 Cu 配線の高性能化に関する研究によるものである。Cu 配線の低抵抗率化を 目指して世界中で研究開発が行われており、 高抵抗率バリア膜およびその低誘電率絶縁膜の開発の開発が精力的に 行われているが、 配線それ自体の抵抗率を下げる研究は茨城大学の大貫をリーダとしたグループが中心に行って Cu いるものである。本研究に関し、主な外部資金としては 1)ナノメタルプロジェクト 銅系 (4)ナノ薄膜組織制 御技術 19,690 千円、2)科研費基盤 A 20nm 技術 LSI 用 Cu 配線材料の研究 39,100 千円を得た。現在、本プロセ ス技術を実用化すべく、ルネサステクノロジと共同で H19 年度 JST 育成研究に応募し、採択された(H20,21 年度: 46,000K 円) 。さらに、基盤研究Aの成果を基本にして、30%以上の低抵抗化を図ることを目的に、「極限高純度めっ きプロセスによる Cu 配線ナノ構造制御と次世代ナノLSIへの展開」という題目で基盤研究Sに採択された(H20~ H24 年度:164,000K 円)。 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1017 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 工学部附属超塑性工学研究センター 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 材料工学 細目番号 5404 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 F.Musin, R.Kaibyshev, Y.Motohashi, G.Itoh, High strain rate superplasticity in commercial Al-Mg-Sc alloy, Scripta MATERIALIA, Vol.50 (2004) pp.511-516 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 材料の組織制御法の中でも、現在も多くの国の研究者が取組んでいる ECAP(Equal Channel Angular Pressing) 法を、実用アルミニウム合金である Al-Mg-Sc 系に施し、組織微細化のメカニズムを検討するとともに、高速超塑 性が生じることを示した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある 2)社会、経済、文化的意義 SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は材料工学の分野で権威のある学術雑誌の一つである“Scripta Materialia” (2005 年インパクトファク ター2.228)に掲載された。本研究は上記のほか、Metall. Mater. Trans.,(IF=1.232)を含む論文3本などとして 着実に成果をあげている。 これらの研究は、 国際共同研究 (ロシア科学アカデミー金属超塑性問題研究所 RAS IMSP) として行なったものである。 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1018 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 工学附属超塑性工学研究センター 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 材料工学 細目番号 5404 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Y. Motohashi, et al., Method for evaluation of tensile properties of metallic superplastic materials, International standard ISO 20032:2007(E) (2007.02.15) pp.1-11 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 超塑性金属材料の用語(JISH7007)および試験方法(引張試験(JISH7501)、R 型引張試験(JISH7505)、圧縮試験 (JISH7502)、ブロー成形性試験法(JISH7504)、空隙評価法(JISH7503))の日本工業規格(JIS)を制定し、ついで国 際規格である ISO に超塑性金属材料の引張試験の規格を申請し、承認、規格化された。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある S:当該分野において、優秀な水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 超塑性に関する標準規格を国内では日本工業規格(JIS)として6件制定し、我国の産業界に貢献した。 ついで、日本発の超塑性材料の引張試験に関する国際規格(ISO)を申請し、FDIS(最終国際規格原案)の投票の 結果、ISO/TC164/SC2 のメンバー国(米国、英国、ドイツ等を含む 20 カ国)の圧倒的多数(反対なし)の賛成で制 定された。日本発の超塑性に関する国際規格(ISO)が制定されたことは、我国の超塑性に関する研究・開発が優 秀な水準にあることを示している。 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1019 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 工学部附属超塑性工学研究センター 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 材料工学 細目番号 5405 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 K.Murakami, N.Nishida, K.Osamura, Y.Tomota and T.Suzuki: “Plasma nitridation of aluminized high purity iron” Acta Materiallia, 53(2005), pp.2563-2579. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1)論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2)著書 (a.単著 b.共著) 3)創作活動に基づく業績 4)特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 鉄鋼材料の耐熱耐食性を高めるために、レーザーを熱源とした Al 浸透熱処理を開発した。また更なる処理として 窒化を行い、硬度の高い被覆層を得ている。これらの処理における被覆層形成過程を拡散の理論から説明した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は材料の分野で権威ある学術雑誌の一つである Acta Materialia(2005 年 インパクトファクター3.43) に掲載された。本研究に関する内容で日本鉄鋼協会講演大会において 6 件の発表を行い、現在までに 4 件の学術 賞(優秀ポスター発表賞)を受賞している。 業績番号(学部・研究科等) 15-4-1020 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 工学部附属超塑性工学研究センター 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 材料工学 細目番号 5405 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 前川克廣、 “ドライプロセスによる 3 次元高密度微細配線要素技術及び電子モジュール実装技術の開発” 、JST 地域 イノベーション創出総合支援事業・育成研究、平成 18 年度~平成 21 年度 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 金属ナノペーストのインクジェット印刷による微細配線、レーザ焼結による機能膜形成、及び積層造形技術による 積層化と封止を要素技術として、3 次元高密度微細配線電子モジュールをすべてドライプロセスで製造するための 基盤技術の研究と実装装置開発を実施している。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある S:当該分野において、優秀な水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している ○ S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 平成 18 年度開始課題として競争率 7 倍の中から採択(H18 開始 3 件、H19 開始 2 件)された。研究期間は平成 18 年 10 月~21 年 9 月 (実質 3 年) 研究費総額は 8 千万円。 、 茨城大学、 茨城県工業技術センター、 ハリマ化成 (株) 筑波研究所、御田技術士事務所、 (株)ピーエムティーの、JST の 6 者でプロジェクトチームを組んでいる。当該 者はプロジェクトリーダーとして中心的役割を果し、特許出願(特願 2008-135884:高密着度金属ナノ粒子焼結体 膜の形成方法)した。 業績番号(学部・研究科等) 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 15-4-1021 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 学部・研究科等名 分科名 工学部 基礎生物学 細目番号 5701 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Senda, M. Kishigami, S., Kimura, S., Fukuda, M., Ishida, T., Senda, T. Molecular mechanism of the redox-dependent interaction between NADH-dependent ferredoxin reductase and Rieske-type [2Fe-2S] ferredoxin. J.Mol.Biol. 373, 382–400 (2007) 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) PCB などのビフェニル化合物分解菌 Pseudomonas sp. KKS102 株由来 NADH 依存性フェレドキシン還元酵素である BphA4 と、その特異的電子受容体であるフェレドキシンである Rieske 型 BphA3 について、酸化・還元状態の異なる単独での反応 中間体と、両者の生理的電子伝達複合体の立体構造を X 線結晶構造解析によって解明し、両分子間の特異的認識と電子 伝達反応制御の分子機構を明らかにした。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 ○ SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、分子生物学分野で権威ある学術雑誌である J.Mol.Biol. (2005 年 インパクトファクター:5.229)に掲載 され、掲載号の表紙を飾った。この研究に関連して科研費・基盤研究 B「貧栄養環境下でのPCB汚染除去のため の新規光合成微生物の創出」 H18~20 年度、研究代表者、交付予定直接費総額 15,500 千円)を獲得した。 ( 茨城大学理工学研究科 5 .理工学研究科 Ⅰ 理工学研究科の研究目的と特徴 Ⅱ 分析項目ごとの水準の判断 ・・・・・5-2 ・・・・・・・5-3 分析項目Ⅰ ・・・・・・5-3 分析項目Ⅱ Ⅲ 研究活動の状況 研究成果の状況 ・・・・・・5-5 質の向上度の判断 ・・・・・・・・・・・5-6 -5-1- 茨城大学理工学研究科 Ⅰ 理工学研究科の研究目的と特徴 茨城大学理工学研究科は、高度研究機関や先端技術産業の集積地である茨城県県北地区 における中核的高等教育機関として、高度専門技術者・研究者を育成する大学院として機 能している。その研究目的と特徴は以下のように要約できる。 [研 究 目 的 ] 1 社会と地域の発展に寄与する志を持ち、高次の科学・技術の知識や、課題探求能力等 自立的な発展基盤を有し、かつ科学・技術を担う者として社会に対する責任感と的確な判 断力を身に付けた技術者・研究者を育成する。 2 先端的研究による大学及び地域の発信や、その産業化・技術移転による地域振興、並 びに、地域産業の高度化や地域の環境や生活を高質化する地域支援の重要性に鑑み、これ らに貢献する先進的・開拓的な研究を推進する。 [研 究 の 特 徴 ] 1.応用粒子線科学専攻(独立専攻)の4分野(量子基礎科学、構造生物学、中性子材料 科学、エネルギー・リスク情報、基礎原子力科学)の研究を中心に、研究拠点形成を目指 して重点的に先進的・開拓的な研究を推進している。 2.ベンチャービジネスラボラトリー(博士後期課程)を中心に、企業化・技術移転など 産学連携・地域貢献型の取組を推進している。 [想定する関係者とその期待] 想定する関係者は、教員の研究分野に合致する学会及び研究機関の研究者、並びに応用 粒子線科学を中心とする新しい科学・技術の普及・発展を図る研究者・技術者である。関 係者ら期待されているものは、学会及び研究機関からは学問分野の発展及び高度研究 者・技術者の育成に寄与する研究成果であり、産業界からは産学連携協力による技術開発 と企業化・技術移転など産学連携・地域貢献型教育への貢献である。 -5-2- 茨城大学理工学研究科 Ⅱ 分析項目Ⅰ 分析項目ごとの水準の判断 分析項目Ⅰ 研究活動の状況 (1 )観 点 ご と の 分 析 観点5-1-1 研究活動の実施状況 (観 点 に 係 る 状 況 ) 研究の基本単位は各教員である。大多数の教員は理学部と工学部に所属し、理工学研究 科の教育研究を兼任しているが、独立専攻である応用粒子線科学専攻に所属する専任教員 が 14 名 お り 、独 自 の 研 究 活 動 を 展 開 し て い る 。理 工 学 研 究 科 兼 任 教 員 の 内 訳 は 博 士 前 期 課 程 212 名( 理 学 部 : 69 名 、33% 、工 学 部 : 143 名 、67% ) 、博 士 後 期 課 程 164 名( 理 学 部 : 57 名 、 35% 、 工 学 部 : 107 名 、 65% ) で あ る 。 一 方 、 独 立 専 攻 の 全 教 員 も 理 学 部 あ る い は 工学部の教育研究を兼任している。したがって、研究活動の状況は、理学部および工学部 のそれに含めて記述され、分析されている。ここでは、応用粒子線科学の学問分野、およ び 博 士 後 期 課 程 組 織 で あ る ベ ン チ ャ ー ビ ジ ネ ス ラ ボ ラ ト リ ー( VBL)の 研 究 活 動 を ピ ッ ク ア ッ プ し て 、 分 析 の 対 象 と す る 。 VBL に は 理 工 学 研 究 科 の 専 任 ・ 兼 任 教 員 の 57% が 参 画 し 、 法 人 化 以 降 は 第 II 期 プ ロ ジ ェ ク ト 高 次 複 雑 機 能 制 御 技 術 の 研 究 開 発 ( ~ 平 成 17 年 度 ) 「 」 、 第 III 期 プ ロ ジ ェ ク ト 「 複 雑 系 ロ ボ ッ ト シ ス テ ム の ナ ノ ・ バ イ オ ・ 情 報 テ ク ノ ロ ジ ー 開 発 研 究 」 平 成 18 年 度 ~ ) に 取 り 組 ん で い る 。 ( 1(応用粒子線科学) それぞれの教員は、研究のための外部資金獲得に努力しており、 科学研究費、共同研究、受託研究、寄付金の件数、受入金額ともに学内で最も高い学問分 野 で あ る( 資 料 5-1-1-1:科 研 費 受 入 状 況 、外 部 資 金 受 入 状 況 ) 。4 年 間 で 教 員 1 人 当 り 科 研 費 1.5 件 、 共 同 研 究 5.4 件 、 受 託 研 究 1.1 件 、 寄 附 金 1.9 件 を 獲 得 し て い る 。 そ れ ら の 外部資金により、ほぼ全ての教員が積極的かつ先導的な研究を行っており、その成果を著 書 、 学 術 誌 論 文 、 国 際 会 議 論 文 な ど へ 公 表 し て い る ( 資 料 5-1-1-2: 応 用 粒 子 線 科 学 専 攻 に お け る 研 究 成 果( 平 成 16 年 度 〜 平 成 19 年 度 ) 。研 究 成 果 は 4 年 間 で 教 員 1 人 当 り 著 書 ) 1.1 件 、 学 術 誌 論 文 9.8 件 、 国 際 会 議 論 文 4.8 件 出 し て い る 。 そ れ ら の 多 く は 新 聞 報 道 な どによって客観的にも評価されている。 2( V B L ) VBL は 5 年 ご と の プ ロ ジ ェ ク ト 再 編 に よ り 、平 成 18 年 度 に 第 三 期 プ ロ ジ ェ ク ト が ス タ ー ト し 、現 在 29 チ ー ム に よ る「 複 雑 系 ロ ボ ッ ト シ ス テ ム の ナ ノ・バ イ オ・情 報 テ ク ノ ロ ジ ー 開 発 研 究 」が 実 施 さ れ て い る 。平 成 18 年 度 ま で の 3 年 間 に お け る VBL の 研 究 成 果 件 数( 資 料 5-1-1-3:V B L に お け る 研 究 成 果 件 数( 平 成 16 年 度 〜 平 成 18 年 度 ) )を 見ると、年度により多少の変動はあるが、技術移転件数や学術論文件数で着実に果を上 げている。 ( 資 料 5-1-1-1: 応 用 粒 子 線 科 学 に お け る 外 部 研 究 資 金 の 獲 得 状 況 ) 科学研究費 外部研究資金の 共同研究 受託研究 寄付金 補助金 受入合計 年度 件 金額 金額 金額 件 金額 総額 件数 件数 総件数 数 (千 円 ) (千 円 ) (千 円 ) 数 ( 千 円 ) (千円) 16 4 4 2,180 8 10,690 1 4,830 13 12,860 26 70,560 17 5 3 7,380 15 12,917 2 7,830 3 1,650 25 59,777 18 6 2 0,490 21 20,499 4 13,618 4 29,038 35 83,645 19 6 2 9,550 32 22,029 8 54,884 7 22,768 53 129,231 小計 21 129,600 76 66,135 15 81,162 27 66,316 139 343,213 (出典:応用粒子線科学専攻ニュースレター「りゅうしせん」ほか) -5-3- 茨城大学理工学研究科 分析項目Ⅰ ( 資 料 5-1-1-2:応 用 粒 子 線 科 学 専 攻 に お け る 研 究 成 果( 平 成 16 年 度 〜 平 成 19 年 度 ) ) 査読付き学術誌 査読付き国際会 年度 著書の出版件数 論文の発表数 議論文の発表数 16 5 35 3 17 4 45 4 18 4 41 42 19 3 17 18 (出典:応用粒子線科学専攻ニュースレター「りゅうしせん」ほか) ( 資 料 5-1-1-3: V B L に お け る 研 究 成 果 件 数 ( 平 成 16 年 度 〜 平 成 18 年 度 ) ) 特許 参 加 チ ー ム 数 /人 数 起業 学術誌論文 年度 (含出願 技術移転 (非 常 勤 研 究 員 ) 化 (含国際会議論文) 中) 16 28/103(9) 2 21 9 200 17 28/99(8) 2 8 4 133 18 29/103(8) 1 25 26 298 (出典:VBL年報ほか) 観点5-1-2 大学共同利用機関、 学の共同利用機能を有する附置研究所及 大 び研究施設においては、共同利用・共同研究の実施状況 (観 点 に 係 る 状 況 ) ※該当なし ( 2 )分 析 項 目 の 水 準 及 び そ の 判 断 理 由 ( 水 準 )期 待 さ れ る 水 準 に あ る 。 (判 断 理 由 ) 応用粒子線科学分野では、活発な外部資金の獲得により多数の研究活動が行われており、 そ の う ち の 多 く で 内 容 が 新 聞 報 道 な ど に 紹 介 さ れ て い る 。 ま た 、 VBL の 目 的 は 、 ベ ン チ ャ ービジネスの萌芽となるべき独創的研究開発推進、高度の専門的職業能力を有する独創的 人材育成、地域社会への研究開発成果の還元の3点であるが、規模相応の成果をあげてい る。 -5-4- 茨城大学理工学研究科 分析項目Ⅱ 分析項目Ⅱ 研究成果の状況 (1 )観 点 ご と の 分 析 観 点 5 - 2 - 1 研 究 成 果 の 状 況 (大 学 共 同 利 用 機 関 、 大 学 の 全 国 共 同 利 用 機 能 を 有 す る 附 置 研 究 所 及 び 研 究 施 設 に お い て は 、共 同 利 用・共 同 研 究 の 成 果 の状況を含めること。) (観 点 に 係 る 状 況 ) 1(論文等研究発表の成果状況)まず、卓越した水準にある研究について述べる。 (a) 友 田 陽 教 授 ( 中 性 子 材 料 科 学 ) の 研 究 業 績 「 In situ neutron Diffraction under tensile loading for heavily drawn steel wires with ultra-high strength, Acta mater. , 53(2005), pp.463–467 」 は 、 微 細 粒 化 に 伴 う 変 形 機 構 の 詳 細 を 中 性 子 回 折 実 験 と マ イ ク ロ メ カ ニ ッ ク スと転位運動の熱活性化機構による解析から定量的に示し、第2相粒子を加えことでさら な る 高 強 靭 化 が 図 れ る こ と を モ デ ル 解 析 で 予 測 し 、実 験 で 実 証 し た 。こ の 成 果 を 、2007 年 に 北 九 州 市 で 開 催 さ れ た 第 4 回 超 微 細 鋼 国 際 会 議 (ISGUS2007)に お け る 招 待 講 演 で 発 表 し た 。日 本 鉄 鋼 協 会 か ら 谷 川 ハ リ ス 賞( 2008 年 3 月 )を 授 与 さ れ た 。こ の 分 野 で 基 盤 A を 1 回 (代 表 )、 特 定 領 域 研 究 ( 分 担 ) な ど を 受 け て い る 。 ま た 、 日 本 鉄 鋼 協 会 戦 略 研 究 お よ び 産発プロジェクト研究に採択され産業界からも注目されている。 (b)新 村 信 雄 教 授 構 造 生 物 学 ) 研 究 業 績 Neutron Protein Crystallography: Beyond the ( の 「 Folding Structure of Biological Macromolecules, Acta Cryst. A64 (2008) 12-22 (Special Issue: Crystallography Across the Sciences (Invited))」 は 、 タ ン パ ク 質 や DNA 中 の 水 素 ( プ ロ ト ン ) や 水 分 子 を 可 視 化 し 、 そ れ ら の 構 造 生 物 学 的 意 義 を 証 明 し た 。 タ ン パ ク 質 や DNA 中 の 水 素 ( プ ロ ト ン ) や 水 分 子 を 同 定 で き る 中 性 子 構 造 生 物 学 は 大 変 ユ ニークな分野であるが、その技術的困難さ故にデータ収集に時間がかかり、これまで余り 行 わ れ て 来 な か っ た 。 村 は 今 か ら 15 年 前 に 中 性 子 を 検 出 で き る イ メ ー ジ ン グ プ レ ー ト を 新 開 発 し 、こ れ を 用 い る こ と で 、中 性 子 構 造 生 物 学 が 確 立 さ れ た 。国 際 結 晶 学 会 は 10 年 毎 に こ の 10 年 間 に 顕 著 な 進 歩 が 見 ら れ た 分 野 を 紹 介 す る 特 集 号 を 作 成 し て い る が 、今 回 、新 村 ら が 行 っ た 中 性 子 構 造 生 物 学 が そ れ に 該 当 す る と い う こ と で 、 国 際 結 晶 学 会 機 関 誌 Acta Cryst A の 特 集 号 に こ れ の 執 筆 依 頼 が あ り 、 こ れ が そ の 論 文 で あ る 。 ま た 、 こ れ に 関 連 し て ,新 村 は 今 年( 2008 年 8 月 開 催 予 定 )の 国 際 結 晶 学 会 で こ の 論 文 と 同 じ タ イ ト ル で 基 調 講演も行う。このように、中性子構造生物学は新村が実験手法を確立し、それが現在では フランンス、アメリカ、オーストラリアでそれに刺激され活発な研究が開始されるように なった。 2( 企 業 化・技 術 移 転 で の 成 果 状 況 )例 え ば 、第 III 期 初 年 度( 平 成 18 年 度 )の 成 果 と し て 、特 許 出 願 12 件 、技 術 移 転 5 件 、学 内 か ら の 事 業 化 の 推 進( 金 子 正 夫 教 授 に よ る ベ ン チ ャー企業1件)があった。 ( 2 )分 析 項 目 の 水 準 及 び そ の 判 断 理 由 ( 水 準 )期 待 さ れ る 水 準 に あ る 。 (判 断 理 由 ) 鋼線の引張変形機構の研究やイメージングプレートを用いた中性子構造生物学的研究で は 10 年 間 で の 科 学 の 進 歩 の 中 で 極 め て 卓 越 し た 研 究 と し て 評 価 さ れ て い る 。ま た 、企 業 化 や技術移転として成果が期待されている光触媒電池に関する研究にも大きな注目が集まっ て い る 。 部 科 学 省 リ ー デ ィ ン グ プ ロ ジ ェ ク ト 新 方 式 NMR 分 析 技 術 の 開 発 」 つ い て は 、 文 「 に 世界的に顕著な業績として評価されている。 -5-5- 茨城大学理工学研究科 Ⅲ 質の向上度の判断 ① 事 例 1 「 G - C O E 申 請 」 (分 析 項 目 Ⅱ ) (質 の 向 上 が あ っ た と 判 断 す る 取 組 ) 中性子構造生物学では、 村信雄教授らが中性子イメージングプレートを開発実用化し、 新 中性子回折装置を日本原子力研究機構3号原子炉に建設し、世界をリードするようになっ た 。5 年 前 か ら J-PARC 生 物 構 造 解 析 装 置 建 設 グ ル ー プ が 茨 城 大 学 に 着 任 し 、中 性 子 構 造 生 物 学 を 展 開 し て い る 。 の 研 究 は 国 際 的 に も 高 く 評 価 さ れ 、 村 教 授 は 2006 年 10 月 Human こ 新 Frontier Science Program 日 本 側 代 表 に な っ て い る 。 中 性 子 構 造 生 物 は 国 内 で は 日 本 原 子力研究機構1研究所、国外ではフランスのラウエランジュバン研究所他4研究所で行わ れているが、すべて研究所であり、教育研究機関として多数の大学院生の人材教育を通し て研究活動を行っているのは茨城大学のみである。一方、中性子回折散乱による物質材料 の構造研究も世界レベルの水準にあり、特に、電池材料中の原子熱振動の研究は、世界で も茨城大学のみが行っている。また、友田陽教授は、中性子・放射光利用力学解析国際会 議 ( MECASENS 第 3 回 ( 2004 年 、 USA) 第 4 回 ( 2006 年 、 オ ー ス ト リ ア ) に お い て 招 待 講 、 演 を 行 い 、第 5 回( 2009 年 、日 本 )の 組 織 委 員 会 委 員 長 に 指 名 さ れ る な ど 、こ の 分 野 の 研 究を世界的にリードしている。 こ れ ら の 代 表 的 な 研 究 実 績 を 元 に 、 用 粒 子 線 科 学 専 攻 を 中 心 に 平 成 20 年 度 グ ロ ー バ ル 応 COE プ ロ グ ラ ム 拠 点 形 成 「 大 強 度 中 性 子 に よ る 原 子 レ ベ ル 構 造 科 学 」 に 申 請 し た 。 採 択 に は至らなかったが、事業担当者の大多数が、茨城大学フロンティア応用原子科学研センタ ーの研究部門に加わるなど、国際的な研究拠点形成の実現に向けて取り組んでいる。 ② 事 例 2 「 光 触 媒 電 池 に 関 す る 大 学 発 ベ ン チ ャ ー の 起 業 」 (分 析 項 目 Ⅱ ) (質 の 向 上 が あ っ た と 判 断 す る 取 組 ) 金 子 正 夫 教 授( 平 成 19 年 度 よ り 特 任 教 授 )は 長 年 に わ た り 高 分 子 化 学 、光 エ ネ ル ギ ー 変 換化学等の研究を精力的に進めてきており、その成果の一部はバイオ光化学電池の特許取 得となっている。バイオ光化学電池は、世界に深刻な環境汚染をもたらしているバイオマ ス 廃 棄 物 を 太 陽 光 で 完 全 分 解 浄 化 す る と と も に ,直 接 電 力 を 発 生 さ せ る 画 期 的 な 発 電 装 置 で あ る 。平 成 18 年 度 に は バ イ オ 光 化 学 電 池 を 組 み 込 ん だ シ ス テ ム を 実 用 化 し 、一 般 に 広 め る た め の バ イ オ 化 学 ベ ン チ ャ ー「 株 )バ イ オ ケ モ フ ォ ト ニ ク ス 研 究 所 」を 設 立 し 、理 学 部 ( 建物内のレンタルラボにオフィスと実験室を構えて実用化に向けた研究を進めている。現 在は、光分解効率の向上に向けた試作器の開発を行っているが、近い将来には、太陽可視 光を用いて分解効率を飛躍的に高め、バイオマス廃棄物を完全分解浄化するとともに発電 し ,世 界 の エ ネ ル ギ ー 需 要 の 半 分 を バ イ オ マ ス 廃 棄 物 で ま か な う こ と を 目 指 し て い る 。 の こ ように理学部での研究成果が具体化を目指した起業にまで発展したのはこれが最初であり、 法人化後の実社会へ向けた情報発信に関する取り組みの向上を示すものである。 -5-6- 整理番号 15 - 5 学部・研究科等を代表する優れた研究業績リスト(Ⅰ表) 法人名 学部・研究科名 茨城大学 理工学研究科 1.学部・研究科等の目的に沿った研究業績の選定の判断基準(200字以内) 理工学研究科の研究目的は、る首都圏北部に立地することを活かし、多様な自然科学に関する学術研究活動を行い、 国際社会と地域の学術・文化の発展に寄与することである。そのため、先端的研究による大学及び地域の発信や、そ の産業化・技術移転による地域振興、並びに、地域産業の高度化や地域の環境や生活を高質化する地域支援に貢献す る進的・開拓的な研究において卓越していると判断される研究業績を選定した。 理学部・工学部からの併任教員分は省略した。 2.選定した研究業績リスト 研究業績の 分析結果 No 研究業績名 Structure and Diffuse Scattering of Superionic 15 5 1001 Conductor CuI,in J. Murdoch (ed.), Diffusion and Reactivity of Solids, Nova Science Publishers 細目 番 号 学術的 意義 社会、経 済、文化 的意義 重複して選定した研究業績 業績番号 (重点的に 取り組む 領域) 4302 S 業績番号 (他の組織) 15 1 2001 15 5 1002 Plasma-based ion process in the dual-plasma configuration,Surf. Coat. Technol 4501 S 15 1 2002 15 5 1003 文部科学省リーディングプロジェクト,新方式NMR分析技 4706 術の開発 SS 15 1 2003 15 3 1008 4801 SS 15 3 1009 4901 S 15 1 2004 5405 SS 15 1 2005 5801 SS 15 1 2006 5801 SS 15 1 2007 5801 S 15 1 2008 Direct electrical power generation from urine, wastes and biomass with simultaneous 15 5 1004 photodecompositionand cleaning,,Biosensors and Bioelectronics Short- and Medium-range structures of AgI-doped 15 5 1005 superionic glasses,“Physics of Solid State Ionics” (Research Signpost) In situ neutron Diffraction under tensile loading 15 5 1006 for heavily drawn steel wires with ultra-high strength, Acta mater. Neutron Protein Crystallography: Beyond the 15 5 1007 Folding Structure of Biological Macromolecules.Acta Cryst Recent results on hydrogen and hydration in biology studied by neutron macromolecular 15 5 1008 crystallography,Cellular and Molecular Life Sciences (CMLS) 15 5 1009 1010 1011 A neutron crystallographic analysis of a cubic porcine insulin at pD 6.6,Chem. Phys. 共同 利用 等 研究業績の 分析結果 No 1012 1013 1014 1015 1016 1017 1018 1019 1020 1021 1022 1023 1024 1025 研究業績名 細目 番 号 学術的 意義 社会、経 済、文化 的意義 重複して選定した研究業績 業績番号 (重点的に 取り組む 領域) 業績番号 (他の組織) 共同 利用 等 業績番号(学部・研究科等) 15-5-1001 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 理工学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 物理学 細目番号 4302 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 T. Sakuma, Xianglian, K. Basar, “Structure and Diffuse Scattering of Superionic Conductor CuI”, in J. Murdoch (ed.), Diffusion and Reactivity of Solids, Nova Science Publishers, New York (2007), pp.205-222. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 超イオン導電体には異常に大きな散漫散乱が生じる。最近我々は、短距離秩序度とともに熱振動の相関効果をと り入れ、散漫散乱強度の一般式を確立した。この理論をもとに、低温相、室温相および高温相の散漫散乱を、構造 と結びつけて説明した。高温相では無秩序構造となるため様々な構造モデルが提出されているが、X線異常散乱実 験を適用することで、構造の可否が判別できることを実験から明らかにした。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 1 の研究業績は、アメリカの Nova Science 出版より依頼され、超イオン導電体で代表的な物質である CuI の相転 移、結晶構造と散漫散乱について執筆したものである。 “Diffusion and Reactivity of Solids”の第5章に相当 し、イオンの拡散現象と構造との関係を取り扱った。この研究業績には、超イオン導電体など電池材料分野の代表 的な雑誌として知られる、Solid State Ionics 誌に発表(2002 年度以降 9 報を執筆)した内容、J. Phys. Soc. Jpn、 Bulletin of Electrochemistry などに発表した内容を盛り込んだ。これら一連の研究成果が評価され、執筆を依頼 されたと考えられる。 X線異常散乱現象を用いて高対称性をもつ物質における構造解析、また、イオン導電相における散漫散乱強度と 拡散イオン間の短距離秩序度との関係などを、この研究業績で初めて指摘した。昨年開催された超イオン導電体の 国際会議(2-ICPSSI)で招待講演を行った ANSTO の研究者により、我々の研究結果が紹介されている。 業績番号(学部・研究科等) 15-5-1002 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 理工学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 プラズマ科学 細目番号 4501 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 T. Ikehata, R. Nakao, N.Y. Sato, K. Azuma, K. Yukimura, "Plasma-based ion process in the dual-plasma configuration" Surf. Coat. Technol. 201, 6561-6564(2007). 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) LSI の製造や薄膜形成などで多用されるプラズマイオンプロセスは、被処理物とプラズマとの間に電圧を印加し て正イオンの加速を行うため、被処理物は導体および半導体に限られ、ガラスやポリマなどの絶縁物には適用でき なかった。 著者等は絶縁物に対しても帯電なしにプラズマイオンプロセスを適用できる新方法としてデュアルプラ ズマ法を発明した。論文ではその装置構成と原理検証試験の結果を発表した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) ・ 本技術は茨城大学から特許出願され(プラズマ表面処理装置:特願 2006-120091、出願人:国立大学法人茨城 大学) 、科学技術振興機構の主催する「首都圏北部 4 大学発新技術説明会」にて技術内容が公表された。その 際大企業の関心を得ることとなり、現在共同研究などの連携を検討している。 ・ 本技術を機能性薄膜形成に応用する研究プログラムを提案したところ、財団法人の研究助成に採択され助成 を受けた。 ・ 掲載雑誌は 2 名のレフェリーによる査読を受ける国際学術論文誌であり、インパクトファクターは 1.646 で あり、表面処理やコーティングの分野の代表的論文誌である。 業績番号(学部・研究科等) 15-5-1003 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 15-3-1008 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 理工学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 複合化学 細目番号 4706 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 高妻孝光,文部科学省リーディングプロジェクト「新方式NMR分析技術の開発」(高妻担当分:新方 式NMRを対応したアプリケーション開発)、平成15年4月1日—平成20年3月31日、19年度番 号:文科振19−198 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 ⑤)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 世界初のスプリット型超伝導磁石を装備し、今までにない高感度化を実現し、計測に必要な試料の量 を大幅に減らすことを実現した「新方式NMR分析技術スプリット型超伝導磁石」を用いることによる アクセス性の高い試料空間によって、生体分子反応を連続的に追跡するためのユニットを組み込む等 のアプリケーション開発に貢献し、新しい生体分子科学分野の研究開拓を行っている。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本研究開発は、 我国の国家プロジェクトの特に重要な研究開発課題として位置づけられている文部科 学省リーディングプロジェクト事業として推進され、リーディングプロジェクト事業への参画には、 時代の要求する研究および技術開発動向を十分に反映し、特に卓越した学識経験等が要求されてい る。高妻は、新方式NMR分析技術のアプリケーション開発において重要な役割を果たした。これらの 業績は、多数の国際学会における招待講演、基調講演に招待され、新聞やテレビ等においても多数 回に渡って報道されていることからも裏付けられる。また、International Who’s Who Historical Society において、顕著な業績をあげたものとして取り上げられた。高妻の研究は、世界的な共同研究とし て位置づけられている。以上のことを総合的に判断して、当該分野において卓越した水準にあると 判断される。 業績番号(学部・研究科等) 15-5-1004 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 15-3-1009 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 特任教授(理学部) 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 材料化学 細目番号 4801 研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Masao Kaneko, Hirohito Ueno, Keita Ohnuki, Mizuki Horikawa, Rie Saito and Junichi Nemoto,"Direct electrical power generation from urine, wastes and biomass with simultaneous photodecompositionand cleaning",Biosensors and Bioelectronics, 23, 140-143 (2007). 1.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1 ○) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 大学発ベンチャー起業 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 特許出願したバイオ光化学電池を用いて、 地球の深刻な環境汚染をもたらしているバイオマス廃棄物を太陽光で 完全分解浄化するとともに、直接電力を発生させ、そのエネルギーを利用する。近い将来には、太陽可視光を用い て分解効率を飛躍的に高め、バイオマス廃棄物を完全分解浄化するとともに発電し、世界のエネルギー需要の半分 をバイオマス廃棄物でまかなうことを目的としている。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) バイオマス廃棄物を太陽光で分解浄化すると同時に電力を発生させるバイオ光化学電池は世界に例を見な い新しい発想で、原理や実際の試料で証明済みである。しかも温暖化・異常気象問題を解決することを視野 に入れた研究で、その学術的及び社会・経済・文化的意義は極めて大きい。これらは、原著論文のみならず、 専門誌に於ける解説や、新聞、NHK/TV などでも取り上げられ、反響をよんだ。関連出願中特許:国際特許含 めて 2 件があり、この技術をもとに、2007 年 1 月に「株式会社バイオフォトケモニクス研究所」を起業し、 新聞、NHK テレビなど、多数の記事や報道番組等で取り上げられている。 金子は、研究活動から得られた技術および学識によって、ニューズウイーク(1999.1.13 発行)”21 世紀のリ ーダー(世界の全分野)100 人” の内の一人にノミネートされた研究者であり、 この業績以外にも、 多数の新聞、 テレビ等において報道されている。 業績番号(学部・研究科等) 15-5-1005 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 理工学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 応用物理学・工学基礎 細目番号 4901 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 H. Takahashi 他、計 11 名 Short- and Medium-range structures of AgI-doped superionic glasses . (pp. 303-321) “Physics of Solid State Ionics” (Research Signpost) , 全 346 ページ (2006) 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 銀イオン伝導性ガラスの短距離・中距離秩序をX線回折、中性子回折、中性子弾性散乱から明らかにした。 AgI 含有ガラスでは、常にガラスネットワクによるFSDPが存在し、さらに中性子弾性散乱を併用することで 熱振動による影響を除き、AgI 高濃度領域では可動銀イオンが 10-15Åにわたる秩序構造を有していることを初め て示した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) “Physics of Solid State Ionics”は出版社から編者のひとりとして出版することを依頼された。 同書は全 11 章で構成されており、国内の固体イオニクス物理学分野の代表的な研究者 11 名によって分担執 筆されたものである。そのうちの 1 章を担当している。 内容は、最近、Solid State Ionics 誌(2005 年 インパクトファクター:1.6)に掲載された3編の論文を中心 としたものである。 同誌は固体イオニクスの基礎から応用までを含むこの分野におけるもっとも権威ある雑誌であ り、掲載論文は各2名のレフェリーによる査読を受けている。 業績番号(学部・研究科等) 15-5-1006 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 学部・研究科等名 理工学研究科 粒子線を利用した構造解析と応用 分科名 材料工学 細目番号 5405 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Y.Tomota, T.Suzuki, A.Kanie, Y.Shiota, M.Uno, A.Moriai, N.Minakawa and Y.Morii In situ neutron Diffraction under tensile loading for heavily drawn steel wires with ultra-high strength, Acta mater., 53(2005), pp.463–467 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 実用材料のチャンピオン強度を示すパーライト鋼強伸線材はタイヤコード等への利用が進み、 さらなる高強度化の 要求が強いが、その強化機構が不明であった。本論文では、引張変形中その場中性子回折という新しい実験手法を 駆使して、炭素含有量の異なる鋼線のナノ組織と引張変形機構を明らかにした。原子間結合ポテンシャルから予想 される超高強度域における非線形弾性挙動を初めて実証した点も注目される。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 上記の論文は、Acta materialia(インパクトファクター3.43)に関連論文を含めて掲載されている。 日本金属学会谷川ハリス賞(2008 年 3 月)を授与された。この分野で基盤研究Aを1回(代表者) 、特定領域研 究(分担)などを受けている。また、日本鉄鋼協会の戦略研究および産発プロジェクト鉄鋼展開研究に採択され産 業界からも研究成果が注目されている。国際会議 MECASENS(中性子および放射光を用いる材料の力学評価)の第 3 回(米国サンタフェ:2005 年) 、第4回(オーストリア・ウイーン:2007 年)では招待講演を行った。 業績番号(学部・研究科等) 15-5-1007 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 理工学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 生物科学 細目番号 5801 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Neutron Protein Crystallography: Beyond the Folding Structure of Biological Macromolecules. N.Niimura & R.Bau Acta Cryst. A64 (2008) 12-22 (Special Issue: Crystallography Across the Sciences. (Invited)) 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) タンパク質や核酸の機能の多くは水素(プロトン)や水分子が関与している。これらを精度よく観察する手法が中 性子回折法である。新村らはそのための実験手法を確立し、タンパク質や DNA 中の水素(プロトン)や水分子を可 視化し、それらの構造生物学的意義を証明した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 創立60周年を迎える、国際結晶学会は10年毎にこの10年間に顕著な進歩が見られた分野を紹介する(今回は 世界から 25 の論文が選ばれている。 )特集号を作成しているが、新村らが行った中性子構造生物学がそれに該当す るということで、国際結晶学会機関誌 Acta Cryst A、Impact Factor 1.791 の特集号にこれの執筆依頼があり、こ れがその論文である。また、これに関連して,新村は今年6月のアメリカ結晶学会(参加予定人数 1000 人)での 招待講演、また今年(2008 年8月開催予定,参加予定人数 3000 人)の国際結晶学会でこの論文と同じタイトルで 基調講演も行うことになっており、それぞれ高い評価を受けていることの現れである。 業績番号(学部・研究科等) 15-5-1008 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 理工学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 生物科学 細目番号 5801 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Nobuo Niimura, Shigeki Arai, Kazuo Kurihara, Toshiyuki Chatake, Ichiro Tanaka and Robert Bau Recent results on hydrogen and hydration in biology studied by neutron macromolecular crystallography Cellular and Molecular Life Sciences (CMLS),Vol.63, pp.285-300, 2006 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 最近の中性子構造生物学の進展を、我々のグループを中心にレビューした依頼論文(査読あり)である。結晶作 成技術、中性子解析に特徴的な水素水和水のデータベースの構築・応用、そして生体高分子における水素水和水の 構造的側面からの特長および J-PARC への展望を述べている。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 ○ 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 中性子イメージングプレート(NIP)の開発以降、NIP を装備した中性子回折計が JRR-3 の1G ポートに 2 台整 備され、これらによって高分解能の中性子結晶構造解析が定常的に可能となったので、われわれの研究を中心にレ ビューしてくれとの依頼論文で、評価の高いものである。掲載雑誌は 2 人の外国人レフリーがつく本格的なジャー ナルで、Impact Factor も 4.582 と高い。中性子構造生物学のボトルネックである大型結晶育成の解決法の具体例 が紹介され、未発表のデータベースによる中性子データの水素結合に関する統計的な処理、世界各所の生物用の中 性子回折装置の現状とそこでの各種タンパク質の中性子解析例がまとめられており、 この分野で世界をリードする 内容となっている。 また、 この総説は 2006 年度秋に採用になった国際的に評価の高い国際グラント Human Frontier Science Program の採択の参考資料になっている。 業績番号(学部・研究科等) 15-5-1009 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 理工学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 生物科学 細目番号 5801 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 T. Ishikawa, T. Chatake, Y. Ohnishi, I. Tanaka, K. Kurihara, R. Kuroki, N. Niimura A neutron crystallographic analysis of a cubic porcine insulin at pD 6.6 Chem. Phys., Vol.345, pp.152-158, 2008 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) インスリンの中性子結晶構造解析を行い、構成するアミノ酸の pH依存性を調べることを目標とした。pD6.6 と pD9.0 の 2 つのデータを比較し、水素位置も含めた構造の相似点、相違点を見つけ出し、特にヒスチジン残基プロ トネーションの違いに関して議論した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越してる S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 中性子構造解析によってタンパク質の水素原子を直接見て、2つの pHで分子構造を調べたのはこれが初めてであ り、評価が高い。掲載雑誌は 2 人の外国人レフリーがつく本格的なジャーナルで、Impact Factor も 1.934 と高い ものである。本論文は、生体高分子の典型的な中性子解析の好例として、著者の一人である田中が、回折構造生物 学の分野では権威のある国際会議(ISDSB2007;The 2nd International Symposium on Diffraction Structure Biology 2007)で、2007 年 9 月に招待講演を行っているほか、同年 12 月に日本結晶学会におけるシンポジウムに おいても招待講演と総説の執筆を行った。 茨城大学農学部・農学研究科 6 .農学部・農学研究科 Ⅰ 農学部・農学研究科の研究目的と特徴・・・6-2 Ⅱ 分析項目ごとの水準の判断 ・・・・・・・6-3 分析項目Ⅰ ・・・・・・6-3 分析項目Ⅱ Ⅲ 研究活動の状況 研究成果の状況 ・・・・・・6-6 質の向上度の判断 ・・・・・・・・・・・6-9 -6-1- 茨城大学農学部・農学研究科 Ⅰ 農学部・農学研究科の研究目的と特徴 1本学の中期目標では「知的資産の増大に貢献する水準の高い学術研究活動を推進すると 、 と も に 、研 究 の 重 点 領 域 を 設 定 し 、地 域 性 と 総 合 性 を 特 色 と す る 研 究 を 推 進 す る 」を 第 一 に 掲 げ て い る 。こ の 目 標 に 向 け て 、農 学 部 ・ 農 学 研 究 科 の 研 究 目 的 に お け る 基 本 方 針 は 、こ れ ま で に 実 績 を あ げ て き た 領 域 の 研 究 を さ ら に 推 進 し て 、農 学 分 野 に 本 学 独 自 の 重点領域を打ち出すこと、そして地域の農業や環境の問題を総合的な視点から研究し、 地域社会の振興に貢献することである。 2研究の具体的目的の一つは、持続的な社会発展に資する食料生産と環境保全に向けた農 学 研 究 の 方 向 性 で あ る 。二 つ 目 は 、資 源 や 食 品 に 関 わ る 応 用 生 物 化 学 の 方 向 性 で 、農 学 が 築 き 上 げ て き た バ イ オ テ ク ノ ロ ジ ー 技 術 の 応 用 を め ざ し て い る 。三 つ 目 は 、地 域 の 農 業 と 社 会 の 持 続 可 能 性 を 探 る 研 究 の 方 向 性 で あ り 、本 学 が 継 承・展 開 し て き た 霞 ヶ 浦 流 域圏の研究を含めた地域の問題に関する研究をさらに発展させようとするものである。 3以上に述べた研究の遂行については、その一部を本学が学部横断型で進めている「地球 変 動 適 応 科 学 研 究 機 関 」 と「 応 用 原 子 科 学 研 究 」と 連 携 さ せ て 行 う 。 前 者 で は 、 気 候 変 動 に 適 応 し た 農 業 技 術 の 開 発 と 環 境 保 全 を め ざ し た 研 究 で あ る 。後 者 で は 、そ の 応 用 原 子 科 学 研 究 の 1 領 域 で あ る「 生 体 分 子 科 学 領 域 」を 主 に 分 担 し 、こ れ ま で に 扱 っ て き た 有用な酵素分子の解析と応用である。 4霞ヶ浦流域生態系の研究においては、初期の水質汚濁の調査研究から、流域生態系を多 面 的 に 捉 え て 、物 質 循 環 、食 料 生 産 、環 境 調 節 、社 会 ・ 文 化 形 成 も 視 野 に 入 れ よ う と す るものである。 5食料生産に関わる生物生産科学領域で達成しようとする研究成果は、作物学、園芸学、 植 物 資 源 制 御 学 、植 物 生 体 防 御 学 、環 境 動 物 昆 虫 学 、動 物 機 能 形 態 学 、動 物 栄 養 生 理 学 、 家 畜 生 産 物 科 学 、応 用 動 物 行 動 学 、飼 料 資 源 科 学 、動 物 保 健 衛 生 学 、動 物 遺 伝 資 源 学 で の新知見の獲得と技術開発への応用である。 6資源や食品に関わる資源生物科学の分野で達成しようとする研究成果は、食品生化学、 食品分子機能学、分子生物化学、分子遺伝学、分子微生物工学、植物育種・細胞工学、 動 物 細 胞 工 学 、生 物 制 御 化 学 、環 境 土 壌・肥 料 学 、熱 帯 環 境 化 学 、化 学 生 態 学 、微 生 物 生態学、環境毒性化学、での新知見の獲得と技術開発への応用である。 7地域の環境保全に関わる工学の分野で達成しようとする研究成果は、農作業学、農地環 境 工 学 、水 環 境 再 生 工 学 、物 質 動 態 工 学 、農 業 生 産 シ ス テ ム 工 学 、地 域 資 源 リ サ イ ク ル 工学での新知見の獲得と技術開発への応用である。 8地域社会の持続的発展に関わる社会科学の分野で達成しようとする研究成果は、地域経 営 科 学 、 地 域 計 画 学 、国 際 農 業 開 発 学 、 生 命 系 経 済 学 、農 環 境 シ ス テ ム 科 学 、農 業 メ デ ィアシステム学、農業情報学における政策提言やモデル提示である。 〔想定する関係者とその期待〕 想定する関係者は、食料生産と環境保全に係わる企業及び官公庁の技術者、政策の立案 と実行に係わる者である。両研究領域では、バイオテクノロジーを扱う関係者も含めて捉 えている。関係者から期待されているものは、食料生産に関わる領域では、農作物および 畜産食品の品質管理と品質向上の技術開発、新規食料資源の開発、環境変動に適応できる 安定した食料生産の技術開発である。環境保全に関わる領域では、霞ヶ浦流域系等の対象 について、水系と陸系を総合的に扱う環境保全の理念の構築と保全技術の開発および政策 提言である。両分野の研究を通して、茨城をモデルとした持続可能な社会の構築に資する 成果が期待されている。 -6-2- 茨城大学農学部・農学研究科 Ⅱ 分析項目Ⅰ 分析項目ごとの水準の判断 分析項目Ⅰ 研究活動の状況 (1 )観 点 ご と の 分 析 観点6-1-1 研究活動の実施状況 (観 点 に 係 る 状 況 ) 1( 論 文 等 研 究 発 表 の 実 施 状 況 )平 成 16~ 19 年 度 の 4 年 間 で 、教 員 が 公 表 し た 論 文 と 著 書 を 合 わ せ た 総 数 は 449 で あ り 、 年 平 均 112、 1 人 当 た り の 著 作 数 は 4 年 間 で 7.24、 年 平 均 1.81 で あ っ た 。こ の 4 年 間 の 研 究 活 動 の 公 表 形 式 で は 、英 文 論 文 が 60%を 占 め 、和 文 論 文 は 31%、英 文 著 書 は 2%、和 文 著 書 は 7%で あ っ た 。年 度 ご と に み る と 、1 人 当 た り の 著 作 数 ( 英 文 著 書 、 和 文 著 書 、 英 文 論 文 、 和 文 論 文 の 合 計 数 ) の 推 移 は 、 平 成 16 年 度 か ら 19 年 度 に か け て 、2.0、1.9、1.5、2.0 で あ り 、平 成 17 年 度 を 除 け ば 、各 教 員 は 1 年 で 2 報 弱 の 研 究 成 果 を 公 表 し て い る( 資 料 6-1-1-1:平 成 16~ 19 年 度 の 教 員 1 名 当 た りの研究成果報告数) 著書を除いて、英文論文と和文論文を合計した1人当たりの年 。 間 論 文 公 表 数 は 、平 成 16 年 度 か ら 19 年 度 に か け て 、1.8、1.7、1.4、1.8 で あ る 。な お 、 教 員 の 国 際 会 で の 発 表 件 数 は 、 平 成 16~ 19 年 度 の 4 年 間 の 平 均 で 年 間 約 1 件 / 教 員 で あ る 。 国 内 学 会 で の 発 表 件 数 は 、 平 均 で 約 6 件 / 年 / 教 員 で あ る 。 平 成 16 年 度 か ら 19 年 度 の 4 年 間 で の 、 会 賞 お よ び 論 文 賞 の 受 賞 件 数 は 、 件 で あ っ た 資 料 6-2-1-1: 学 19 ( 平 成 16~ 19 年 度 に 受 賞 し た 学 会 賞 及 び 学 会 論 文 賞 の 名 称 、 P6-6) 。 ( 資 料 6-1-1-1: 平 成 16~ 19 年 度 の 教 員 1 名 当 た り の 研 究 成 果 報 告 数 ) 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 英文図書 0.0 0.1 0.1 0.0 和文図書 0.2 0.2 0.1 0.1 英文論文 1.2 1.0 0.8 1.4 和文論文 0.6 0.7 0.6 0.4 合計 2.0 1.9 1.5 2.0 ( 出 典 : 茨 城 大 学 農 学 部 自 己 点 検 評 価 書 (2006)等 ) 2(研究領域ごとの研究発表実施状況)3研究領域(生物生産科学、資源生物科学、地域 環 境 科 学 )に 分 け て 、平 成 16 年 度 か ら 19 年 度 に か け て 、年 間 の 平 均 1 人 当 た り の 研 究 成 果 発 表 数 の 推 移 を み る と 、生 物 生 産 科 学 領 域 で 、1.5→ 1.8→ 1.1→ 1.7 で あ る 。資 源 生 物科学領域では、 2.3→ 2.1→ 1.4→ 2.6 で あ る 。 域 環 境 科 学 の 領 域 で は 、 地 2.2→ 1.6→ 2.0 → 1.6 で あ る 。 3( 国 際 連 携 で の 研 究 実 施 状 況 )平 成 16 年 度 以 降 、本 学 農 学 部 が 主 体 と な っ て 5 件 の 国 際 会 議 を 主 催 な い し 共 催 し た( 資 料 6-1-1-2:平 成 16~ 19 年 度 で 茨 城 大 学 農 学 部 が 主 催 ま たは共催した国際会議) オランダ・ワーゲニンゲン大学とは、大学院学生を中心とし 。 た研究交流を行った。本学農学部は、ウィスコンシン州立大学スーペリオ校及びインド ネシアの3大学(ボゴール農科大学、ガジャマダ大学農学部、ウダヤナ大学農学部)と の間で学術交流協定を結んでおり、ウィスコンシン州立大学スーペリオ校との間では1 回の学術交流シンポジウムを、インドネシアの3大学とは3回の学術交流シンポジウム を開催した。 4(共同研究等の実施状況)想定される関係者に関わる受託研究、共同研究および寄付金 に よ る 研 究 の 実 施 件 数 は 、 平 成 16 年 度 か ら 19 年 度 に か け て 、 総 計 で 、 43 件 → 43 件 → 53 件 → 55 件 と 増 加 傾 向 に あ っ た ( 資 料 6-1-1-3: 平 成 16~ 19 年 度 の 外 部 研 究 資 金 の 獲 得 状 況 ) 教 員 1 人 あ た り 換 算 す る と 、 0.65→ 0.65→ 0.80→ 0.90 と い う 増 加 状 況 で あ っ 。 た。 5( 研 究 資 金 の 獲 得 状 況 )平 成 16~ 19 年 度 の 4 年 間 で の 、科 学 研 究 費 補 助 金 、受 託 研 究 費 (政府機関からの情勢金を含む) 共同研究費、寄付金を合わせた獲得状況は、教員1 、 -6-3- 茨城大学教育学部・教育学研究科 分析項目Ⅰ 名 当 た り 年 間 1.0 ~ 1.2 件 、 資 金 額 は 1,890~ 2,040 千 円 / 年 / 教 員 で あ っ た ( 資 料 6-1-1-3: 平 成 16~ 19 年 度 の 外 部 研 究 資 金 の 獲 得 状 況 ) 科 学 研 究 費 補 助 金 の 申 請 状 況 。 は 、平 成 16 年 度 か ら 19 年 度 に か け て 、0.62→ 0.73→ 0.76→ 0.84 と 推 移 し 、増 加 傾 向 に あ っ た ( 資 料 6-1-1-4: 平 成 16~ 19 年 度 で の 科 学 研 究 費 補 助 金 の 申 請 ・ 採 択 率 と 獲 得 金 額 ) 新 規 申 請 の 採 択 率 は 、 16~ 20%で あ っ た 。 ま た 、 1 件 当 た り の 平 均 交 付 金 額 は 、 。 2,411~ 3,781 千 円 で あ っ た ( 資 料 6-1-1-4: 平 成 16~ 19 年 度 で の 科 学 研 究 費 補 助 金 の 申請・採択率と獲得金額) 。 ( 資 料 6-1-1-2: 平 成 16~ 19 年 度 で 茨 城 大 学 農 学 部 が 主 催 ま た は 共 催 し た 国 際 会 議 ) 発表演題数 開催会議名 開催日 開催場所 参加者数 I baraki - Wageningen Young 平 成 16 年 4 茨城大学 口 頭 、20 オランダ、25; Investigators’ Symposium on 月 15,16 日 阿 見 キャン 題 ;ポスタ 日 本 、89 Gut Microbiology パス ー、34 題 ア メリカ、10;中 I nternational Symposium on Lake 平 成 16 年 11 阿 見 町 本 口 頭 、13; 国 、1:日 本 、 Environment and City Life in 月 6,7 日 郷 ふれあい ポスター、 260 Harmony and Adjustment センター 10 題 平 成 17 年 9 茨城大学 口 頭 、9 インドネシア、4; E cological Analysis and Control 月 15,16 日 阿 見 キャン 題 ;ポスタ フィリピン、1;日 of Greenhouse Gas Emissions from Agriculture in Asia パス ー、16 題 本 、69 I nternational Symposium on Food 平 成 17 年 11 インドネシア、 口 頭 、15 インドネシア、 and Environmental Preservation 月 22,23 日 ガジャマダ大 題 65;日 本 、12 in Asian Agriculture 学 平 成 17 年 11 インドネシア、 口 頭 、15 インドネシア、 月 24,25 日 ウダヤナ大 学 題 45;日 本 、12 I nternational Symposium on 平 成 18 年 9 インドネシア、 口 頭 、16 インドネシア、 Sustainable Agriculture in Asia - 月 18-21 日 ボゴール農 題 ;ポスタ 41;日 本 、14 Challenges for Agricultural 科大学 ー、15 題 Sciences on Environmental Problems under Global Changes ( 出 典 : 茨 城 大 学 農 学 部 外 部 評 価 報 告 書 、 平 成 20 年 3 月 ) ( 資 料 6-1-1-3: 平 成 16~ 19 年 度 の 外 部 研 究 資 金 の 獲 得 状 況 ) 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 件 件 件 件 総 額 (円 ) 総 額 (円 ) 総 額 (円 ) 総 額 (円 ) 数 数 数 数 科学研究費補 20 64,400,000 20 50,500,000 23 51,670,000 20 49,770,000 助金* 受託研究等 11 30,598,700 14 36,043,500 17 34,270,000 19 4,481,270 共同研究 4 12,700,200 9 14,763,600 18 16,423,650 12 40,689,250 寄付金 28 27,059,188 20 23,387,750 18 28,881,000 24 28,087,000 合計 63 134,758,088 63 124,694,850 76 131,244,650 75 123,027,520 *間 接 経 費 は 含 め て い な い 。 ( 出 典 : 茨 城 大 学 農 学 部 自 己 点 検 評 価 書 (2006)等 ) -6-4- 茨城大学農学部・農学研究科 分析項目Ⅰ ( 資 料 6-1-1-4: 平 成 16~ 19 年 度 で の 科 学 研 究 費 補 助 金 の 申 請 ・ 採 択 率 と 獲 得 金 額 *) 平 成 16 年 度 申請件数 採択件数 新規 継続 合計 新規 継続 合計 新 規 申 請 の採 択 率 (%) 1 教 員 あたりの新 規 申 請 件 数 交 付 金 額 の合 計 (千 円 ) 1 件 あたりの平 均 交 付 金 額 (千 円 ) 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 41 12 53 8 12 20 19.5 0.62 75,620 3 ,781 48 12 60 8 12 20 16.7 0.73 52,520 2,626 50 15 65 8 15 23 16 0.76 55,450 2,411 51 12 63 10 12 22 19.6 0.84 64,170 2,917 *間 接 経 費 を 含 む 。 ( 出 典 : 茨 城 大 学 農 学 部 自 己 点 検 評 価 書 (2006)等 ) 観点6-1-2 大学共同利用機関、 学の共同利用機能を有する附置研究所及 大 び研究施設においては、共同利用・共同研究の実施状況 (観 点 に 係 る 状 況 ) 該当なし ( 2 )分 析 項 目 の 水 準 及 び そ の 判 断 理 由 (水 準 ) 期 待 さ れ る 水 準 に あ る 。 (判 断 理 由 ) 東京農工大学大学院連合農学研究科博士課程(東京農工大学、茨城大学、宇都宮大学の 連携組織)で主指導資格教員が満たすべき研究活動基準から考えた場合、その基準は最近 5 年 間 で 5 報 以 上 の 論 公 表 で あ る 。し た が っ て 、教 員 1 名 当 た り 年 間 1.4~ 1.8 報 を 公 表 している農学部教員の活動状況は、 大学農学部が設定した主指導資格の基準からすれば、 3 期待される水準を満たしていると判断される。 平 成 18 年 度 に 開 催 し た 外 部 評 価 委 員 会 で の 評 価 委 員 の 講 評 ( 別 添 資 料 、 茨 城 大 学 農 学 部 外 部 評 価 報 告 書 、平 成 20 年 3 月 )で は 、4 名 の 委 員 全 員 が「 適 切 な 活 動 状 況 に あ る 」と 評価した。評価委員の講評を以下に示す: ・ 学術研究活動の一つの指標は、原著論文の数であるが、平均して妥当な値以上であ 「 る と 認 め ら れ る 。 2004 年 の 報 告 書 と 2006 年 の そ れ と を 比 較 し て み る と 、 明 ら か に 論 文 数 の 増 大 が 認 め ら れ る こ と は 高 い 評 価 が 与 え ら れ よ う 」 「 他 大 学 に 比 べ て 、外 部 資 金 の 、 獲 得 実 績 は 高 く 、研 究 費 に つ い て の 状 況 は 恵 ま れ て い る と 思 わ れ る 。特 に 、教 員 あ た り の 年 間 外 部 資 金 の 導 入 額 が 約 240 万 円 と い う の は 他 の 旧 国 立 大 学 と 比 較 し て 、驚 異 的 な 額である。この点に関して、大いに敬意を表したい」 ・ 一人当たりにして年間2~4回の学会発表、2~3本の論文は、他大学と比較して 「 も 多 い 方 で あ る と 思 わ れ 、高 く 評 価 出 来 る 」 「 一 人 当 た り 200 万 円 近 い 外 部 資 金 の 獲 得 、 は 、文 科 省 か ら 支 給 さ れ る 公 費 を 大 き く 上 回 り 、研 究 の 活 性 度 が 高 い と 判 断 さ れ る 。科 研 費 、受 託 研 究 費 、寄 付 金 の バ ラ ン ス も と れ て お り 、学 科 に よ っ て 構 成 比 に 特 徴 が あ る が 、受 託 研 究 費 の 少 な い 分 野 は 科 研 費 で 頑 張 る な ど 、大 き な 凹 凸 が な い こ と を 評 価 し た い」 ・ 学術論文は一人当たり平均2報、 会発表は一人当たり平均2回が発表されており、 「 学 農 学 関 係 分 野 で の 研 究 と し て は 妥 当 な 成 果 発 表 数 で あ る と い え る 」 「 生 物 生 産 、資 源 生 、 物 、地 域 環 境 の 3 科 学 領 域 に お い て 、科 研 費 、受 託 研 究 費 、寄 付 金 を 合 わ せ て 年 間 平 均 3,000 万 円 以 上 、 ま た 一 人 当 た り に し て 平 均 150 万 円 以 上 の 外 部 資 金 の 導 入 が あ り 、 農 -6-5- 茨城大学教育学部・教育学研究科 分析項目Ⅰ.Ⅱ 学研究分野としては適切な獲得状況であるといえる」 ・ 比較的小さな組織の割には活発に研究活動を行っていることを高く評価します」 「 分析項目Ⅱ 研究成果の状況 (1 )観 点 ご と の 分 析 観 点 6 - 2 - 1 研 究 成 果 の 状 況 (大 学 共 同 利 用 機 関 、 大 学 の 全 国 共 同 利 用 機 能 を 有 す る 附 置 研 究 所 及 び 研 究 施 設 に お い て は 、共 同 利 用・共 同 研 究 の 成 果 の 状 況 を含めること。) (観 点 に 係 る 状 況 ) 1 ( 論 文 等 研 究 発 表 の 成 果 状 況 ) 論 文 等 の 研 究 成 果 の 公 表 に よ り 、 平 成 16 年 度 ~ 19 年 度 に は 合 計 19 件 の 学 会 賞 、 会 論 文 賞 、 た は 学 会 大 会 発 表 賞 を 受 賞 し た 資 料 6-2-1-1: 学 ま ( 平 成 16~ 19 年 度 に 受 賞 し た 学 会 賞 及 び 学 会 論 文 賞 の 名 称 ) そ の 内 容 は 、 研 究 領 域 生 。 3 ( 物生産科学、資源生物科学、地域環境科学)にわたるものである。 ( 資 料 6-2-1-1: 平 成 16~ 19 年 度 に 受 賞 し た 学 会 賞 及 び 学 会 論 文 賞 の 名 称 ) 年 度 (平 成 ) 学 会 賞 及 び論 文 賞 の名 称 16 農 業 土 木 学 会 ・論 文 奨 励 賞 日 本 農 芸 化 学 会 ・農 芸 化 学 奨 励 賞 農 業 土 木 学 会 ・研 究 奨 励 賞 日 本 農 業 経 済 学 会 賞 ・奨 励 賞 第 15 回 尾 中 郁 夫 ・家 族 法 学 術 奨 励 賞 日 本 育 種 学 会 ・奨 励 賞 日 本 農 業 経 済 学 会 賞 ・奨 励 賞 日 本 農 芸 化 学 会 ・英 文 誌 論 文 賞 日 本 作 物 学 会 ・論 文 賞 日 本 植 物 工 場 学 会 ・学 術 会 長 賞 17 農 業 土 木 学 会 2005 年 度 国 際 誌 ・論 文 賞 日 本 微 生 物 生 態 学 会 大 会 ・ポスター発 表 賞 18 日 本 植 物 病 理 学 会 ・学 会 賞 日 本 植 物 工 場 学 会 ・学 術 賞 日 本 植 物 病 理 学 会 大 会 ・学 生 優 秀 発 表 賞 19 日 本 雑 草 学 会 ・ベストポスター発 表 賞 日 本 農 作 業 学 会 ・学 術 賞 日 本 農 作 業 学 会 ・学 術 奨 励 賞 日 本 畜 産 学 会 ・ Animal Science Journal Excellent Paper Award ( 出 典 : 茨 城 大 学 農 学 部 自 己 点 検 評 価 書 (2006)等 ) 2(受託研究と共同研究での成果状況)報道での紹介または競争的資金の獲得に至った研 究 成 果 と し て 44 件 の 研 究 が あ げ ら れ る ( 資 料 6-2-1-2: 受 託 研 究 と 共 同 研 究 で の 成 果 状況) 。 -6-6- 茨城大学農学部・農学研究科 分析項目Ⅱ ( 資 料 6-2-1-2: 受 託 研 究 と 共 同 研 究 で の 成 果 状 況 ) 1) 報 道 で の 紹 介 に 至 っ た 研 究 例 ( か っ こ 内 は 報 道 年 月 日 と 掲 載 紙 等 ) ① メロン「つる割 病 」簡 易 判 定 法 の開 発 (2004/08/01、日 本 農 業 新 聞 ) ② 除 草 剤 散 布 機 の開 発 (2005/06/15、日 本 農 業 新 聞 ) ③ 高 品 質 な畜 産 物 として、低 コレステロール卵 を生 産 する技 術 の開 発 (2006/08/21、NHK) 2 ) 競 争 的 資 金 の獲 得 に至 った研 究 例 (かっこ内 は外 部 資 金 の契 約 先 ) ① ケラチンを栄 養 源 として生 育 する糸 状 菌 におけるケラチンで誘 導 される遺 伝 子 の発 見 (農 林 水 産 省) ② 水 素 酸 化 細 菌 由 来 の高 安 定 性 ヒドロゲナーゼを燃 料 電 池 触 媒 として利 用 する研 究 (NEDO プロジ ェクト) ③ 食 欲 シグナルを仲 介 している物 質 がマロニル-CoA であることの同 定 (バイオインダストリー協 会 ) ④ 農 法 が土 壌 生 物 多 様 性 と生 態 系 サービスに与 える影 響 の解 析 (環 境 省 ) ⑤ 宇 宙 環 境 及 び擬 似 火 星 環 境 における微 生 物 生 態 系 の構 築 に関 する研 究 ((財 )宇 宙 フォーラム) ⑤ メタン発 酵 残 さ(液 肥 )の農 地 還 元 に関 する研 究 ((社 )地 域 資 源 循 環 技 術 センター) ⑥ 植 物 エキスの動 物 における生 理 作 用 に関 する研 究 (国 内 機 関 ) ⑦ 炭 化 物 を活 用 した硝 酸 態 窒 素 除 去 技 術 の開 発 ((独 ) 農 業 ・食 品 産 業 技 術 総 合 研 究 機 構 ) ⑧ 土 浦 地 域 の広 域 農 村 総 合 整 備 基 本 調 査 にかかる研 究 助 成 (有 限 責 任 中 間 法 人 東 京 農 業 大 学 出版会) ⑨ 摂 取 しやすい新 規 な機 能 性 キノコ飲 料 の開 発 ((独 )食 品 総 合 研 究 所 、茨 城 県 ) ⑩ 建 設 機 械 における環 境 システム技 術 の基 礎 研 究 (日 立 建 機 ㈱) ⑪ 膝 関 節 靭 帯 再 建 用 ・術 中 燐 酸 カルシウムコーテイングシステム(企 業 ) ⑫ 熱 ショックを利 用 した農 作 物 の病 害 抵 抗 性 誘 導 技 術 の開 発 と応 用 (JST) ⑬ 群 落 内 局 所 送 風 装 置 を用 いた施 設 野 菜 省 エネ・減 農 薬 ・生 育 改 善 (農 林 水 産 省 ) ⑭ 食 品 系 副 産 物 を利 用 した農 業 資 材 の開 発 と機 能 性 農 作 物 の創 出 (生 物 系 特 定 産 業 技 術 研 究 支 援 センター) ⑮ 乳 酸 産 生 セルロース分 解 菌 の探 索 (トヨタ自 動 車 ) ⑯ 西 南 暖 地 における Dark-septate endophytic fungi(DSE)の採 集 とその生 態 解 明 (農 業 生 物 資 源 ジーンバンク) 3 ) 地 域 連 携 の研 究 例 (かっこ内 は連 携 機 関 名 ) ① ブルーベリー及 びヤマノイモ類 における SSR マーカーの開 発 (群 馬 県 農 業 技 術 センター) ② 精 神 科 デイケアにおける園 芸 療 法 ・活 動 のプログラム開 発 と実 践 -リハビリテーション医 療 学 と農 学 の連 携 -(茨 城 県 立 医 療 大 学 ) ③ 分 子 育 種 技 術 を利 用 した耐 塩 性 に優 れた作 物 の開 発 (国 内 機 関 ) ④ 分 子 生 物 学 的 手 法 のニホンナシ育 種 への応 用 に関 する研 究 (茨 城 県 農 業 総 合 センター生 物 工 学研究所) ⑤ 天 敵 誘 引 植 物 を用 いたイチゴのアブラムシ生 物 的 防 除 体 系 の確 立 の開 発 (埼 玉 県 農 林 総 合 研 究 センター) ⑥ トランスジェニックカを用 いたハマダラカ-マラリア原 虫 の寄 生 適 応 性 の解 明 (自 治 医 科 大 学 ) ⑦ 快 適 性 に配 慮 した家 畜 飼 育 管 理 における評 価 法 の開 発 に向 けた調 査 研 究 (豚 )(東 北 大 学 ) ⑧ ホウレンソウに対 する微 生 物 資 材 「SRレンジャー」の施 用 効 果 確 認 試 験 (㈱イバラキテイスト) ⑨ 葉 菜 類 における液 状 マルチ利 用 技 術 の開 発 研 究 (長 野 県 野 菜 花 き試 験 場 、㈱テルナイト) ⑩ 中 長 期 緩 効 性 肥 料 「スマイルロング」の肥 効 試 験 (トモエ化 学 工 業 ㈱) ⑪ トマト一 段 密 植 栽 培 における高 温 期 の安 定 生 産 技 術 (野 菜 茶 業 研 究 所 ) ⑫ トマト,キュウリの養 液 土 耕 栽 培 技 術 の開 発 (愛 知 県 総 合 農 業 試 験 場 ) ⑬ 根 部 エンドファイトによるメロンつる割 病 防 除 剤 の開 発 (茨 城 県 農 業 総 合 センター) 4 )国 際 共 同 研 究 の例 (かっこ内 は共 同 研 究 事 業 または機 関 名 ) ① 国 際 河 川 メコンの水 利 用 ・管 理 システム(CREST、水 の循 環 系 モデリングと利 用 システム) ② インドネシア「開 発 に伴 う環 境 変 化 と環 境 保 全 に関 する研 究 」(JSPS 拠 点 大 学 交 流 事 業 ) ③ 植 物 抽 出 物 による乳 癌 細 胞 抑 制 (Washington State University) -6-7- 茨城大学農学部・農学研究科 分析項目Ⅱ ④ Tetranychus kanzawai と T. hydrangeae の分 類 学 的 関 係 (Nuevo Leon University、Mexico) ⑤ Tetranychus evansi と T. takafujii の分 類 学 的 検 討 (CBGP & INRA, France; ICIPE, Kenya; ICAIA, Canary Isl.& UPV, Spain; TARI, Taiwan; UFV, Brasil) ⑥ 耐 熱 ・耐 酸 素 性 ヒドロゲナーゼの安 定 化 機 構 の解 明 に関 する研 究 (Humboldt 大 学 (ドイツ)、 Campus 自 由 大 学 (スペイン)) ⑦ 熱 帯 泥 炭 地 帯 におけるサゴヤシの生 育 ・収 量 と微 量 要 素 (インドネシア等 ) ⑧ 三 宅 島 2000 年 噴 火 の土 壌 微 生 物 生 態 系 への影 響 評 価 (Louisiana State University, USA; The University of Montana, USA) 5 )特 許 の取 得 または申 請 に至 った研 究 例 ① 低 温 細 菌 由 来 の新 規 プラスミド pPS1M2 およびその誘 導 体 で特 許 を取 得 ② 農 業 用 熱 ショック処 理 装 置 の開 発 で特 許 を取 得 ③ 未 利 用 の大 豆 ホエイタンパク質 からアンジオテンン変 換 酵 素 阻 害 ペプチドを発 見 し、血 圧 低 下 作 用 を持 つペプチドとして国 際 特 許 を申 請 ④ ローヤルゼリータンパク質 から抗 酸 化 性 ペプチドを発 見 し、活 性 酸 素 により引 き起 こされる生 活 習 慣 病 や老 化 の予 防 に応 用 できる食 品 あるいは化 粧 品 成 分 として特 許 申 ( 出 典 : 茨 城 大 学 農 学 部 自 己 点 検 評 価 書 (2006)等 ) ( 2 )分 析 項 目 の 水 準 及 び そ の 判 断 理 由 (水 準 ) 期 待 さ れ る 水 準 に あ る 。 (判 断 理 由 ) 平 成 18 年 度 に 開 催 し た 外 部 評 価 委 員 会 ( 4 名 の 外 部 評 価 委 員 の 構 成 ) で は 、 期 待 さ れ る 水 準 に 相 当 す る 評 価 を 受 け た( 別 添 資 料 、外 部 評 価 報 告 書 ) 。評 価 委 員 の 講 評 は 以 下 の 通 りである: ・ 学術的、応用的研究について言えば、質量とも高い評価を与えることができる。特 「 に 、従 来 行 っ て き た 研 究 の 継 続 、伝 統 は 十 分 に 維 持 拡 大 さ れ て い る と 考 え ら れ る 。地 域 に密着した課題に関する研究において顕著である。、 研究活動の活発で多くの価値あ 」「 る 成 果 を 生 ん で い る こ と は 、教 員 が 学 会 賞 等 を 多 く 受 賞 し て い る こ と に 現 れ て い る 。他 の大学に比べて受賞数は多いのではないかと思われる。 」 ・ 最 近 3 年 間 で 19 本 の 学 会 賞 、論 文 賞 を 獲 得 し て い る が 、こ れ も 教 員 数 と の 比 較 で は 「 高い数字であると思われ、研究活動の活性化を示すものである。 」 ・ 近隣に農林水産省の農林研究団地、筑波大学など、国立の農学研究関係施設が多数 「 設 置 さ れ て い る 立 地 条 件 に も か か わ ら ず 、茨 城 大 学 農 学 部 の 特 色 を 出 し て 研 究 を 推 進 し 、 多くの優れた論文等が発表されていることは評価に値する。 」 -6-8- 茨城大学農学部・農学研究科 Ⅲ 質の向上度の判断 ①事例1「新属・新種の水素酸化細菌 Hydrogenovibrio 属に関する研究」(分析項目Ⅱ) (質の向上があったと判断する取組) 西原宏史准教授は、海水から水素酸化細菌を分離し、新属新種の細菌として記載した。これは、中温 性を有する偏性独立栄養性水素酸化微生物としては世界で初めての分離である。その功績により、微生 物分類同定の国際標準マニュアルである”Bergey's Manual of Systematic Bacteriology”の改訂第2 版出版に際しては、Hydrogenovibrio 属細菌の分離および新属提唱者として、編集委員会(Bergey’s Manual Trust; 代表編集者 George M. Garrity)より執筆を依頼された。さらに、本細菌が有する高安 定性ヒドロゲナーゼを燃料電池触媒として利用する研究を展開し、有望な燃料電池触媒として、㈱トヨ タ自動車からの受託研究、NEDO プロジェクトでの採択などに結びついている。 ②事例2「ペプチジルアルギニンデイミナーゼに関する研究」(分析項目Ⅱ) (質の向上があったと判断する取組) 高原英成教授は、新しいタンパク質修飾酵素、ペプチジルアルギニンデイミナーゼを発見して研究を 進めてきた。最近の成果として、ヒト peptidylarginine deiminase type IV(PAD4)は、生理的には 免疫担当細胞の核内においてエストロゲン誘導遺伝子の発現調節領域のメチル化ヒストンを脱メチル 化しその発現を抑制することを明らかにした。病理的には PAD4 の異常な発現が慢性関節リウマチの発 症に関わっていることが明らかにされているため、その結果を記載た高原教授らの論文は、内分泌学 領域では世界の学会誌トップジャーナル(IF=6, 2005 年版)に極めて早いスピードで受理された。そ の論文の重要性は、発表後半年にも拘わらず引用件数がすでに 50 編を越えていることからもうかがえ る。本研究をさらに発展させることにより、慢性関節リウマチの発症機構の解明と予防・治療法の開発 が可能となることが期待されている。 ③事例3「霞ヶ浦流域の窒素排出負荷に関する研究」(分析項目Ⅱ) (質の向上があったと判断する取組) 霞ヶ浦の水質汚濁の調査研究に関しては、1981 年度に「霞ケ浦の水質汚濁に関する研究」で日本農 学賞の受賞に至ったが、その後も、研究の展開を図ってきた。その一連の成果は、中曽根英雄教授の学 会賞(2004 年度農業土木学会学術賞)と沢田賞(2005 年度)の受賞や加藤亮准教授の論文賞(2004 年 度農業土木学会)の受賞に結びついている。また、小松崎将一准教授は、 「カバークロップを利用した 農作業システムに関する研究」を展開し、カバークロップが畑地からの地下水への窒素負荷を防ぐ農法 であることを示した。その成果は、平成 19 年度日本農作業学会学術賞の受賞に至っている。 -6-9- 15 整理番号 - 6 学部・研究科等を代表する優れた研究業績リスト(Ⅰ表) 法人名 学部・研究科名 茨城大学 農学部・農学研究科 1.学部・研究科等の目的に沿った研究業績の選定の判断基準(200字以内) 農学部と農学研究科の研究目的は、生命科学と環境科学を含む農学の領域で知的財産の増大に貢献する水準の高い学 術研究の推進である。その判断基準は、当該領域のトップジャーナルに掲載された論文の研究、当該領域を代表する 総説や著書の執筆依頼を受けるに至った研究、学会賞の受賞に結びついた研究、我が国の戦略的研究推進テーマに貢 献する業績の研究、社会的な重要性が指摘された研究等である。 2.選定した研究業績リスト 研究業績の 分析結果 No 研究業績名 “Studies into biocontrol technology and development of genetic control technology for 15 6 1001 plant diseases”, Journal of General and Plant Pathology 細目 番 号 学術的 意義 社会、経 済、文化 的意義 重複して選定した研究業績 業績番号 (重点的に 取り組む 領域) 業績番号 (他の組織) 6004 S 6102 S Estrogen-enhanced Peptidylarginine Deiminase Type IV Gene (PADI4) Expression in MCF-7 Cells Is 15 6 1003 Mediated by ERalpha-promoted Transfactors AP-1, NF-Y and Sp1,Molecular Endocrinology 6103 S 15 6 1004 エクセルで農業青色申告、農文協出版 6401 Nitrogen transport and transformation in packed 15 6 1005 soil columns from paddy fields,Paddy Water Environment 6502 S 15 5 2001 15 6 1006 流域水質管理に向けた物質循環評価システムの開発、農 6502 業土木学会論文集 S 15 5 2002 15 2 2007 15 6 1007 流域レベルでの水田の窒素除去量評価に関する研究、水 6502 環境学会誌 S 15 5 2003 15 6 1008 オカボ栽培でのカバークロップの利用と耕うん方法が土 6502 壌物理性に及ぼす影響,農作業研究 S 15 6 1002 1009 1010 1011 1012 1013 Bergey's Manual of Systematic Bacteriology, The Williams & Wilkins Co., Baltimore 15 2 2006 S 共同 利用 等 研究業績の 分析結果 No 1014 1015 1016 1017 1018 1019 1020 1021 1022 1023 1024 1025 研究業績名 細目 番 号 学術的 意義 社会、経 済、文化 的意義 重複して選定した研究業績 業績番号 (重点的に 取り組む 領域) 業績番号 (他の組織) 共同 利用 等 業績番号(学部・研究科等) 15-6-1001 業績番(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 農学部・農学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 農学 細目番号 6004 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Katsumi Akutsu, “Studies into biocontrol technology and development of genetic control technology for plant diseases”, Journal of General and Plant Pathology, 72, 396-399, 2006 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 本研究は環境負荷の軽減化を念頭においた有効かつ持続的な防除法を構築するための研究である。バイオ コントロールの実用化を推進するために有用な微生物の探索とその利用ならびに有用形質を付加した組換え 微生物の作出に関する研究と、従来の真性抵抗性依存型の交雑育種に代わり遺伝子工学的手法を用いて圃場 抵抗性を導入した持続性の高い抵抗性品種の作出に関する研究から、新たな病害防除法の構築に寄与する技 術を考案した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、国際学術誌である J Gen Plant Pathol に掲載されたものである。この研究は、環境負荷の軽減 化を念頭においた有効かつ持続的な防除法を構築するための一連の研究として、独立行政法人農業生物資源 研究所、同農業環境技術研究所、茨城県生物工学研究所、民間企業など複数の研究機関と共同で取り組んで きた研究である。著者はその研究業績により平成 18 年度の日本植物病理学会学会賞を受賞した。この研究を 通して、従来行われてきた植物病害防除法で顕在化した環境汚染、薬剤耐性、抵抗性品種の高度罹病化など の問題点を解消しうる新たな防除法を構築するための技術を提供する応用面での貢献とともに、その過程で 得られた病害抵抗性や病原性の機構解明に繋がる情報を提供することで学術面においても寄与していると判 断された。 業績番号(学部・研究科等) 15-6-1002 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 農学部・農学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 農芸化学 細目番号 6102 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Nishihara, H. Genus III Hydrogenovibrio Nishihara, Igarashi and Kodama 1991b, 132VP. Bergey's Manual of Systematic Bacteriology (2nd edn.), The Williams & Wilkins Co., Baltimore, 2 巻, 188-189 頁, 2005 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 新属が提唱された水素酸化細菌である Hydrogenovibrio 属細菌について、その詳細を記述した。微生物分類同定の 際に参照される生理的・代謝的な特徴、培養方法と自然界からの分離法、菌体脂肪酸組成や DNA の GC 含量等の化 学分類学的データ、16SrRNA 遺伝子および炭酸固定酵素であるリブロースビスリン酸カルボキシラーゼ遺伝子の配 列による系統解析等が記載されている。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 微生物分類同定の国際標準マニュアルである”Bergey's Manual of Systematic Bacteriology”の改訂第 2 版出 版に際して、編集委員会である Bergey’s Manual Trust(代表編集者 George M. Garrity)より執筆を依頼された。 筆者は Hydrogenovibrio 属細菌の分離および新属提唱者として、本属の記載を担当した。 Bergey's Manual は米国微生物学者会議(現・米国微生物学会)が 1923 年に”Bergey's Manual of Determinative Bacteriology”を発行したのが初版となり、 分類学の発展と共に改訂が繰り返され、 1994 年には第 9 版が発行され た。 さらに近年の 16SrRNA 遺伝子のデータベース発展に伴い、 系統的階層によって整理された”Bergey's Manual of Systematic Bacteriology”が編集され、第 2 版が発行されている。 本菌は安定性と触媒活性に優れた水素酸化酵素をもつことから、水素エネルギー関連分野での利用が期待され る。本菌の研究から 5 件の特許申請を行っており、現在、燃料電池触媒への利用について企業との共同研究を進め ている。 業績番号(学部・研究科等) 15-6-1003 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 農学部・農学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 農芸化学 細目番号 6103 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Sijun Dong, Zilian Zhang, and Hidenari Takahara、Estrogen-enhanced Peptidylarginine Deiminase Type IV Gene (PADI4) Expression in MCF-7 Cells Is Mediated by ERalpha-promoted Transfactors AP-1, NF-Y and Sp1、 ・ Molecular Endocrinology、21、1617-1629、2007. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) ヒト peptidylarginine deiminase type IV(PAD4)は、生理的には免疫担当細胞の核内においてエストロゲン誘導遺伝子の発 現調節領域のメチル化ヒストンを脱メチル化しその発現を抑制する。一方、病理的には PAD4 の異常な発現が慢性関節リウマ チの発症に関わっている。本論文では、最新の分子生物学的手法を用い、世界で初めてヒト PAD4 遺伝子の基本的発現調節領 域と基本転写因子を解明した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入てください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は内分泌学領域、同領域の中でもとりわけ審査基準が厳しく世界的に最も権威のある学会誌 Molecular Endocrinology(インパクトファクタ- = 6.0, 2005 年版)に発表された研究である。投稿から約2ヶ月の早さで On line 上で発表されるなど注目を受けた研究であり、引用件数も 2008 年3月時点で 50 編を越えている。本研究 に関し、来年に開催される PAD に関する国際シンポジウム(6月、大阪、近畿大学医学会主催)の特別講演として の発表が依頼されているように、本研究は国内外の関連分野の研究者から重要視されている。 業績番号(学部・研究科等) 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 15-6-1004 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 学部・研究科等名 農学部・農学研究科 農業情報学 分科名 農業経済学 細目番号 6401 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 塩 光輝、エクセルで農業青色申告、農文協出版、p1-216、2004 年 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 複式簿記による青色申告をエクセによって簡易に実行できる会計システムを独自に開発し、その使用方法と会計 処理の実務について詳細な解説を行った著書であり、農文協から出版された。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある ○ S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本書は、複式簿記に不慣れな農業者の青色申告をサポートするための実務書である。エクセルで実行できる独自 に開発された会計システムを搭載し、かつ会計の原理と手法を詳細に解説しているため、だれもが簡単に会計諸帳 簿を作成できる内容となっている。とくに複式簿記の自動入力機能や仕訳サポート機能に独自の工夫がされてお り、また消費税や経営シミュレーションにも対応している。このため 2004 年の出版以来、全国の農業者や農業関 連組織から大変な好評を得ることができ、 出版直後の 2005 年1月 30 日付日本農業新聞発表 「農業書ベストセラー 月刊ランキング」で第1位となった。また、本書と付属ソフトを使用した会計講習会が三重県のJAいがほくぶ、 岩手県花巻普及センター、福島県いわき市、茨城県農業大学校などをはじめとしてJAや農業改良普及組織および 市町村主催数多く開催され、本書の発行部数も2万部を超え、第5版を数えるに至っている。また、本書に対す る読者からの感謝のメールや質問も年間 500 通を超え(例えば、兵庫県の小野田さんからの「うまくできました。 シンプルでわかりやすいソフトが見つかり喜んでいます」というメールや、北海道農業改良普及センターの安田さ んからの「仕訳記録の摘要欄を勘定元帳に反映させたいがどうすればよいか」といった質問など) 、その関心の高 さ、反響の大きさを測ることができる。これらの質問には、メールで本人に回答をするほか、本会計システムのH Pによって全国の読者も閲覧できるよう対応を図っている。また、税制の改正等に対応して会計システムのバージ ョンアップを数回実施しており、常に最新のバージョンをHPからダウンロードできるサポートも行っている。 業績番号(学部・研究科等) 15-6-1005 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 農学部・農学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 農業工学 細目番号 6502 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 Hideo Nakasone, Muhammad Akhtar Abbas, Hisao Kuroda,Nitrogen transport and transformation in packed soil columns from paddy fields, Paddy Water Environment, Vol.2, 111-124, 2004. 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 水田や湿地の浸透過程における窒素の形態変化は、土壌・水・微生物の複雑な相互作用による現象であるため、 あまり研究されてこなかった。そこで、水田土壌を降下浸透する窒素が土壌の好気・嫌気条件における形態変化に ついて検討を行った。我々は、硝化・脱窒・有機化過程を考慮した、土壌特定深度における硝酸態窒素・アンモニ ア態窒素濃度を計算するモデルを提案した。このモデルで硝酸態窒素の各深度における濃度を計算した結果は、土 壌カラムを使った各深度の観測値と良く一致した。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、Journal of International Society of Paddy and Environment Engineering に掲載され、国際水田・ 水環境学会・沢田賞が授与されたものである。本誌は国際水田・水環境学会が Springer から出版している国際雑 誌で、1年間に掲載された論文(全 28 編)の中から毎年3件が論文賞として選定されている。さらに、3件の論 文の中で最も優れた論文に、この澤田賞が授与される。沢田賞は、沢田敏男氏(元京大総長)が 2004 年度創設し た。 本国際学会は 2003 年に新設され、インパクトファクターは現在申請中であるとの回答を学会より受けている。 業績番号(学部・究科等) 15-6-1006 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 農学部・農学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 農業工学 細目番号 6502 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 加藤亮、黒田久雄、中曽根英雄、流域水質管理に向けた物質循環評価システムの開発、農業土木学会論文集、232 号 pp.59-66 (2004) 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 霞ヶ浦では、水質浄化対策として窒素負荷の削減が課題となっている。本研究は、霞ヶ浦の流域の一つで農業・畜 産が盛んな山田川を対象に、窒素負荷の長期シミュレーションのための土地利用別水質タンクモデルを構築し、窒 素負荷削減対策シナリオの効果を定量的に比較することを目的とした。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 地域環境工学の中で水環境再生工学専門分野は、霞ヶ浦流域、中でも農地からの汚濁負荷の流出に関し、我が国の 中でも先端的な研究を推進してきた。2007 年茨城県は、第5次霞ヶ浦水質保全計画を策定し公表した。その中で 霞ヶ浦流域において盛んな畜産業からの窒素負荷が霞ヶ浦に流入することが指摘された。 そのため、 茨城県は 2005 年 11 月に畜産業における糞尿処理で、素堀貯留池からの流出に規制を掛け、素堀貯留池を原則禁止の処置を講じ た。このような規制を行うための基礎資料として本研究成果が利用されている。このように、茨城県の行政に利用 されていることで社会的にも大きな貢献を果たしている。さらに、本研究成果は、湖沼法の改正に当たって重要な 資料としても利用された。このような霞ヶ浦流域における研究の重要さから、本論文は、16年度農業土木学会論 文集に掲載され、高い評価を受けた。それによって、16年度農業土木学会論文賞を受賞した。 業績番号(学部・研究科等) 15-6-1007 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 農学部・農学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 農業工学 細目番号 6502 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 中曽根英雄、山本富久、黒田久雄、加藤亮、流域レベルでの水田の窒素除去量評価に関する研究、水環境学会誌, 27(10) pp.665-670 (2004) 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を述してください。(200 字以内) 霞ヶ浦流域内の小農業集水域からの水質汚濁負荷量の挙動について調査・研究を行った研究である。畑地からの窒 素の流出負荷はかなり大きいこと、しかし下流に水田があると、そこでの脱窒により窒素は低減することなどを明 らかにした。そして、畑からの窒素流出は土壌内に蓄積されている量を把握しなければ、正確な流出量は求められ ないことなどを明らかにした。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつつ説 明してください。(500 字以内) 本論文は、水環境学会誌に掲載されたものである。この研究は、農村地域の水質汚濁とその保全に関する一連の研 究として地域環境工学、水環境再生工学専門分野において取り組んできた研究であり、これ以前に約20の論文が 農業土木学会論文集等に掲載された。それにより農業土木学会学術賞を受けた。本論文は、その一部をなす論文で ある。この研究を通して、長期の流出における各種水質項目の流出挙動が明らかになり、それまで考えられていた 流出の挙動とは異なることが明らかになった。この成果は、農業土木学会が出版した「水質入門」に取り上げられ、 農業土木分野の大学教育や技術者教育に生かされている。 よって、 農村地域の水質保全に大きく寄与するとともに、 広く社会貢献していると判断される。 業績番号(学部・研究科等) 15-6-1008 業績番号(重点的に取り組む領域) 業績番号(他の組織) 研究業績説明書(Ⅱ・Ⅳ表) 法人名 茨城大学 学部・研究科等名 農学部・農学研究科 重点的に取り組む領域名 共同利用・共同研究 分科名 農業工学 細目番号 6502 1.研究業績(氏名、論文タイトル、雑誌名、巻、ページ、掲載年等)を記載してください。 牟英輝・小松崎将一・森泉昭治・辜松・荒木肇・平田聡之,オカボ栽培でのカバークロップの利用と耕うん方 法が土壌物理性に及ぼす影響,農作業研究, 42, 1, 11-20, , 2007 2.研究業績の該当区分を○で囲んでください。 1) 論文 (a.単著 b.共著) (ア.原著論文 イ.総説 2) 著書 (a.単著 b.共著) 3) 創作活動に基づく業績 4) 特許 5)その他 ウ. アイに該当せず) 3.要旨を記述してください。(200 字以内) 本研究は、我が国の畑作および水田作にカバークロップを積極的に導入することで、作物生産改善および土 壌環境改善に寄与する持続性の高い農作業システムの確立を目指して、総合科学的視点から精力的に検討を 行ったものである。 4.研究業績の該当する事項を選択してください。(下記4つの枠のうち一つに○を記入してください。) 1)学術的意義 2)社会、経済、文化的意義 SS:当該分野において、卓越した水準にある ○ SS:社会、経済、文化への貢献が卓越している S:当該分野において、優秀な水準にある S:社会、経済、文化への貢献が優秀である 5.上記4において「SS」又は「S」と判断した理由を第三者による評価結果や客観的指標等の根拠を示しつ説 明してください。(500 字以内) 本成果および他の 6 編の論文を合わせて平成 19 年度の日本農作業学術賞として受賞した。また研究資料、 特集記事、海外研究報告として掲載された。これらの一連の研究は、農作業学、農業機械学、土壌学、作物 栽培学、雑草学、土壌生物学および有機農業学などの視点から、カバークロップ利用に関して総合科学的に 検討を進め、研究成果の適応性も提示しており、持続的農業確立のためにカバークロップを導入した農作業 システム研究に先鞭をつけたものである。これらの成果は、日本農作業学会が目的とする農作業の合理化技 術の改善等に大きく寄与する実践的な研究として学術的な価値もきわめて高く、日本農作業学会学術賞を受 賞しており、国内外の研究と比しても優秀な水準にある。 (別紙様式3) 学部・研究科等の現況調査表(研究) 正誤表 茨城大学人文学部・人文科学研究科 頁数・行数等 誤 正 1 研究 1-8・26 行 準教授 准教授 2 研究 1-11・6 行 一般への等への 一般等への (別紙様式3) 学部・研究科等の現況調査表(研究) 正誤表 茨城大学教育学部・教育学研究科 頁数・行数等 1 誤 正 研究 2-5・13 行 (資 研究業績の公表 研究業績を公表 料を除く) 2 研究 2-8・5 行 研究分野は多様性 研究分野は多様 3 研究 2-9・29 行 実験機器に使用法 実験機器の使用法 (別紙様式3) 学部・研究科等の現況調査表(研究) 正誤表 茨城大学理学部 頁数・行数等 1 誤 正 研究 3-11 25 行 ・ (資 (株)バイオケモフォトニクス (株)バイオフォトケモニクス 料を除く。 ) (別紙様式3) 学部・研究科等の現況調査表(研究) 正誤表 茨城大学理工学研究科 頁数・行数等 1 誤 正 研究 5-6・29 行 (株)バイオケモフォトニクス (株)バイオフォトケモニクス (別紙様式3) 学部・研究科等の現況調査表(研究) 正誤表 茨城大学農学部・農学研究科 頁数・行数等 誤 正 化粧品成分として特許申 化粧品成分として特許を申請 「研究活動の活発で 「研究活動が活発で 研究 6-8・ 1 資料 6-2-1-2 :受託 研究と共同研究で の成果状況 5) 特 許 の 取 得 ま たは申請に至った 研究例の④・2 行 研究 6-8・ 2 10 行 ( 資 料 を 除 く。) ...
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